ワードプロセッサ
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コンピューターのソフトウェアについては「ワープロソフト」をご覧ください。

プロレス中継番組の「ワープロ」については「ワールドプロレスリング」をご覧ください。

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東芝Rupo JW05H(1992年11月発売)東芝Rupo JW05Hの上面

ワードプロセッサ(: Word processor)または文書作成編集機(ぶんしょさくせいへんしゅうき)は、コンピュータで文章を入力、編集、印刷できるシステムである。一般的な略称は「ワープロ」。ワープロ機能専用コンピュータとして商品開発された「ワープロ専用機」と、汎用的なパーソナルコンピュータで動作する「ワープロソフト」(Microsoft Word一太郎など)がある。この記事では主に前者の「ワープロ専用機」を扱う。
ワープロ専用機の歴史英語用ワープロ専用機「Brother WP-1400D」
日本語処理の問題かな漢字変換を用いない日本語入力用キーボードの一例。一つのキーが漢字12文字に対応しており、複数種類のシフト(多段シフト)で選択する。写植機などで採用されていた。

文章を入力し、活字で印字するシステムとして、ローマ字を用いる地域ではタイプライターが利用されていたが、日本語ではアルファベットだけでなくかな漢字も使うため、欧文タイプライターのように個別のキーの押下が印字ヘッドの運動に変換される機構では文字数が大幅に不足していた。日本語用の和文タイプライターも存在したが、1000以上の文字が並んだ盤面から目的の文字をひとつずつ検索して拾い上げる必要があり、操作方法が煩雑で熟練技能を必要とした。このため小規模印刷にはタイプライターではなくガリ版が多用された。

20世紀半ばにコンピュータが発明され、小型化・低価格化が進む過程で、文章の作成への応用が行われた。手書きやガリ版に対して字体が統一されており、タイプライターに比べても修正・推敲が容易であることが利点となる。ローマ字圏では使用される文字が英数字に若干の記号を加えた程度で処理が可能なため、比較的容易にワードプロセッサが作られた。世界初のワードプロセッサは、1964年昭和39年)のIBM MT/STで、その後もワング・ラボラトリーズ社などからいくつか英文ワープロ専用機が登場した。しかしローマ字圏ではタイプライターで間に合うことから高価なワープロ専用機の必要性が少ないため、タイプライターから直にパソコンのワープロソフトへ短期間で移行したことが多く、ワープロ専用機はそれほど普及しなかった。

一方日本では、アルファベットより複雑な字形の印刷、漢字入力の方式策定という課題があったため、開発が困難であったが、登場するとたちまち受け入れられた。そのため20世紀日本では多くの場合、手書き・ガリ版→ワープロ専用機→パソコンでのワープロソフトとタイプライターを経ないで移行が行われた。

さらに、インターネットが普及していない時代であったために紙印刷する必要があり、印刷機の歴史もこれに追随することとなる。
日本語ワープロ専用機の誕生

1977年(昭和52年)、シャープが試作機を開発、5月のビジネスシヨウに出品した[1][2]。なお、後に商品化したモデル(WD-3000)ではかな漢字変換は実装されていなかった。世界初の日本語ワープロ、東芝 JW-10(1979年2月発売 東芝未来科学館所蔵)

1978年(昭和53年)、東芝が初の日本語ワードプロセッサJW-10を発表した[3]。これはワープロ専用機で、発売価格は630万円であった[4]。この発明は電気・電子技術における歴史的な業績として、2008年にIEEEマイルストーンに認定された[5]

日本語版の実現には、かな文字を入力し、その読みから候補となる漢字を選択する、コンピュータによるかな漢字変換の仕組みが開発されたことがあった[注釈 1]。当初から構文解析を行い、文節単位、熟語単位の変換が可能となっており、同音語の学習機能も備えていた[6][7]。かな漢字変換機構は、単に日本語ワードプロセッサ専用機の実用化だけではなく、汎用コンピュータに限らず電子手帳や携帯電話等の電子機器も含めた、広い意味でのコンピュータによる日本語利用を普及させるための核心となる技術であった。

1979年(昭和54年)3月、沖電気が OKI WORD EDITOR-200 を発表。キーボード入力を採用し、漢字入力は1字ごとに変換する方式であった。音読みでかな入力すると同じ読みの漢字がリスト表示され、その中から入力したい文字を選択するかたちである[8][9]

同年9月、シャープが書院WD-3000を発表。キーボード入力・かな漢字変換ではなく、タッチペン方式であった[10]。キーボードの方が能率がいいのはわかっていたが、「キーボードアレルギー」対策だとのことである[11]
「ワープロ」の普及

1980年(昭和55年)より電機メーカー、事務機メーカーなどが次々と日本語ワープロ市場に参入し、競争により価格も下がり、大手企業への導入が進んだ。同年に平均単価200万円だったワープロの価格は、1985年(昭和60年)には16.4万円と劇的に下がった[12]。なお古瀬幸広によれば「ワープロ」の略称が一般に普及したのは、1982年に関取の高見山を起用した富士通のワープロ「マイオアシス」のコマーシャルとしている[13]。同年5月6日(NEC文豪NWP-11N発表の4日前)に富士通が発表したマイオアシスの価格は75万円であった[14]
パーソナルワープロブーム

1985年(昭和60年)のビジネスシヨウカシオが59,800円のカシオワードHW-100を披露し衝撃を与え、それに対してキヤノンが49,800円のPW-10Eを出して追随するなどワープロは一気に低価格化し、マスコミには「電卓戦争の再現」として取り上げられるようになった。ソニーセイコーエプソンなどの企業も参入し、パーソナルワープロブームとなった[15]

1980年代後半には、ワープロ専用機は、持ち運びが可能な大きさまで小型化されたパーソナルワープロとして、中小企業や個人への導入が始まった[16]東芝Rupo JW-P22(K)(1986年3月発売)と、別売のマイクロフロッピーディスクユニット JW-F201

この頃の個人向けパーソナルワープロは、本体にキーボードに一体化されたプリンタと数行程度の液晶表示パネルを備える専用機であり、文章の作成、校正編集印刷などの機能を持つだけであった。


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