ヴァルシオン
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バンプレストオリジナルの機動兵器一覧 > アーマードモジュール > ヴァルシオン

ヴァルシオンとは、バンダイナムコゲームスのコンピュータゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルスーパーロボットである。

本項目では、ヴァルシオーネを含むヴァルシオンシリーズ全体について記述する。
目次

1 概要

1.1 プロジェクトUR


2 ヴァルシオン

2.1 ヴァルシオン改

2.2 ヴァルシオン改・タイプCF

2.3 ヴァルシオン改・タイプGF


3 ヴァルシオーネ

3.1 ヴァルシオーネR


4 脚注

5 関連項目

概要

「プロジェクトUR」で開発された機体。驚異的な戦闘力を持つディバイン・クルセイダーズ(以下DC)の切り札である。ヴァルシオンは特に究極ロボとも呼ばれる。
プロジェクトUR

アーマードモジュール(AM)の開発と並行して、DC内部で独自で進められた対異星人用兵器開発計画。DCにおける特機構想ともいえる計画である。URとはUltimate Robot(アルティメット・ロボット)の略。スーパーロボットを越える究極ロボを開発することを目的としている。

従来の機動兵器とは異なり、知能を持った敵に対する心理的効果を狙い「見た目のインパクト」を重視した外見、フラグシップ的な機体となり得る存在感、単機で戦局を変え得る攻撃力を併せ持つ機体として開発されている。この計画からヴァルシオンとヴァルシオーネが誕生し、そのノウハウは一部アーマードモジュールの開発にも活用されている。後のダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(DGG)各機もこの計画の延長線上で開発された。
ヴァルシオン

諸元ヴァルシオン
Valsion
形式番号SMH-01(『α』シリーズ)
EI-YAM-001
DCAM-001(『OG』シリーズ)
分類人型
所属DC
開発ビアン・ゾルダーク
製造DC
生産形態ワンオフモデル
全高57.0m
本体重量550.0t
55.0 t(『EX』)
全備重量61.5t[1]
615.0t(『第4次』)[2]
武装ディバイン・アーム
クロスマッシャー
メガ・グラビトンウェーブ
乗員人数1人
搭乗者ビアン・ゾルダーク

異星人の襲来を唱えるビアン・ゾルダーク博士が製作した対異星人戦用巨大人型機動兵器。ただしDC戦争で地球連邦軍と戦い撃破されたため、肝心の異星人とは戦っていない。

その性能から「究極ロボ」の異名を持つ。『第○次』シリーズでは、天才科学者の作ったロボットということでその強さに関して特に説明はないが、『α』シリーズ以降はEOTを参考に独自に開発した技術を使用しているとされる。

全高・重量がコン・バトラーVと同じである。これはロボット好きなビアン博士の趣味による。

『EX』では重量が10分の1の55.0tになり、『第4次』では全備重量が615.0t、『OG』では再び55.0tとなっており、作品毎に数値が一定しない。ちなみに重量55.0tの場合、全高が3分の1程度しかないR-1とほぼ同じでR-2アルトアイゼンより軽い。『OGs』に登場する他のヴァルシオンシリーズも一般的なPTと同等の重量で、サイズに対して非常に軽量である。
武装

ディバイン・アーム
接近戦用の実体剣で、柄が長く長巻のような形状。EOTを応用した特殊合金を用いている。『ディバイン・ウォーズ』(以下『DW』)では衝撃波のみでアヤ量産型ゲシュペンストMk-II・TTを中破させた。
クロスマッシャー
手の甲の突起から発射されるビーム。赤と青の二条のビームが螺旋状に絡み合って伸びる。ヴァルシオンシリーズを象徴する武装。『DW』では背中のユニットから発射される。漫画『Record of ATX』では両方の描写がある。
メガ・グラビトンウェーブ
指向性の重力波。『OGs』では竜巻のように描写され、目標を吸い込んで引き寄せた後全身から放ったエネルギーで攻撃する。
デザイン
胸から肩にかけて大きくせり出しており、背中から後頭部を覆うように突起が伸びている。背面には大型のスラスターがあり、大きな上半身に合わせ脚部も大型である。腕部の稼動範囲が狭く、戦闘はほとんど直立不動で行われる。機体色は赤系を基調とし曲線の多いデザインとなっている。DCにおいて双璧をなすグランゾンが青系で直線的なのと対照的である。特機構想と同様、知的生命体に対する心理的な威圧効果を狙ったため、過剰に刺々しい外見となっている。
劇中での活躍

第○次シリーズ
DC戦争(『第2次』)にて、圧倒的な力でDCによる武力統一を実行したが、ホワイトベース隊の活躍により敗れる。その後インスペクター事件(『第3次』)の際にはシロッコ、シュウの手によって製造され、ラ・ギアス事件(『EX』)ではカークス軍によって少数召喚された。『第4次/S』や『F完結編』には青い機体が「ヴァルシオン」名義で登場(ヴァルシオン改の項を参照)。
αシリーズ
木星へ行ったビアン博士とともに行方不明のため出番なし。『α』シリーズのみヴァルシオーネ同様「スーパー・マシンナリー・ヒューマノイド」というカテゴリに分類され、その1号機として形式番号「SMH-01」が与えられている。
OGシリーズ
第○次シリーズ同様、DCの総大将機として登場。DC本部のアイドネウス島にてハガネ隊を迎え撃った。ビアン博士がハガネ隊の実力を確かめるため全力を出さなかったこともあり、敗れる。



ヴァルシオン改

諸元ヴァルシオン改
Valsion Custom
形式番号DCAM-001M(『OG』シリーズ)
分類人型
所属DC
製造DC
生産形態改良機(『第○次』シリーズ)
量産試作機(『OG』)
全高57.0m
本体重量550.0t
55.0t(『EX』)
56.0t(『OGs』)
全備重量61.5t
HMIゲイム・システム(『OG』シリーズ)
武装ディバイン・アーム
クロスマッシャー
メガ・グラビトンウェーブ(『EX』)
ビッグバンウェーブ(『第○次』シリーズ)
メガフラッシャー(『第○次』シリーズ)
乗員人数1人
搭乗者テンペスト・ホーカー
テンザン・ナカジマ
シャイン・ハウゼン
アードラー・コッホ
パプテマス・シロッコ
シャピロ・キーツ

第○次シリーズでは、ゾヴォーグの技術を使って改造されたヴァルシオン。強力なマップ兵器ビッグバンウェーブを装備している。

OGシリーズでは、ヴァルシオンの量産試作機。全部で7号機まで存在する。1、2、3号機にはゲイム・システムが搭載された。なお『OG外伝』でシュウが引き連れていた機体は、この量産試作機をもとに新規生産したものである。
武装 / デザイン
機体色が青い点を除きヴァルシオンと同一。
劇中での活躍
『第○次』シリーズでは名称から「改」が省略されることがある。
第○次シリーズ
インスペクター事件(『第3次』)では、シロッコがラストボスとして登場するルートで最後に乗ってくる。ラ・ギアス事件(『EX』)ではフェイル軍によって少数[3]召喚され、マサキ、リューネら魔装機神操者達に立ちふさがる。SFC版では武装がディバインアームとクロスマッシャーのみであったが、PS版では『第3次』においてシロッコが搭乗した機体と同仕様。『第4次/S』では最終面でシュウとの戦闘を選んだ場合、無人機が複数登場。『F完結偏』ではラストボス機で、ルート分岐によってシロッコまたはシャピロが搭乗する。残されていた設計図をもとにルナツーで作られた(リューネが交戦時に会話イベントで判明する)。


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