ヴィボルグ
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この項目では、現ロシア領(旧フィンランド領)の都市について説明しています。デンマークの都市については「ヴィボー」を、フィンランド語名にちなんで名づけられた小惑星については「ヴィープリ (小惑星)」をご覧ください。

ロシア・サンクトペテルブルク市内の行政地区「ヴィボルグ地区」とは異なります。

ヴィボルグ
Выборг
Vyborg

城の塔からの眺め


市旗市章

位置
ヴィボルグ (フィンランド湾)フィンランド湾の地図を表示ヴィボルグ (レニングラード州)レニングラード州の地図を表示ヴィボルグ (北西連邦管区)北西連邦管区の地図を表示

座標 : 北緯60度42分23秒 東経28度44分39秒 / 北緯60.70639度 東経28.74417度 / 60.70639; 28.74417
行政
ロシア
 連邦管区北西連邦管区
 行政区画 レニングラード州
 市ヴィボルグ
地理
面積 
  市域112.27 km2
標高90 m
人口
人口(2009年現在)
  市域79224人
1700年ごろのエッチング ヴィボルグ城 丸い塔(1550年)

ヴィボルグ(ロシア語:Вы?борг, ラテン文字転記:Vyborg)は、ロシア連邦レニングラード州都市である。ロシア語での発音はヴィーボルクに近く、また他にヴィボルク、ヴイボルクなどの表記も用いられる。かつてはスウェーデン領やフィンランド領であった都市であり、ヴィープリ(フィンランド語:Viipuri)、ヴィボリ(スウェーデン語:Viborg)の名でも知られる。ちなみにドイツ語ではWiborg(ヴィボルク)と表記される。

フィンランド湾に面し、カレリア地峡の北西端に位置する。サンクトペテルブルクから北西に130kmの距離にあり、38km北にフィンランドとロシアの国境がある。2002年時点での人口は79,224人。目次

1 歴史

2 名所

3 姉妹都市

4 出身者

5 脚注

6 関連項目

7 外部リンク

歴史

この街の地域はヴオクサ川の西の支流上にあり、貿易の中心地であった。フィン人の一派カレリア人が住んでおり、彼らはノヴゴロドやスウェーデンの支配下に入った。

1293年、いわゆる「第三次スウェーデン十字軍」の際に、ヴィボルグ城(en)が元帥トルケル・クヌートソン(en)によって建てられた。この城を巡ってスウェーデンとノヴゴロドは数十年にわたって争った。1323年の条約(en)によってスウェーデンの一部となった。ロシア・スウェーデン戦争(1495?1497年)の間、街は攻囲に抵抗した。

1403年、スウェーデン王エーリク・ア・ポンメルンにより貿易特権を与えられた。1710年の大北方戦争ピョートル1世に占領されるまで、スウェーデン領であった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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