ウォルターズ・クルワー
Wolters Kluwer N.V.
種類株式会社
ウォルターズ・クルワー(オランダ語: Wolters Kluwer N.V.)は、情報サービス事業や出版事業を行う株式会社。ヘルスケア、金融、会計、法分野などの情報サービスや出版物などをリリースしている。本社はオランダ・南ホラント州にあり、世界40カ国以上に運営拠点を、180カ国以上に顧客を持つ[2]。ユーロネクスト・アムステルダム上場企業(Euronext: WKL )。 ウォルターズ・クルワーは、1987年に前身の クルワー・パブリッシャーズ(Kluwer Publishers)と ウォルターズ・サムソン (Wolters Samson) とが合併して誕生した。 この合併は、エルゼビア社がクルワー・パブリッシャーズを傘下に収めようとする動きに対抗して、ウォルターズ・サムソンが救済会社
沿革
現在売上では、媒体別ではデジタルが約8割、サービス事業と紙出版はそれぞれ約1割であり、地域別では6割が北米、3割がヨーロッパ、部門別ではタックス・アンド・アカウンティングが約3割で最大、ヘルスが4分の1前後でそれに次ぐが、4部門おおむねバランスの取れた売上構成となっている[5]。 ウォルターズ・クルワー・ヘルス[6] ウォルターズ・クルワー・ヘルスは、医薬、看護、健康、薬学、医薬品といった分野の専門家、学生向けの情報を提供しているグループ会社。CEOは Diana Nole。Lippincott Williams & Wilkinsなどのヘルスケアのオンラインジャーナルや各種情報データベースを提供するOVID Technologies Inc
事業部門
2008年、UpToDate社を買収した[7][8]。2011年には、薬剤情報業大手のLexi-Compが、買収額非公表で傘下に入った。
ウォルターズ・クルワー・フィナンシャル・アンド・コンプライアンス・サービス[9]
ウォルターズ・クルワー・フィナンシャル・アンド・コンプライアンス・サービスは、金融サービスやソフトウェア、業務改善ソリューションなどを手がけるグループ会社。CEOはBrian Longe。会計検査やリスクヘッジ、コンプライアンスに関連する製品を取り扱っている。グループ会社として ARC Logics, AppOne, GainsKeeper, NILS INsource, PCi, FRSGlobal などが含まれており、2012年には FinArch を傘下に収めた[10]。
ウォルターズ・クルワー・リーガル・アンド・レギュラトリー[11]
ウォルターズ・クルワー・リーガル・アンド・レギュラトリーは、法分野のサービスや出版物を提供する部門。Wolters Kluwer Legal & Regulatory と Wolters Kluwer Corporate Legal Servicesという2つのグループ会社からなる。CCH(英語版)や Aspen Publishers[12]、Kluwer Law International、Croner、Loislawなどを関係部署にもつ。
子会社の一つ One Legal LLC は、法分野の文献を扱うオンラインサービスの先駆けである[13][14]。また Aspen Publishers は法学の教育書などを AspenLaw を通して出版している[15]。この事業は、2001年に Emanuel Law Outlines を傘下に入れ[16][17]、さらにサンタモニカの法学書出版社である Casenotes を2002年に傘下に収めたことで成長を遂げている[18]。また、法律の学習のために、AspenLaw Studydesk というツールをオンラインで公開している[19][20]。 またCT(英語版)[21](Corporation Trust Company)は、この事業分野における有力な子会社の一つである。