ワタボウシタマリン
ワタボウシタマリン Saguinus oedipus
保全状況評価[a 1][a 2]
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I
分類
ワタボウシタマリン(Saguinus oedipus)は、哺乳綱サル目(霊長目)オマキザル科タマリン属に分類されるサル。別名ワタボウシパンシェ[1]。 コロンビア北西部[2][3][4] 体長24-30センチメートル[4]。体重0.4-0.6キログラム[3]。頭頂部の羽毛は肩まで伸長するが(冠毛)[1]、顔は短い体毛で被われる[4]。和名は冠毛に由来し[1]、英名(Cotton-top=綿の前髪の意)や独名Lisztaffe(作曲家フランツ・リストのように見える)も冠毛に由来する[3]。頭部や顔の毛衣は白い[2][4]。頸部から肩にかけての毛衣は明褐色[3]。背面の毛衣は黄褐色や灰黄色[3]。腹面や四肢の毛衣は白や黄白色[2][3][4]。尾の毛衣は基部やその周辺が赤橙色や褐色で、先端は黒い[2][4]。 顔や耳介の皮膚は黒く、耳介には体毛がなく裸出する[4]。 熱帯雨林に生息するが[1]、二次林や疎林などにも生息する[4]。昼行性[4]。8-10ヘクタールの行動圏内で生活する[4]。主にペアと幼獣からなる1-19頭の家族群を形成して生活するが[1]、行動圏内に幼獣や別の群れから侵入した若い個体からなる群れも形成することもある[4]。 食性は動物食傾向の強い雑食で[1]、昆虫、樹脂、花、果実などを食べる[4]。
分布
形態
生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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