ヴィクトリー
基本情報
建造所チャタム工廠
運用者 イギリス海軍
艦種104門1等戦列艦
建造費63,176ポンド3シリング
母港ポーツマス歴史ドック
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯50度48分07秒 西経1度06分35秒 / 北緯50.80194度 西経1.10972度 / 50.80194; -1.10972
ヴィクトリー (HMS Victory) は、イギリス海軍の104門1等戦列艦。1805年のトラファルガーの海戦においてホレーショ・ネルソン提督が座乗、旗艦として仏西連合艦隊の脇腹を突くべく艦隊の先鋒を務めていたことで知られる。他にもウェサン島の海戦でのオーガスタス・ケッペル提督や、スパルテル岬の海戦(英語版)でのリチャード・ハウ提督、サン・ビセンテ岬の海戦でのジョン・ジャーヴィス提督ら、多くの提督の座乗艦であった。
1922年にポーツマスの乾ドックに移され、記念艦となった。ポーツマス軍港の港湾司令官や第二海軍卿の旗艦を務めていたが、2012年8月からは第一海軍卿の旗艦となった。現存する唯一の戦列艦であるとともに、世界最古の現役艦でもある(航行可能な現役艦としてはアメリカ海軍のコンスティチューションが最古)。また、世界三大記念艦の一つとされている[注釈 1]。 1758年12月、イギリス政府の事実上の首相であった大ピットが、後にヴィクトリーとなる1等艦を含めた12隻の軍艦の建造を提議し、発注が行われた[3]。 18世紀に建造された1等戦列艦は10隻で、ヴィクトリーはそのうちの1隻だった[4]。 ヴィクトリーの建造には海軍の艦艇監督官であったトーマス・スレードが造船技師として選ばれ[5]、1756年にウリッジ工廠で進水した1等艦ロイヤル・ジョージ
建造