この項目では、コミックのキャラクターについて説明しています。その他の名称については「ワンダーウーマン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ワンダーウーマン
ワンダー・ウーマンを演じるリンダ・カーター
出版の情報
出版者DCコミックス
初登場All Star Comics #8 (1941年11月)
クリエイターウィリアム・モールトン・マーストン
H・G・ピーター
作中の情報
本名ダイアナ・オブ・セミッシラ
種族アマゾン族
半神 (2011年 - )
出身地セミッシラ
所属チームジャスティス・リーグ
パートナースティーブ・トレバー
バットマン
スーパーマン
ワンダーガール
ワンダーウーマン (英: Wonder Woman) は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックスに登場する架空のスーパーヒーロー[1]。及びコミック、映画、ドラマ、アニメ作品のタイトル。 ワンダーウーマンはジャスティス・リーグの創立メンバーであり、アマゾン族の特使、女神である。このキャラクターは1941年10月『オールスター・コミックス』8号に初登場し、1942年1月『センセーション・コミックス』1号で初めて表紙を飾った。それ以来、『ワンダーウーマン』のコミックシリーズは(1986年の短い休止を除き)現在まで刊行が続けられている[2]。故郷セミッシラでの正式な肩書はヒッポリタの娘、セミッシラのプリンセス・ダイアナである。彼女は「男の世界」である外の社会に混ざって暮らす際に、「ダイアナ・プリンス」という市民としての身元を採用する。更にこのキャラクターは「アメイジング・アマゾン」、「スピリット・オブ・トゥルース(真実の魂)」、「セミッシラズ・チャンピオン」そして「ゴッデス・オブ・ラブ・アンド・ウォー(愛と戦争の女神)」という異名で呼ばれている。 ワンダーウーマンは心理学者で作家のアメリカ人、ウィリアム・モールトン・マーストン(ペンネームはチャールズ・モールトン[1])とアーティストのH・G・ピーター
概要
ワンダーウーマンの誕生の物語は、母親のヒッポリタ女王に粘土で形造られ、アプロディーテーによって命が、ギリシャの神々からスーパーパワーが贈られたというものである。しかし近年DC社は彼女のプロフィールを更新し、ゼウスの娘であり、母親のヒッポリタと叔母のアンティオペ、メナリッペによって共同で育てられたとした。1980年代のアーティスト、ジョージ・ペレスは彼女にたくましい容姿を与え、彼女のアマゾン族としての伝統を強調した。2010年にアーティストのジム・リーはパンツを含むダイアナのコスチュームを再デザインしたが、このデザインはのちに断念された。彼女はアレースの神の能力を受け継ぎ、「ゴッド・オブ・ウォー(戦争の神)」の象徴となった[8][9]。
ワンダーウーマンはアマゾン族としてのトレーニングによって戦術、探索、戦闘における幅広い類まれなる能力を発展させた。彼女は真実の投げ縄、2つの破壊できない腕輪、投擲武器となるティアラなど、先進的なテクノロジーの武器庫を保有している。旧作によると、アマゾン族のテクノロジーをもとにつくられた幅広い装置類も所有している。ワンダーウーマンのキャラクターは第二次世界大戦の最中に作られた。物語中では始め、枢軸国軍や、個性豊かなさまざまなスーパーヴィランとの戦いが描かれていたが、時間とともにギリシャ神話のキャラクターや神、怪物が大きく強調されるようになった。多くの物語でワンダーウーマンが自ら拘束から抜け出す様子が描かれ、1940年代のコミックでよく見られていた囚われの姫君のテーマを覆した[10]。デビューから数十年の間にワンダーウーマンは、古典的悪役のアレス、チーター、ドクター・ポイズン、サーシ(英語版)、ドクター・サイコ、ジャイガンタ(英語版)や、近年の悪役のヴェロニカ・ケールやファースト・ボーンなどの敵役と相見えた。ワンダーウーマンはさらにスーパーヒーローのチーム、ジャスティス・ソサエティ(1941年?)やジャスティス・リーグ(1960年?)を中心的に扱うコミックブックに定期的に登場している[11]。