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ハンピの建造物群
(インド)
ヴィルパークシャ寺院
英名Group of Monuments at Hampi
仏名Ensemble monumental de Hampi
登録区分文化遺産
登録基準(1), (3), (4)
登録年1986年
備考危機遺産(1999年-2006年)
公式サイト世界遺産センター
ハンピ(Hampi, カンナダ語:????)はインド南部カルナータカ州の村で、かつてのヴィジャヤナガル王国の首都であった。古名はヴィジャヤナガル(Vijayanagara、「勝利の都」)。現在は遺跡北側を流れる川の旧名で呼ばれる。
ハンピの都市遺跡水道橋ロータスマハル階段井戸戦象舎
ハンピに残存する都市の遺構は、1986年、ハンピの建造物群(Group of Monuments at Hampi)の名称で国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産の文化遺産に登録された。
ハンピは、14世紀から17世紀中頃に実在したヴィジャヤナガル王国の王都であった。ヴィジャヤナガル朝は、カルナータカ州南部およびアーンドラ・プラデーシュ州南部に至る南インドを支配したヒンドゥー王朝。数多くの宮殿やヒンドゥー教寺院が造営されたが、1565年ターリコータの戦いでムスリム5王国の連合軍に負け、その略奪を受け廃墟と化した。その後、ティルマラ・デーヴァ・ラーヤがヴィジャヤナガルから南方のペヌコンダへと遷都した。
現在は40ほどの遺跡が残っており、さまざまな水道橋、神祠や望楼、柱廊や浴場、要塞なども散在している。
ハンピ北東端に所在するヴィッタラ寺院(英語版)は16世紀にクリシュナ・デーヴァ・ラーヤ王がオリッサに勝利したことを記念に建立した寺院で、ヴィジャヤナガル様式の最高傑作。
最大規模をほこり、56本の石柱があり、広い列柱ホールの礼拝堂(マンタバ(英語版))をそなえている。
トゥンガバドラー川沿いにあるヴィルーパークシャ寺院(英語版)はシヴァ神に献じられたもので、規模が大きく、南インドに特徴的な寺院建築を伝える現役の寺院である。
ヘマクータの丘にあるヘマクータ寺院群は10世紀頃から建てられたものでる。
1999年以降、遺跡保存に緊急性および特段の配慮を必要とするため、ユネスコの「危機にさらされている世界遺産」(危機遺産)リストに登録されていたが、2006年に除外された。 座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯15度20分06秒 東経76度27分43秒 / 北緯15.335度 東経76.462度 / 15.335; 76.462
ハンピの建造物群 マタンガの丘からの一望するハンピの景観
王妃の宮殿基壇レリーフ
ラグハナス寺院
王妃の浴場
ヴィルパークシャ寺院
ナラシンハ
クリシュナ寺院
ヴィッタラ寺院
ヴィッタラ寺院の石の戦車
ハザララーマ寺院
ヘマクータの丘のガネーシャ寺院
登録基準からの翻訳、引用である)。
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
関連項目
ヴィジャヤナガル朝
ヒンドゥー教の遺跡一覧
参考文献
小学館編『地球紀行 世界遺産の旅』小学館<GREEN Mook>1999.10、ISBN 4-09-102051-8
外部リンク