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ヴィンス・ニール
Vince Neil
ヴィンス・ニール(2018年)
基本情報
出生名Vincent Neil Wharton
生誕 (1961-02-08) 1961年2月8日(63歳)
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス
ジャンルハード・ロック
グラム・メタル
職業ミュージシャン、 ソングライター
担当楽器ボーカル、 ギター、 ハーモニカ
活動期間1981年 - 現在
共同作業者モトリー・クルー
ヴィンス・ニール
ヴィンス・ニール(Vince Neil、1961年2月8日 - )は、アメリカのロックバンド、モトリー・クルーのボーカリストとして知られるミュージシャン、航空会社社長。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。身長174cm。 1981年、モトリー・クルーの初代ボーカリストとしてデビュー。 新曲を含むベスト・アルバム『デケイド・オブ・デカダンス』(1991年)を最後に、モトリー・クルーを一度脱退。1992年、映画『原始のマン』に、ダム・ヤンキースのジャック・ブレイズとトミー・ショウと共作した楽曲「You're Invited (But Your Friend Can't Come)」を提供してソロ・デビュー。2作のソロ・アルバムを発表した後、1997年にモトリー・クルーに復帰。 モトリー・クルー復帰後もソロ・ツアーは続けている。 かつてはかなり破天荒な問題児として、ロック・シーンにその悪名を轟かせた。過去に何度もバンドを実質的にはクビになっている。しかし、彼のパワフルかつ秀逸なボーカル、特にその独特で唯一無二の声質が、モトリー・クルーのイメージを決定付けているため、舞い戻っている。ライブでも数多くの伝説的なパフォーマンスを残している。 音楽活動だけでなく他のビジネスにも手を広げ、クラブ経営からタトゥー・ショップ経営、2010年3月には近距離航空会社「Vince Neil Aviation」社を設立した。
人物
エピソード
1984年12月、トミー・リーやミック・マーズ、ハノイ・ロックスのメンバーを招いてのパーティを開いたニールは、パーティ3日目にしてなくなったアルコールを買いに飲酒運転で出かける。車の助手席にはハノイ・ロックスのドラマー、ラズル (Razzle (musician)
1989年、MTVミュージック・アワード授賞式の楽屋でイジー・ストラドリンを殴り倒す。それを見て激高したアクセル・ローズは以降メディアを通してニールを罵倒しはじめた。ストラドリンとの一件は水に流したニールだったが今度はローズとの喧嘩にシフト。MTVを通じて双方合意の決闘の日時・場所を決めたが、現れたのはニールだけだった。
2005年、MTVの芸能人豪邸訪問番組「MTV Cribs」がヴィンス・ニールの自宅を取材した際に自身のリアルドールのラブドールを公開した。
かつてはレーシングドライバーを目指していたというが、資金の問題で断念せざるを得なくなった為、音楽の道を選んだという。現在も時折サーキットに姿を見せているが、サーキット好きが高じて音楽活動が疎かになり、バンドをクビになる原因にもなった。
ラズルの死亡後ハノイ・ロックスは解散、ハノイ・ロックスのボーカリストだったマイケル・モンローはギタリストのスティーヴ・スティーヴンスと新バンドエルサレム・スリム(フィンランド語版)を結成した。一方、モトリー・クルーをクビになりソロとなったニールは、パートナーとしてビリー・アイドルからスティーヴンスを推薦される。この結果スティーヴンスはモンローとのバンドをレコーディング直後に脱退、ニールと合流する。これらのことからモンロー及びハノイ・ロックスのファンからニールは非常に嫌われている。
愛娘のスカイラーを病気で亡くしていることから、近年「スカイラー・ニール基金」を設立し、闘病中の子供を支援する活動などの慈善事業を行っている。スカイラーが、入院中の病院の環境が劣悪である事、子供たちが見たいディズニーのアニメなどが観られないなどの状況を目の当たりにしたためだ、とインタビューで語っていた。
ポルノ女優との性行為を収めたプライベート・ビデオが流出したことがある。このことは日本のヘヴィメタル雑誌『BURRN!』誌1999年8月号に掲載されていた喜国雅彦の漫画「ROCKOMANGA!」でもネタにされたが、このビデオを見た喜国の感想は「C級ポルノのようで哀し過ぎる」との事だった[1]。
2021年10月15日、テネシー州のモンスターズ・オン・ザ・マウンテン・フェスティバルに出演した際、ステージとスピーカーの隙間に落下。肋骨数本を骨折した[2]。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
『エクスポーズド』 - Exposed (1993年) ※スティーヴ・スティーヴンス(元ビリー・アイドル・バンド)、ヴィッキ・フォックス(元イナフ・ズナフ)などが参加。
『カーヴド・イン・ストーン』 - Carved in Stone (1995年)
『タトゥーズ&テキーラ』 - Tattoos & Tequila (2010年)
ライブ・アルバム
Live at the Whisky: One Night Only (2003年) ※全曲モトリー・クルーのレパートリーによるライブ
モトリー・クルー詳細は「モトリー・クルーの作品」を参照
『華麗なる激情』 - Too Fast for Love (1981年)
『シャウト・アット・ザ・デヴィル』 - Shout at the Devil (1983年)
『シアター・オブ・ペイン』 - Theatre of Pain (1985年)
『ガールズ、ガールズ、ガールズ』 - Girls, Girls, Girls (1987年)
『ドクター・フィールグッド』 - Dr. Feelgood (1989年)
『ジェネレーション・スワイン』 - Generation Swine (1997年)
『ニュー・タトゥー』 - New Tattoo (2000年)
『セインツ・オブ・ロスアンゼルス』 - Saints of Los Angeles (2008年)
脚注^ ROCKOMANGA!(リットーミュージック) 117P(BURRN!1999年8月号掲載分)