ヴィッキー・チャオ
趙薇
基本情報
繁体字趙薇
簡体字?薇
漢語?音Zhao W?i
出身地 中華人民共和国
生誕 (1976-03-12) 1976年3月12日(48歳)
中華人民共和国 安徽省蕪湖市
別名小燕子(シャオイェンツー)
英語名Vicki Zhao
職業監督
プロデューサー
女優
歌手
ジャンルC-POP
レーベルMBOX
活動期間1993 ? 2021
配偶者黄有龍
受賞
香港電影金像奨
最優秀主演女優賞
2015年 『最愛の子』
最優秀両岸華語映画作品賞
2014年 『So Young?過ぎ去りし青春に捧ぐ?』
香港電影評論学会大奨
最優秀女優賞
2015年『最愛の子』
金鶏奨
最優秀新人監督賞
2013年 『So Young?過ぎ去りし青春に捧ぐ?』
百花奨
最優秀主演女優賞
2010年『ムーラン』
最優秀監督賞
2014年『So Young?過ぎ去りし青春に捧ぐ?』
金鷹奨
趙薇
グローマンズ・チャイニーズ・シアターにある趙薇の手形
各種表記
繁体字:趙薇
簡体字:?薇
?音:Zhao W?i
発音:チャオ・ウェイ
広東語発音:チウ・メイ
日本語読み:ちょう・び
英文:Zhao Wei
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ヴィッキー・チャオ(趙薇、Vicki Zhao、1976年3月12日 - )は、中華人民共和国の女優、映画監督、映画プロデューサー、歌手。北京電影学院卒業。身長166センチメートル。愛称は『還珠姫?プリンセスのつくりかた?』のときに演じた役名から「小燕子」(シャオイェンツー)と呼ばれている。2013年、初監督作の『So Young?過ぎ去りし青春に捧ぐ?』の興行収入が7.26億元を超え、中国興行収入の最高記録を持つ女性監督になった。
経歴
1976年3月12日 - 安徽省蕪湖市に誕生する。
1994年 - 蕪湖師範学校3年生の時、黄蜀芹監督、コン・リー主演の映画『画魂 愛、いつまでも』で無名の役を演じた。同年卒業後、中国第3世代の監督の謝晋が開校した謝晋恒通明星学校(現在の上海師範大学謝晋影視芸術学院(中国語版))に入学。同校の第1期生であった。
1995年 - 謝晋監督の『女児谷』にヒロイン役で出演、TVドラマ『姐姐妹妹闖北京』でヒロイン役でテレビデビュー。
1996年 - 全国1位の成績で北京電影学院演技科本科に入学[1]。
1998年 - 作家瓊瑤によるTVドラマ『還珠姫?プリンセスのつくりかた?』でヒロインの小燕子を演じた。平均視聴率は45パーセントを超え、中国の視聴率統計以来の最高記録を破り、全アジアでも大人気。このドラマで第17回中国ドラマ金鷹賞の最優秀主演女優賞を受賞[2]。
1999年 - 『還珠姫 ?プリンセスのつくりかた?』第2部の平均視聴率は50パーセントを超えた。同年、歌手としても大活躍、瓊瑤は彼女一人だけのために「可人レコード」を作った。EMIにより発行したアルバム『Swallow』、『Magic of Love』は2枚とも売上が百万枚を突破した。
2000年 - 中国中央電視台春節聯歓晩会の司会を担当。この頃から徐静蕾(シュー・ジンレイ)、周迅(ジョウ・シュン)、章子怡(チャン・ツィイー)の3人に加えて、四小花旦(中国語版)(四大若手女優)と呼ばれるようになる。
2001年 - 中国中央電視台正月正歌会の司会を担当。中国中央電視台製のTVドラマ『情深深雨濛濛』は当年度の視聴率トップ1になり、AVEXにより3枚目のアルバム『ラストの別れ』を発行。チャウ・シンチー(周星馳)監督作品『少林サッカー』に阿梅役で出演、興行収入は香港の最高記録を破った。12月3日、雑誌『時装』2001年第9期号で着用した黒色のワンピースに旭日旗に酷似した模様が入っており、問題となる。ヴィッキーのマネージャーはインタビューに「ヴィッキーは雑誌側の要求に応えて撮影しただけ」と答えている[3]。この問題は「軍旗裝事件」と呼ばれ、ちょうど小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝が問題になっていた時期と重なって、中国全土からバッシングを受ける。いくつかのメディアがヴィッキーが謝罪しない限りはヴィッキーに関するテレビや映画の情報は報道しないという、締め出しを行うと宣言[4]。事態を重く見た、ヴィッキーは後日、「歴史認識の浅さと悲惨な歴史に対する鈍感さを痛感し、知らないうちに多くの人々を傷つけてしまったことを深く反省しています。」といった内容の謝罪文を発表した。なお、写真を掲載した『時装』の企画部長は仕事を辞める意向を示した[5]。
2002年 - ジェフ・ラウ(劉鎮偉)監督、ウォン・カーウァイ(王家衛)製作の『天下無双』で、第39回台湾映画金馬賞、第47回亜太影展の最優秀助演女優賞にノミネートされた。同年、第7回中国映画華表賞受賞式の司会を担当。
2003年 - 『マイ・ドリーム・ガール』『緑茶』『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』(中井貴一共演)、『デスパレート 愛されてた記憶』の4本の映画が上映。
2004年 - 仕事上のパートナーの女性に暴行を加えるよう指示したという中国で報道されたが、ヴィッキー側は事件への関与を否定した[6]。翌年にも暴行事件疑惑が浮上しているが、こちらも否定している[7]。維京レコードと契約し、発行した4枚目のアルバム『飄』は数多くの音楽賞を受賞。
2005年 - フォ・ジェンチイ(霍建起)監督の『初恋の想い出』での演技は好評を得た。第8回上海国際映画祭、第11回中国映画華表賞、第8回長春映画祭の最優秀女優賞を受賞。同年、中国中央電視台製のTVドラマ『京華煙雲』は当年度の視聴率トップ1になり、中国ドラマ飛天賞の最優秀女優賞にノミネートされた。5枚目のアルバム『ダブル』の売上は中国年度レコード売上ランキング3位になり、MTVアジア大賞受賞。
2006年 - 北京電影学院監督科の大学院生として入学。香港ニューウェーブ監督アン・ホイと2度目のタッグを組んだ『おばさんのポストモダン生活』は第43回台湾映画金馬賞、第27回香港電影金像奨の最優秀助演女優賞にのノミネートされた。米ピープル誌の「世界で最も美しい100人」に選ばれた[8]。監督業に興味を示し、北京電影学院の研究課程で撮影技術を学んでいた。しかし、2008年度分の授業料2万5000元(約36万円)を滞納していると学校側から通告され、問題となった[9]。後日、ヴィッキーは授業料を支払い「支払い方法が複雑で放置していた。新聞を見た家族が慌てて電話をしてきたので、手続きを急ぎました」と釈明した[10]。
2007年 - 本木雅弘と共演した『夜の上海』は日中国交正常化三十周年の記念作品になった。