ヴィスビュー
Visby
位置
ヴィスビューの位置(スウェーデン)
歴史
市制施行1645年
行政
国 スウェーデン
地方ゴットランド地方
県 ゴットランド県
市ゴットランド市
ヴィスビュー(Visby [?vi?sb?])はゴットランド島に位置するスウェーデン王国南東部の都市である。10世紀に建設され、そのころの遺跡で国際的に有名。ゴットランド県とゴットランド市の中心都市である。英語発音に近いヴィスビーと表記される場合もある。
現在のスウェーデンにおいて、ヴィスビューは旧市街を囲む殆ど完全な姿の3.4kmの石の壁で知られている。この壁は"Ringmuren"(輪壁)と呼ばれる。
目次
1 歴史
2 世界遺産
2.1 登録基準
3 その他
4 ギャラリー
5 有名な出身者
6 姉妹都市
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
歴史 ヴィスビューの輪壁
12世紀から14世紀の間、ヴィスビューはハンザ同盟の重要な中心地の一つだった。バルト海沿岸のキリスト教化(北方十字軍)のさなかの1200年頃、この都市を母都市としてリガが建設された。
ゴットランドは、ブレムセブルーの和議の後三百年間デンマークの占領から、1645年にスウェーデン領となった。ヴィスビューは要塞であり、近年までは軍事基地の中心地でもあった。冷戦期は、一般人の立ち入りが制限された一種の閉鎖都市だった。 ハンザ同盟都市
世界遺産
ヴィスビュー
(スウェーデン)
ヴィスビューの港と街並
英名Hanseatic Town of Visby
仏名Ville hanseatique de Visby
登録区分文化遺産
登録基準(4), (5)
登録年1995年
公式サイト世界遺産センター
使用方法・表示
ハンザ同盟都市の歴史的な町並みはユネスコの世界遺産へ登録された。 この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準
登録基準
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
その他
親しみを込めて、ヴィスビューは「薔薇の都」と呼ばれる。城壁内にはバラ園を備えた植物園があり[1]、また城壁周辺をはじめ、港、大聖堂、長距離バスターミナル、大学周辺、大小あちこちの公園、また旧市街の路地裏の各家々の軒先に至るまで、街のいたるところにバラの植え込みや生垣が見られる。
ヴィスビューの近くにはウィンドパークの初の直流高電圧相互連結用のstatic inverter plant(HVDC Visby-Nas)がある。