一つの大陸の物語シリーズ
[Wikipedia|▼Menu]

一つの大陸の物語シリーズ
ジャンル
冒険[1]ファンタジー[2]
小説:アリソン
著者時雨沢恵一
イラスト黒星紅白
出版社メディアワークス

その他の出版社
台湾国際角川書店
テウォンC&Aホールディングス

掲載誌電撃hp
レーベル電撃文庫
刊行期間2002年3月10日 - 2005年5月10日
巻数全4巻
小説:リリアとトレイズ
著者時雨沢恵一
イラスト黒星紅白
出版社メディアワークス

その他の出版社
台湾国際角川書店
テウォンC&Aホールディングス

レーベル電撃文庫
刊行期間2005年3月10日 - 2007年4月10日
巻数全6巻
小説:メグとセロン
著者時雨沢恵一
イラスト黒星紅白
出版社メディアワークス→
アスキー・メディアワークス
レーベル電撃文庫
刊行期間2008年3月10日 - 2012年5月10日
巻数全7巻
小説:一つの大陸の物語
著者時雨沢恵一
イラスト黒星紅白
出版社アスキー・メディアワークス
レーベル電撃文庫
刊行期間2013年3月10日 - 2013年5月10日
巻数全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル
ポータル文学

『一つの大陸の物語シリーズ』(ひとつのたいりくのものがたりシリーズ)は、時雨沢恵一による日本ライトノベルシリーズ。電撃文庫メディアワークスアスキー・メディアワークス)より2002年3月から2013年5月まで刊行された。2008年10月時点でシリーズ累計部数は250万部を記録している[3]。本作は「一つの大陸」に存在する二つの連合国を舞台にしている。

日経BP社がインターネットで実施したアンケートを基に公表した「2003年度ライトノベルランキング」で10位を獲得している[4]。『このライトノベルがすごい!』作品部門では2005年版で8位を獲得している[5]

シリーズ最初の作品である『アリソン』が2002年から2004年にかけて刊行された。その後、『アリソン』シリーズの18年後を舞台にアリソンの娘リリアを主人公とする続編『リリアとトレイズ』シリーズが2005年から2007年にかけて刊行され、またリリアの友人メグミカと彼女に想いを寄せる少年セロンを主人公としたスピンオフ『メグとセロン』シリーズが2008年から2012年にかけて刊行された。そして2013年、シリーズの完結編となる『一つの大陸の物語』の上下巻が刊行され、上巻のあとがき内でシリーズの総称が『一つの大陸の物語シリーズ』に決定したことが説明された。

2008年には『アリソン』と『リリアとトレイズ』を原作としたテレビアニメ『アリソンとリリア』が放送された。同作品についても本記事で解説を行う。
あらすじ
アリソン
アリソン
ヴィルとアリソンはホラ吹きとして有名なお爺さんから「戦争を終わらせることができる価値がある宝の話」を聞いていた。ところが彼が役人と名乗る男によって連行されてしまう。誘拐だと見抜いた2人は、犯人を追跡していくうちにスー・ベー・イルに不法侵入する。軍用基地に忍び込み拘束されていたお爺さんから、宝のありかと彼の正体を聞いた2人は、追ってきたスー・ベー・イルの軍人・ベネディクトを味方につけついに宝を発見する。
アリソンII 真昼の夜の夢
学校の冬季研修旅行でイクス王国(イクストーヴァ)に来ていたヴィルは、自由行動中にアリソンに“誘拐”される。ベネディクトにも会い、その帰り道の途中吹雪で迷った2人は辺境の村にたどり着く。村人達に薬を飲まされ閉じ込められ、迎えにきたベネディクトと共に村のフィオナという女性の家にかくまわれる。そこでフィオナは自分の素性をアリソン達に伝え、「私を首都へ連れて行って」と訴える。3人はその告白を信じ飛行機で首都に飛び、演説中の広場へと急行する。
アリソンIII<上> ルトニを車窓から、<下> 陰謀という名の列車
ルトニ河に橋が架かり、運転が始まった大陸横断列車に乗ったアリソンたち4人。楽しい旅行になるはずだったが、車掌長や乗務員が突き落されたり殺されるという事件が発生。列車は、4人と犯人の標的と思われる人、その護衛でスー・ベー・イルの軍人ストーク少佐など一部の人間だけを乗せ、目的地へ急行する。謎の集団と遭遇するも、4人はそれぞれの長所を活かしてストーク少佐と共にそれを撃退。列車は道中のリリアーヌという街に到着し、旅は打ち切りとなる事に。その街にあった教会でベネディクトはフィオナに結婚を申し込む。そして、ヴィルの推理がストーク少佐の正体を明らかにする。
リリアとトレイズ
I・II そして二人は旅行に行った
夏休み。アリソンが急な訓練で出かけられなくなり、リリアは遊びに来ていたトレイズを同行として旅行に出る。目的地はトルカシア国のラーチカというクウルズ内海に浮かぶ海上都市。その町のアトラクションの一つである遊覧飛行中、不時着していると思われる飛行機を見つけ助けようとしたが、リリアたちの飛行機のパイロットが撃たれ死んでしまう。その光景を目撃した2人は理由もわからないまま追われ、逃げている内にある一人の老人に出会う。彼の手引きでロクシェの首都に戻る飛行艇に乗せてもらう事になったが、その飛行艇の影には様々な組織の思惑が交差していた。
III・IV イクストーヴァの一番長い日
冬休み。リリアとアリソンは、トレイズの誘いを受けてイクスに行く事になった。大晦日の晩、リリアとトレイズは湖畔の別荘でひたすら暇な時間を過ごしていた。同じ頃、その別荘から数キロ離れた王宮の離れで、ベネディクトとフィオナは身内と限られた客人たちでパーティーをしていた。しかし年越しの瞬間、フィオナ達はテロリストと化した客人に襲われ捕まり、数人が殺されてしまう。そこから命からがら逃げ出した女性の連絡を受けたトレイズとリリアは、皆を助けるため離れに向かう。
V・VI 私の王子様
春休み。リリアは休み明けのダンスパーティーの相手を決めることができぬまま、アリソンと一緒に列車での旅行に行くことになる。一方、トレイズは婿入り話の相手であるベゼル王室のマティルダ王女の観光案内役を引き受ける羽目になってしまう。リリアとトレイズは同じ列車に乗り合わせ、その列車で突如殺人事件が発生、とてつもない陰謀に巻き込まれる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:124 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef