紋章地図
基本情報
連邦州:ヘッセン州
行政管区:ダルムシュタット行政管区
郡:郡独立市
278,950人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:1,368 人/km2
郵便番号:65183?65207, 55246, 55252
市外局番:0611, 06122, 06127, 06134
ナンバープレート:WI
自治体コード:
06 4 14 000
行政庁舎の住所:Schlosplatz 6
65183 Wiesbaden
ウェブサイト:www.wiesbaden.de
首長:ゲルト=ウーヴェ・メンデ (Gert-Uwe Mende)
州内の位置
地図
ヴィースバーデン (ドイツ語: Wiesbaden, ドイツ語発音: [?vi?sba?dn?] ( 音声ファイル)[2]) は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州の州都である。15の温泉源および鉱泉源を有しており[3]、ヨーロッパで最も古い温泉地の一つである。
ヘッセン州第2の都市で、約28万人が住んでおり、外国人比率は17%である[4]。本市はヘッセン州に10ある上級中心都市の一つであり、ラインラント=プファルツ州の州都マインツと合わせて約48万人を擁する双子都市を形成している。ヴィースバーデン広域都市圏は人口約56万人で、エップシュタイン、ホーホハイム・アム・マイン、ホーフハイム・アム・タウヌス(いずれもマイン=タウヌス郡)、ギンスハイム=グスタフスブルクおよびビショフスハイム(グロース=ゲーラウ郡)と境を接している。本市は、フランクフルト・アム・マイン、マインツ、ダルムシュタットとならぶライン=マイン地方の中核都市の一つである。 ヴィースバーデンは、その南部市区がライン川右岸に面しており、川を隔ててラインラント=プファルツ州の州都マインツと向かい合っている。ライン川は本市付近で進路を変え、南から西に向かって流れる。本市の北部は中低山地であるタウヌス山地の、北東方向に延びる主脈にまで達する。中心街はライン川から約 5 km 離れており、北のタウヌス高地、東のビールシュタット高地およびハイナーベルク、南のモースバッヒャー・ベルク、西のシールシュタイナー・ベルクに囲まれた盆地状の場所に位置する。また、コールヘック方面からタウヌス山地の支脈が突き出している。モースバッヒャー・ベルク東斜面の狭い窪地だけがライン川に向かって開けており、ここに中央駅への鉄道路線やマイン街道が位置している。この窪地をザルツバッハ川が、ヴェルリッツ川、ケッセルバッハ川、シュヴァルツバッハ川、ダムバッハ川とともに中心街の盆地の水を集めて流れ下り、市名が示す通りの温泉や鉱泉の水を排水している。ザルツバッハ川は、中心街よりも上流側ではかつてラムバッハ川と呼ばれていた。ザルツバッハ川沿いのマインツ街道からすれば、中心街から東、南、西に向かういずれの道路もまずは上り坂となる。北へ向かう道路はいずれにせよ数 km のうちにタウヌス山地の主脈を登ることになる。市内の最高地点はホーエ・ヴルツェル山の山頂に近いラインヘーエンヴェークで海抜 608 m、最低地点はシールシュタインの港の入口で海抜 83 m である。中心街(城館広場)は、海抜 115 m である。 市域面積は 204 km2 で、南北 17.6 km、東西 19.7 km の広がりを持つ。全長 79 km の市境のうち 10.3 km がライン川である。北部は主に森林(市域の 27.7 %)で、西部とマイン川沿いはブドウ畑、東部は農業用地に利用されている (29.8 %)。残りは住宅地 (21.2 %)、交通用地 (11.1 %)、保養地 (6.1 %) である。 ヴィースバーデンの地質学的特徴は、多くの場所で深い水源帯から湧出する温泉や鉱泉の存在にある。中心街にも豊富な地下水があり、このため建設・土木工事が困難になることがたびたびある。特にデルンシェ・ゲレンデやボウリング・グリーンの地下駐車場の工事では地下水対策が必須であった。 フリードリヒ=エーバート=アレーのヘッセン財務省近くの公園で行われた地熱発電所探索のためのボーリング タウヌス山地の南麓に位置し、北と西を高地によって護られた地形は、ヴィースバーデンに穏やかな気候をもたらしている。年間平均気温は 9.8 ℃、平均年間降水量は 638 リットル/m2 (638 mm)、平均年間日照時間は 1565時間である。ヴィースバーデンはドイツで最も温暖な都市の一つに数えられる。中心街は谷状の窪地に位置しており、空気の循環が制限されている。 ヴィースバーデンの気候 ヴィースバーデンの北縁部からライン=タウヌス自然公園が広がっている。この自然公園には都市近郊の森やその周辺地域約 5,800 ha が含まれる。この自然公園は在来種のヨーロッパヤマネコやクスシヘビのヘッセンにおける最大の棲息地である[8]。さらにこの森はクワガタムシにとって好適な棲息環境であり、 Natura 2000 の保護地域に指定されている[9]。この森はその周辺地域には昆虫を中心に約 7,000 主の動物が棲息している。森自体はブナ (55 %)、オーク (25 %)、トウヒ (13 %)、マツ (7 %) で形成されている[10]。この森は森林管理協議会による森林持続性の原則に則り、市の森林管理事務所によって管理・運営されている。 Natura 2000 の指定地域はライン川沿いにもある。ここはヨーロッパカワヤツメ 市内には多くの緑地がある。その多くは公園の形態を採っている[12]。これらの緑地には、ハト、エジプトガン、リス、カイウサギなどの外来種が多く棲んでいる。ビープリヒ城館公園周辺には、ワカケホンセイインコやオオホンセイインコが棲みついている。市内には 4万本以上の樹木がある。農業に利用されている周辺の土地、特に果樹園は多様な種からなるビオトープを形成している[13]。 ヴィースバーデンの動植物に関しては、数多くのインフォメーションセンターがある。ファザネリー(直訳すると「キジ園」)には約 50 種の在来動物と数多くの植物がある。
地理
位置
地質学
気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
日平均気温 °C (°F)1.0
(33.8)2.2
(36)5.5
(41.9)9.4
(48.9)13.8
(56.8)17.0
(62.6)18.6
(65.5)18.0
(64.4)14.6
(58.3)10.0
(50)4.9
(40.8)2.1
(35.8)9.8
(49.6)
降水量 mm (inch)47.5
(1.87)40.9
(1.61)45.5
(1.791)41.4
(1.63)55.3
(2.177)67.8
(2.669)66.0
(2.598)62.5
(2.461)49.2
(1.937)48.8
(1.921)56.5
(2.224)54.8
(2.157)636.3
(25.051)
平均月間日照時間36.771.8108.9150.0195.5194.5212.6195.0145.892.346.535.91,485.5
出典:ドイツ気象庁 (DWD) Wiesbaden (Sued) [7]
自然