一平くん
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一平くん
Ippei-kun
対象
日本愛媛県松山市
分類テレビ局のマスコットキャラクター
モチーフカエル
公式サイト ⇒http://ippei-kun.com/
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一平くん(いっぺいくん)は、カエルをモチーフとしたマスコットキャラクター

元々愛媛県の飲食店のキャラクターだったが、飲食店をクビになり長期の無職期間を過ごした。その後、2016年4月1日から2020年3月31日まで愛媛県のテレビ局・愛媛朝日テレビの広報大使(事実上のテレビ局のマスコット)を務めた。一方で、Jリーグ愛媛FCをはじめとしたサッカーに関連した“非公式”活動を中心に行っている。
概要

カエルのキャラクターだが、尻尾(もちろんオタマジャクシと同じ形)がある。衣装は基本的に前掛けのみで、基本の前掛けは紺地に白抜きで「○に一」のデザインだが、シチュエーションに応じて複数の前掛けを使い分ける。前掛けは普通に前に着用することも、背中に羽織ることもある。基本的に体色は緑色だが、サッカー日本代表の試合時などには青色で登場することもある。また、カンボジアンタイガーFC支援のためにオレンジの虎柄で登場したこともある。

元々は、愛媛県松山市に拠点を置く企業「あいさと」の展開する飲食店「ゆうゆう亭」(愛媛県伊予郡砥部町。2014年9月15日に閉店)のマスコットキャラクターであった。2009年頃にゆうゆう亭の店員が「食を提供する店の人間として、機械的に仕事をしていてはダメだ、楽しくやろう」というところから誕生させたもの[1]だが、後述のようにゆうゆう亭の枠を超えた活動が活発になったことで、2012年3月21日付けで「ゆうゆう亭」を“無断欠勤が続いた[2]ことにより解雇された”[3][4]という形になっており[注 1]、2016年に愛媛朝日テレビ広報大使のオファーが来るまでは、4年もの間一平くんの立場は「無職」の状態であった。

現在は「21世紀フロッグス」の名称で、東京都渋谷区のグッズ販売会社KDFが窓口となって活動をサポートしている。
愛媛FCの「準マスコット」

一平くんがゆうゆう亭の枠を超えた活動を行うきっかけになったのは、ゆうゆう亭が愛媛FCの公式スポンサーであった[注 2]ことから、愛媛FCホームゲームに出没するなど愛媛FCに関する活動を行うようになったのがきっかけである。なお、愛媛FCにはみかんをモチーフにした「オ?レくん」「たま媛ちゃん」「伊予柑太」という3体の公式マスコットキャラクターがおり、一平くんは愛媛FCの公式マスコットキャラクターではなく、愛媛FCの「熱烈サポーター」と位置づけられている[5]

特に注目を集めるきっかけとなったのが、2009年3月29日に行われたJ2第5節・愛媛FC対セレッソ大阪戦(ニンジニアスタジアム)である。この試合では「愛媛のゆるキャラ大集合!」と題して愛媛県内の団体・企業のキャラクターが一堂に会するイベントが行われ[6]、試合前に「ゆるキャラ100m走」が行われた。このレースに出場した一平くんは途中までトップを走っていたが、途中で肉離れを起こして失速し転倒、担架で運ばれることになる[7]。この模様の写真がJリーグ公式ファンサイト「J's GOAL」で一躍注目を集めるようになる[8]と、一平くんの肉離れに関して愛媛FCからプレスリリースが公開されたり[9]、愛媛FCの専属トレーナーによるリハビリの模様が公開される[10]、愛媛FCで一平くんのクラブ公式グッズを販売開始するなど、愛媛FCの「準公式マスコットキャラクター」としての活動を活発化させることになる。

以後、愛媛FCのホームゲームに頻繁に登場し、2010年以降は愛媛FCのホームゲームのみならずアウェーゲームにも招かれることも増え、イベントの度に「何らかの原因」で倒れ[注 3]、その都度担架で退場するという姿がお約束となっている。

2011年8月16日には川崎市とどろきアリーナ川崎新田ボクシングジムの興行の前座試合として「日本マスコット級タイトル決定戦(未公認)」と銘打ち川崎フロンターレのマスコット・ふろん太とボクシング対決を行ったが2R 2分59秒でKO負けを喫した[16]
愛媛FC関連以外での活動

上記の反響を受けて、愛媛FC関連以外の(主にサッカー関連の)活動も行っている。

2009年8月6日にはサッカーゲーム「Jリーグウイニングイレブン2009 クラブチャンピオンシップ」(コナミデジタルエンタテインメント)のプロモーションとして、一平くんがTSUTAYA エミフルMASAKI店にゲームを買いに行く様子がJ's GOALに特集ページとして掲載されている[17]。その後2013年からはコナミがGREEなどで提供しているアプリ「ワールドサッカーコレクション」のイベント「ワサコレサッカーパーク」の看板キャラクターに採用されている。

2011年12月に仙台市民球場で行なわれた「第4回ISBAブラインドサッカーアジア選手権」のゲストマスコットとして、ベガルタ仙台のマスコット・ベガッ太と共に参加している[18]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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