ヴァンシ
Vinci S.A.
リュエイユ=マルメゾンの本社
種類株式会社
市場情報Euronext: DG
ヴァンシ(フランス語: VINCI S.A.)は、フランスの建設会社。世界100カ国に進出し、18万人以上の従業員を雇用する、国際展開では世界第3位の建設会社である[1]。建設事業に並ぶ柱がインフラ運営事業で、世界17カ国57カ所で空港や道路、スタジアムなどを運営する。
パリ郊外のリュエイユ=マルメゾンに本社を置く。ユーロネクスト・パリ上場企業(Euronext: DG )。 1899年にSociete Generale d’Entreprise S.A.(SGE)として設立された[2]。一方、1891年に後に合併することになるGrands Travaux de Marseille (GTM) が設立された[2]。 2000年、SGEとGTMが合併し現在の社名となった[2]。社名の由来はルネサンス期を代表する芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチから採られた[3]。 建設業のみならず、コンセッション事業にも積極的に進出しており、2001年にヴァンシ・パークを設立し、駐車場事業に乗り出した他[2]、2013年にはポルトガル空港公社(ANA)を買収した[2]。 2018年4月から、関西国際空港、大阪国際空港または神戸空港の運営権がヴァンシ・エアポートとオリックスなどでつくる企業連合に移管した。 世界各地に展開しており、日本国内においてもヴァンシ・エアポートが関西エアポートに出資する形で進出している。 世界各地で事業を行っており、ここでは主要なものの一部を掲載する。
歴史
関連会社
ヴァンシ・コンセッション
ヴァンシ・エアポート:空港運営事業
ヴァンシ・オートルート
ヴァンシ・エネルギー:エネルギーインフラ事業
ユーロヴィア:土木事業
ヴァンシ・コンストラクション:建設事業
ヴァンシ・インモビリエ:不動産事業
主要な施工物件
エジプト アブ・シンベル:アブ・シンベル神殿の移設(1968年完成)
フランス パリ:モンパルナスタワー(1973年完成)
フランス パリ:ポンピドゥー・センター(1976年完成)
フランス パリ:ルーヴル美術館拡張(1988年完成)
フランス イギリス:英仏海峡トンネル(1994年完成)
フランス ル・アーヴル・オンフルール:ノルマンディー橋(1995年完成)
フランス サン=ドニ:スタッド・ド・フランス(1998年完成)
ポルトガル リスボン:ヴァスコ・ダ・ガマ橋(1998年完成)