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株式会社ワタナベエンターテインメント
Watanabe Entertainment Co., Ltd.
本社(東京都渋谷区神宮前3丁目)
種類株式会社
市場情報非上場
略称ナベプロ、WE
本社所在地 日本
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-27-19
WES原宿[1]
設立2000年10月24日
業種サービス業
法人番号1011001035495
株式会社ワタナベエンターテインメント(英: Watanabe Entertainment Co., Ltd.)は、日本の芸能事務所。
2000年10月24日、渡辺プロダクションの組織改編により、芸能プロダクション部門を分社化して設立。代表は渡辺ミキ(渡辺プロダクション代表取締役会長も兼任)。 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2020年3月) 渡辺プロダクション創立時のベンチャースピリットを継承しながらも、メディアの多様化する21世紀のエンターテインメントに既成の枠を超えて臨むべく、渡辺プロダクションの芸能プロダクション部門を分社化して設立された。 まだ渡辺プロダクション(ナベプロ[注釈 1])であった頃、邦盤の制作・流通はレコード会社が一手に引き受けていた中、自社の資金で植木等「スーダラ節」を制作。これは芸能プロが制作した原盤第1号となり、その後のレコード業界の改革へと繋がり日本の知財ビジネスを発展させた。他にも、テレビ番組や映画を自社で制作し、レコードの原盤制作収入だけでなく、番組制作費、興行収入が入ってくるようにし、戦後の新しい芸能ビジネスのスタイルを作った。 井澤健、池田道彦、大里洋吉、諸岡義明、尾木徹らの著名芸能プロダクションの社長や、中井猛、木崎賢治もかつてナベプロやその系列のプロダクションの社員だった。 2004年には、第1回D-BOYSオーディションを開催。当時、男性グループといえばジャニーズの勢力が強かった中、ジャンル違いの“俳優集団”とはいえ、所謂若いイケメンを一つの枠でくくって売り出す先駆けとなった。城田優、和田正人が初期メンバーとして所属、その後も定期的に様々なオーディションを開催し、瀬戸康史、堀井新太、山田裕貴らを発掘した。現在、若手俳優の登竜門となっているミュージカル「テニスの王子様」には、第一期の主人公越前リョーマ役、初代柳浩太郎、2代目遠藤雄弥を皮切りに、初期より多数のメンバーが出演。また、特撮番組などへの出演経験者も多い。
概要
沿革表参道時代の本社ビル(WESビル)
2000年
10月24日 - 渡辺プロダクションからマネージメント部門を分離させ株式会社ワタナベエンターテインメントを設立。
2001年
6月1日 - ライブハウスFAB.をオープン
10月20日 - 初の制作映画となる「Platonic Sex」を公開。原作は所属タレントであった飯島愛の同タイトルの自伝であり、ダブルミリオンセラーを記録するなど社会現象を巻き起こした。
2002年
8月2日 - ビスケット・エンターティメント、ワタナベ・デジタル・メディア・コミュニケーションズと会社統合(後者は後に再分社)。
2004年
4月1日 - “100人いたら 100通りの「プロデュース」”をモットーとした、新人の発掘・育成機関「ワタナベエンターテイメントカレッジ」を設立[注釈 2]。その他、後記の育成部門をワタナベエデュケーショングループとして開校。
7月27日 - 第1回D-BOYSオーディションを開催。
10月1日 - ワタナベコメディスクール、ワタナベエンターテイメントスクールを開校。
2006年
3月2日 - 「プロデューサー賞 渡辺晋賞」を設立。
5月3日 - タイタン、プロダクション人力舎、サンミュージック、マセキ芸能舎、太田プロダクション、レントラックジャパンの7社アライアンスで、お笑いDVD制作会社「株式会社Contents League」設立。
5月26日?27日 - 渡辺プロダクション50周年記念事業の一環として、フジテレビ系列2夜連続スペシャルドラマ「ザ・ヒットパレード?芸能界を変えた男・渡辺晋物語?」が制作される。
2007年
7月23日 - 地方発のエンターテインメント目指し、先代渡邊晋社長生誕の地である福岡に「九州事業本部」開設。
2010年
8月1日 - ライブハウスFAB.をリニューアルし、ライブスペース「Omotesando GROUND」オープン。
2012年
2月1日 - 「関西から日本を元気に!」をキャッチフレーズに関西事業本部を開設。関西版D-BOYSの立ち位置として、関西を拠点に活動する劇団プロジェクト「劇団Patch」を立ち上げる。
