言語ドイツ語
首都アーロルゼン
州長官 (Landesdirektor)
1918年 - 1920年カール・フォン・レーデルン
1920年 - 1929年ヴィルヘルム・シュミーディンク
1929年 - 1929年ヘルベルト・ヘルベルク
面積
1919年1,121km²
1921年1,055km²
人口
1925年55,750人
変遷
ドイツ革命による君主制廃止1918年11月13日
ピルモントが分離しプロイセン自由州ハノーファー県に編入1921年11月30日
プロイセン自由州ヘッセン=ナッサウ県に併合1929年5月1日
現在 ドイツ
ヴァルデック=ピルモント自由州またはヴァルデック=ピルモント自由国(ドイツ語: Freistaat Waldeck-Pyrmont)は、1918年のドイツ革命により、ヴァルデック=ピルモント侯国の君主制が倒されて成立したドイツ国の自由州である。1921年には飛地のピルモントが分離してプロイセン自由州ハノーファー県に編入されたのち、1929年にプロイセン自由州ヘッセン=ナッサウ県に併合されて消滅した。現在はヘッセン州ヴァルデック=フランケンベルク郡の一部となっている。ヴァルデック=ピルモント自由州では君主制廃止にあたって新たな州憲法を制定しておらず、これはヴァイマル共和政における州では唯一の例であった。 1918年11月11日にカッセル労兵レーテ評議会がヴァルデック=ピルモント侯フリードリヒの退位を求めて蜂起し、翌日には首都アーロルゼンでも労兵レーテ評議会が結成された。これを受けてフリードリヒは11月13日に退位したが、内政は1914年から国務長官を務めるカール・フォン・レーデルンが引き続き担当した。1919年3月8日には州議会選挙が行われ、ドイツ社会民主党が得票率30.4%で第一党となり、ドイツ国家人民党およびドイツ民主党と連立した。
歴史