一球さん
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

都電の車両については「東京都交通局6000形電車 (軌道)」をご覧ください。

一休さん」とは異なります。

一球さん
ジャンル野球漫画
漫画
作者水島新司
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
発表期間1975年21号 - 1977年52号
巻数単行本:全14巻
文庫本:全8巻
アニメ
キャラクターデザイン本多敏行富永貞義
音楽丸山雅仁、荒木とよひさ
アニメーション制作シンエイ動画
製作フジテレビ日本アニメーション
放送局フジテレビ系列
放送期間1978年4月10日 - 10月23日
話数全26話
テンプレート - ノート

『一球さん』(いっきゅうさん)は、水島新司による日本野球漫画1975年から1977年まで『週刊少年サンデー』で連載された。
概要

巨人学園高校野球部に突然入部してきた男、真田一球(さなだ いっきゅう)。彼は実は忍者の子孫であり、驚異的な身体能力を持つが、なんと野球のことをまったく知らないのだった。破天荒な彼のプレーが、巨人学園に大波乱を巻き起こす。

本作は『男どアホウ甲子園』の直接の続編。前作終了から一ヶ月で連載がスタートした。時系列的には藤村甲子園の南波高校時代から7年後で、豆タンこと岩風五郎が巨人学園の監督として登場しているほか、藤村甲子園や丹波左文字、甲子園の弟である球二と球三も登場する。一部のキャラクターや設定を前作から引き継いでいるが、本作は形式的な原作者(ストーリー作成に協力した佐々木守)は立てずに水島のオリジナルストーリーとなっている。

大甲子園』では巨人学園が再登場し、明訓高校と対戦している。2005年には『ドカベン スーパースターズ編』で真田一球と呉九郎が東北楽天ゴールデンイーグルスに入団、再々登場した。その続編にあたる『ドカベン ドリームトーナメント編』では、堀田三吉と花園章太も再登場した。一方、同作では岩風五郎と藤村甲子園は、現役時代の年齢と容姿に若返って阪神タイガースの選手として登場し、真田たちとも直接絡んでいないため、半ばパラレルワールド化(『男どアホウ甲子園』の物語が昭和後期から平成中期にずれ、かつ藤村が165kmの速球を投げて選手生命を終えず、岩風が母の介護のために現役を引退せず、巨人学園の監督にも当然就任していない〈原島が真田を指導した後、監督を託した可能性がある〉世界に分岐)されている。

冒頭で、巨人学園野球部にスカウトされて転校してきた主要キャラクター「三球士」は、「三銃士」に由来している。
登場人物

この節の加筆が望まれています。

巨人学園高校
選手
真田一球(さなだ いっきゅう)
声 - 水島裕 主人公。右翼手三塁手投手ほか。右投右打。
呉九郎(くれ くろう)
声 - たてかべ和也 捕手外野手。一球の幼馴染。一球を追って上京し、巨人学園野球部に入部する。一球と同じく野球は全くの素人で、一球以上に野球のルールを知らない。語尾に「だーよ」と付けるのが口癖。頑丈な体を持ち、バットがうまく使えないので代わりに拳骨で守備練習のノックをする。料理が得意。『大甲子園』では山田太郎の影武者を演じるが技量的にはかなり及ばなかった。
大友俊(おおとも しゅん)
声 - 曽我部和行  投手。巨人学園のエース。一球入学当初は、プロも注目するエースで女生徒からも絶大な人気を誇っていた。能力は高かったが傲慢であり、しばしば自らピンチを招くことも多かった。また、精神的にも脆い部分が多々あった。野球素人の一球がもてはやされるのに嫌気が差し、「大友さんは僕の憧れです」と純粋に語る一球を疎ましく思っていた。「松竹梅地獄のクリーンナップ」との野試合でメッタ打ちを喫した後、すさんだ生活を送り、咎めに来た一球をドスで刺そうともする。神宮大学附属高校との対戦後に自分のプライドのために、校歌斉唱に参加せず、姿を消す。また他のレギュラーと共に、岩風監督が開いた地方予選の優勝後の祝勝会に参加せず、岩風監督排除のために野球部の退部届まで書いたため、新監督に指名された一球に追放処分された。一球以外の主力不在のまま出場した夏の甲子園大会の対南波高校戦、あと一歩で勝利を逃した試合を観戦し愕然。自分さえいたら巨人学園が勝利できた事に気づき、野球キャリアを棒に振った愚かさを悟り、彼を裏切った事を後悔した。
堀田三吉(ほった さんきち)
声 - 古川登志夫中堅手二塁手。『大甲子園』では岩鬼正美の影武者で三塁手。このポジションではきわめて珍しい左投げ。「三球士」の一人。大阪市天王寺区出身。関西弁で話し、ヘルメットに刺した鳥の羽がトレードマーク。驚異的な俊足を誇る。試合中に賭けを持ちかけることもある。大友らとの確執で、一時野球部を辞めたが『大甲子園』で復部した。甲子園での一球の活躍を観て「銭カネ抜きでも一生懸命だ」と評していた。『大甲子園』では、酒に溺れていたところを五味に見付けられ、何とか試合に駆けつける。岩鬼への影武者作戦に対しては「堀田と岩鬼は元から同じ様な性格」として詳細は伝えておらず、また本人も意識してなかった。
司幸司(つかさ こうじ)
声 - 古谷徹 捕手。『大甲子園』では微笑三太郎の影武者で左翼手。「三球士」の一人。高知県出身。自分は女性にモテると自信があるようで、当初は女性との注目を一心に浴びていた大友にライバル心を燃やしていた。一軍と二軍の紅白戦および鬼桜男子高校戦で投手を務めた事もある。大友らとの確執で、一時野球部を辞めたが『大甲子園』で復部した。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef