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ヴォルガ川
ウリャノフスク周辺
延長3,690 km
平均流量8,060 m³/s
流域面積1,350,000 km²
水源ヴァルダイ丘陵
水源の標高225 m
河口・合流先カスピ海
流路 ロシア
流域 ロシア
カザフスタン
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最上流の町・ルジェフ周辺(1909年から1915年頃のカラー写真)ヴォルガ川流域
ヴォルガ川(ヴォルガがわ、倭爾加川[1]ロシア語: Во?лга 発音
)は、ロシア連邦の西部を流れる、ヨーロッパ州最長の川で、ロシア主要部(ヨーロッパ・ロシア中心部)を水系に含む「ロシアの母なる川」でもある。全長は3,690kmにおよぶ。スキタイはヴォルガ川を「湿気」という意味の "R?"(??)と呼んでいた。『アヴェスター』には「神秘の流れ」という意味の "Ra?h?" と言及され、サンスクリット語では同じ意味で "ras??h" と呼ばれている。ソグド語では「血管」という意味の "r'k"(*raha-ka、vein, blood vessel)と呼ぶ。現代モルドヴィン諸語では "Rav"(Рав)と呼ぶ。スラブ民族はスキタイ系の名称を翻訳した借用語の「ヴォルガ」と呼んだ。
この地のテュルク系諸族はヴォルガ川をイティル川(カラチャイ・バルカル語: Итил、タタール語: Идел、バシキール語: И?ел、カザフ語: Ед?л、チュヴァシ語: Ат?л)と呼んでいた。その一方、モンゴル諸族はイジル川(モンゴル語: ИжипBм?р?н、カルムイク語: И?ил-?ол)と呼んでいた。
ヴォルガ川中流域からウラル山脈にかけてのテュルク系のヴォルガ・タタール人・バシキール人やフィン・ウゴル系のマリ人などの多く住む地方は、イデル=ウラルと呼ばれる。フン族もこの流域に移動しており、アッティラ大王の名はこの川に由来するという見方もある。 モスクワとサンクトペテルブルクの中間にあるヴァルダイ丘陵の海抜225mを源流とし、モスクワの北を南北に蛇行しながらルジェフを通り、トヴェーリでトヴェルツァ川と合流する。
流路
上流