ヴァイスクロイツ
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ヴァイスクロイツ
ジャンルアクション
アニメ:ヴァイスクロイツ(第1期)
ヴァイスクロイツ グリーエン(第2期)
原作
子安武人 & Project Weis(第1期)
子安武人、アニメイトフィルム(第2期)
監督江上潔、棚橋一徳(第1期)
まついひとゆき(第2期)
シリーズ構成静谷伊佐夫(第1期)
ユーフォーテーブル(第2期)
キャラクターデザイン柳沢テツヤ(第1期)
小林利充(第2期)
音楽山中紀昌(第1期)
桜庭統(第2期)
アニメーション制作マジックバス(第1期)
ユーフォーテーブル(第2期)
製作アニメイトフィルム
ポリグラム(第2期から)
放送局テレビ東京他(第1期)
キッズステーション(第2期)
放送期間1998年4月 - 9月(第1期)
2002年10月 - 2003年3月(第2期)
話数全25話(第1期)
全13話(第2期)
OVA:ヴァイスクロイツ verbrechen / strafe
原作子安武人 & Project Weis
監督木村真一郎
キャラクターデザイン柳沢テツヤ
アニメーション制作アニメイトフィルム
トライアングルスタッフ
製作NECインターチャネル
マリン・エンタテインメント
発売日1999年
話数全2話
漫画:ヴァイス-AN ASSASSIN AND WHITE SHAMAN
作者つちやきょうこ
出版社新書館
掲載誌月刊ウィングス
発表号1997年7月号 - 1998年11月号
巻数既刊2巻
漫画:ヴァイス sideB
作者大峰ショウコ
出版社一迅社
掲載誌コミックZERO-SUM
発表号2003年8月号 - 2007年7月号
巻数既刊5巻
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

『ヴァイスクロイツ』(Weis kreuz)は、ドラマCD漫画アニメなどで展開したメディアミックス作品および4人組で構成された声優ユニットの名称である。漫画家のつちやきょうこにより声優4人をイメージして創られたキャラクターを軸に作品世界を構築。コミック(『月刊ウィングス』連載)や小説(『アニメージュ』連載)なども行い、ユニットと作品の両面から展開していき、アニメーション展開を行った。アニメ第1期放送当時には、ユニットの楽曲を使ったアニメーションによるビデオクリップも制作された。
概要

原案は声優子安武人。まずメインになる声優を集め、ユニットを結成。当初は「キャットピープル」という名前だった[1]。ヴァイスや彼らに関わる上層部のコードネーム、花屋の名前は初期設定の名残である[2]。メンバーである声優の性格やイメージから作品のキャラクターやストーリーを考案するという当時としては斬新なアプローチが功を奏し、ユニット「ヴァイス」はラジオやライブなどで活躍したり写真集を出すなど、キャラクター同様に女性を中心に人気を博した。このアプローチゆえ、「4人が作品の登場人物のモデル」「借りている役では決してないし、返す必要もない」と子安は言う[3]。2019年現在、ユニットは「充電」と称した無期限の活動休止中である。

また、子安が演じるアヤの過去を題材にした、『クラッシャーズ Knight & Ran』というドラマCDシリーズが存在する。

ライブでバックバンドを務めた「MIND DIVE(マインドダイブ)」のメンバーの中に、「キンモクセイ」として活動した白井雄介と張替智広がいる。
来歴

1997年プロジェクト始動。ラジオ、CDドラマ、月刊ウィングス新書館)で漫画連載開始。作画はつちやきょうこ。

1998年:アニメ放送開始。制作面のトラブル[4]により、つちやきょうこがプロジェクトメンバーから脱退。ユニットヴァイス解散。

1999年:OVA発売。

2001年:ユニット「Weis」復活。

2002年:『ヴァイスクロイツ グリーエン』放送。

2003年?2007年コミックZERO-SUMで『Weis Side B』として漫画連載。作画は大峰ショウコ。

ストーリー

アヤ・ヨージ・ケン・オミの4人は、花屋子猫の住む家の店員という顔の他に、謎の司令官ペルシャの命を受け、法では裁けない悪人たちを人知れず葬っていく闇の仕事人Weis(ヴァイス)というもうひとつの顔を持っていた。様々な手段を使い、法の手から逃れる犯罪者を独断で処刑する闇の組織「Weis(ヴァイス)」。そこに所属する4人の男達。彼らは皆、過去に大きな傷を負っていた。自分の過去と向き合い、そして「人殺し」としての運命に翻弄されながら、やがて彼らはエスツェットとよばれる組織との戦いに巻き込まれていくのだった[5]
登場キャラクター
メインキャラクター