10月1日 - ワタナベエンターテインメントスクール福岡校開校。
2014年
11月1日 - 名古屋事業本部を発足。
2015年
4月1日 - 渡辺高等学院を開校。
2016年
4月1日 - 渡辺高等学院/ワタナベエンターテイメントスクール名古屋校を開校。
2018年
4月1日 - ドラマ制作部門を発足。
2019年
4月1日 - 渡辺ミュージカル芸術学院、渡辺大阪芸術学院/渡辺高等学院大阪校を開校。
2023年
8月28日 - 表参道から原宿に社屋移転[1][3]。
所属タレント「渡辺プロダクション・ワタナベエンターテインメントの所属者一覧」を参照
主な製作参加番組
フジテレビ系列番組
2024年3月現在放送されている番組
クイズ・ドレミファドン!(1976年?[注釈 3])
「家族対抗ドレミファ大賞」をマイナーチェンジする形でスタートしたクイズ番組兼音楽番組。司会は高島忠夫ほか。レギュラー版は1988年で終了となったが、その後も同社所属タレントの中山秀征らの司会によるスペシャル番組として継続され、2024年現在は年3回程度放送されている。
ネプリーグ(2003年?、 ※制作協力扱い)
芸能人や各界著名人5?7人1チーム[注釈 4]2?3組がクイズアトラクション等に挑戦するバラエティ番組で、同社所属のお笑いトリオ・ネプチューンの冠番組(ネプチューンは解答者のみでの参加で、番組の進行はフジテレビアナウンサー(伊藤利尋→佐野瑞樹→伊藤利尋)が生ナレーションで行う)。また同社所属のタレントで予備校講師の林修・村瀬哲史が解答者や問題解説者(村瀬はボーナスステージの商品プレゼンターも兼ねている)としてレギュラー扱いで出演している。
芸能界特技王決定戦 TEPPEN(2010年?)
年2 - 3回程度放送のスペシャル番組で、「新春かくし芸大会」の事実上の後継番組。共通の趣味・特技を持つ数名の芸能人が、ピアノや100m走、剣道など各競技のナンバーワン(TEPPEN)を争う。総合MCはネプチューン。
なりゆき街道旅(2018年4月1日?)
全国各地にある街道を訪れ、周辺をなりゆき任せで散策する全編ロケーション形式の旅行バラエティ番組で、2023年4月から同社所属のお笑いトリオ・ハナコが2代目MCを務めている。また同社所属の若手お笑いタレント(バッドナイス常田、都留拓也(ラパルフェ)、ワタリ119等)のうち毎月替わりで1組が番組内のミニコーナー「なり調」に出演している[注釈 5]。番組開始から2023年3月までは同社所属のお笑いコンビ・ハライチの澤部佑がMCを務めた[注釈 6]。
過去放送していた番組
新春かくし芸大会(1964年?2010年)
「新春ポピュラー歌手かくし芸大会」として始まった第1回より現在まで製作を担当。尚、最初期にはすぎやまこういちも担当していた。
ザ・ヒットパレード(1959年?1970年)
当時フジテレビの社員であったすぎやまこういちがディレクションを手がけた。初代司会は、所属タレントだったミッキー・カーチス。レギュラーとして売り出し中のザ・ピーナッツが出演。フジテレビとの強固な関係を築く土台となった。その後も長沢純、布施明と司会者にはナベプロ専属タレントが当り、まさにナベプロを代表するテレビ番組であった。
(世界タレントスカウト)君こそスターだ!(1973年10月?1980年3月)
タレントスカウト番組で、第1回グランドチャンピオンの林寛子を皮切りに、かおりくみこ(アニソン歌手)・石川ひとみ・高田みづえ・新田純一などを輩出した。司会は三波伸介→笑福亭鶴光→おりも政夫。
クイズ!家族ドレミファ大賞(1976年4月?9月)
後述の『ドレミファドン!』の母体となったクイズ番組兼音楽番組で、『ドレミファドン』がペアで参加するのに対し、こちらは家族3名で参加する。司会は柏村武昭と水沢アキ。
上岡龍太郎のもう(→上岡龍太郎には)ダマされないぞ!(1990年2月?1996年10月)
上岡龍太郎司会の情報トーク番組。『ドレミファドン』以来久々の1年以上の放送となる。
ウチくる!?(1999年4月?2018年3月)
ゲストである各界著名人の出身地や縁の地を練り歩く全編ロケーション形式のトークバラエティ番組。司会は、同社所属タレントの中山秀征と飯島愛、久保純子、中川翔子が務めていた(久保は同社所属タレントではなかった)。
林修のニッポンドリル(2018年4月25日?2023年9月、 ※制作協力扱い[注釈 7])
日本の文化や歴史、日本語に関する知識・雑学をクイズ形式で紹介する情報バラエティ番組で、林修の冠番組。
伊沢vsインテリ芸能人の勉強してきました!(2024年3月16日、関東ローカル[注釈 8])
MCで同社所属タレントの伊沢拓司を含む芸能人5名が、番組側で提示したテーマについて事前に勉強や専門家等への取材を行い、スタジオにてゲストパネラーにプレゼンテーションする教養バラエティ番組。
その他の主な系列番組