ヴォルム写本(ラテン語:Codex Wormianus[1]、アイスランド語:Ormsbok[2]、写本番号:AM 242 fol
[1])とは、アイスランドに伝わっていた羊皮紙の写本である。1350年頃の成立と見られている[3]。1623年にアイスランドの学者からデンマークのルーン文字研究者オール・ヴォーム(英語版)に贈られたことから、この名前で呼ばれている。スノッリ・ストゥルルソンの『エッダ』を現在に伝える重要な写本の一つである。ヴォーム写本[4]、ヴォルム本[1][5]、ウォルム写本[6]、ウォルミアヌス写本[7]とも。 デンマークの学者オール・ヴォーム
目次
1 来歴
2 内容
3 脚注
4 参考文献
5 外部リンク
来歴
現在はコペンハーゲン大学のアルナマグネア研究所(英語版)所蔵となっている[3]。 この写本には、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンが著した詩の教本『エッダ』が収められていた。 また『エッダ』の他にも、ルーン文字の音価などに関する論文が4点(『第一文法論文』他)収められていたという。 [ヘルプ]
内容
脚注
^ a b c 菅原訳 ノルダル『巫女の予言』p.62 の表記。
^ 菅原訳 ノルダル『巫女の予言』p.9 の表記。
^ a b ⇒skaldic - AM 242 fol (W) - Codex Wormianus
^ 荒川訳 エーノクセン『ルーン文字の世界』p.205,索引の表記。
^ 菅原邦城訳、エリアス・ヴェセーン『北欧の言語』(東海大学出版会、1973年)p.43 に見られる表記。
^ 伊藤盡訳、テリー・グンネル「エッダ詩」(青土社『ユリイカ』第39巻第12号、2007年10月、pp.121-137)p.130,135 に見られる表記。
^ 山室静・米原まり子訳、キーヴィン・クロスリィ=ホランド『北欧神話物語』(青土社、1992年新版第3刷、ISBN 978-4791751495)p.281 などに見られる表記。