暗殺集団・ヴァイス。「ヴァイス」はドイツ語で「白」の意。クリティカァに籍を置く調査員の中でも特に優秀な者で結成される。このメンバーは3代目で、表向きは花屋の店員。それぞれに女子高生を中心としたファンがついており、「花屋に4人揃っているのを見かけるといいことがある」と噂になっている。

当初は花屋の裏手に隣接するアパートにそれぞれ部屋を与えられて住んでいたが、OVA以降はトレーラーを使った移動花屋として生活している。『グリーエン』時に、新たなアジトを定め、再び「子猫の住む家」と名づけている。年齢はアニメ第1期の頃。

OVAでは冬の東北が舞台だったため「ヴァイス」の衣装が変更された。また、アニメ第2期では衣装のどこかに赤い十字架をあしらっている。

アヤ・ケン・ヨージの一人称は「オレ」で、オミの一人称は「ぼく」である。

この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2011年12月)

アヤ
- 子安武人本名は藤宮蘭(ふじみや らん)。7月4日生まれで20歳前後[6]血液型はA型。身長178cm。趣味は読書。好きなものはお金で、嫌いなものは権力者。耳の前の一房を長く伸ばした赤い髪[7](アニメ第2期では茶色に近くなり、第10話まで後ろ髪を長く伸ばして三つ編みにしている)と藤色の瞳が特徴の、「笑顔を捨てた男」[8]。普段は冷静沈着で、どんなことに対しても決して熱くならないが、妹が関わると感情的になることがある。金のためならどんな危険な仕事も引き受ける。黙っていれば見た目の良さに女が寄ってくるが、冷めた口調であしらっている。花屋の表家業も淡々とこなす。左ハンドルの白いポルシェ928[3]を所有しており、たびたび運転している描写がある。家族が揃っていた頃は、人当たりのよい爽やかな好青年だった。2年前、妹である彩(あや)の16歳の誕生日の夜、誕生日プレゼントを探しに行った縁日から帰ってくると両親はすでに何者かによって殺害されており、事故を装ったガス爆発が起きて家を失った。間一髪、難を逃れた兄妹だったが、彩は彼の目の前で鷹取玲司が乗った車に轢き逃げされ、植物状態で眠り続けることに。事件の真相は闇に葬られたため彼は復讐を誓い、その後、ヴァイス加入時に妹の名である「アヤ」を名乗った。なお、父は銀行員だった。両親を失い、妹が病院に入ってすぐの頃(当時18歳)にマリーゴールド(ペルシャ)に拾われ、仙台のクリティカァに配属される。この頃に仲間の1人を師匠として日本刀の扱いを学ぶ。その後、対馬のクリティカァと、メンバーの戦線離脱による一時的な措置として東京のクラッシャーズを経て、ヴァイスになった。クリティカァ時代は、本名が花の名前だったため、そのままコードネームとして使われていた。ヴァイスの一員となった後も、定期的に病院で眠る妹の様子を見に行っている。また、アニメ第1期で左耳につけているピアスは、彩の誕生日プレゼントだった物。先述の因縁のため、仇である玲司を見つけると感情的になり、ミッション中であることを忘れて周囲が見えなくなることもあった。また、記憶を取り戻したオミがターゲットである広史を逃がしてから、一時彼に憎悪の念を向けたが、「鷹取家の人間」ではなく「ヴァイスの月夜野臣」であることを選んだのを見て和解している。玲司を処刑しヴァイスが解散した後、彩を海辺の町に転院させ、自身は土木工事のアルバイトなどで生計を立てていたが、ある日彩が攫われたため、再び「子猫の住む家」を訪れる。


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