ワカモレ(スペイン語: guacamole [waka?mole, ?waka?mole] ( 音声ファイル))とは、アボカドをメインに青唐辛子または唐辛子、トマト、玉ねぎ、コリアンダー、塩、レモンを加えて作られたメキシコ料理のサルサの一種である。ワカモレという名称の由来は、ナワトル語のAhuacamOlli=Ahuacatl(アボカド)+molli(ソース)からなる[1]。なお、片仮名表記では、グァカモレ、グワカモレ、グワカモーレ、ガカモーレ、グアカモーレ、ワカモーレ、グァカモーレ、グアカモレ、ガカモレと書かれることもあるが、本稿ではワカモレに統一する。 家庭での作り方(2-3人分)としては、みじん切りした玉ねぎ(1/4)、トマト(1個)、コリアンダー(ひと束)、青唐辛子(1本)と、種とその周りの部分を取り除いたトマト(1個)を用意する。アボカド(1個)は容器の中でフォークを使って完全に潰さないよう、粗く潰す。これらの材料を混ぜ合わせて、酸化や変色防止のためにレモン汁と塩をひとつまみ加えて混ぜる。最後にアボカドの種を上に載せて完成。トルティーヤチップスと一緒に食べることが多い[2]。ワカモレはタコス、ケサディーヤ、タマル、チャルーパ、ノパルなどあらゆる種類の料理にも使用されたり、付け合わせとして提供される[3]。 現地では、「モルカヘテ」と呼ばれる石臼と「テホロテ」(tejolote)という短いすりこ木のような石ですりつぶして作られる。2018年、メキシコの加工食品としてのワカモレの輸出量は78,863トンに達し、メキシコは世界をリードするアボカドの生産国および輸出国となった[4]。 アボカドはかなりの量の天然脂肪、タンパク質、ミネラル、鉄、リンを多分に含むため、ワカモレは高い栄養価を持っている[5]。なので、そのアボカドとそのほか野菜を含むワカモレは健康的な料理と言える。 16世紀初頭、スペイン人征服者たちが新大陸に到着する前の時代からワカモレは伝統的な料理として現地で食べられていた。海外での需要に関していうと、米国ではメキシコからの移民が増えたことに伴い、ワカモレはアメリカンフットボール、特にスーパーボウル観戦時には欠かせないスナックとして受け入れられ始めた。他にも米国では5月5日にあるシンコ・デ・マヨや9月16日のメキシコ独立記念日などメキシコの祝祭でもワカモレは多く消費されている[6]。近年、日本でも東京を中心にメキシコ料理店の出店が増えており、ワカモレも消費されるようになっている。
概要
メキシコ国外での受容
出典^ Rural, Secretaria de Agricultura y Desarrollo. “ ⇒Guacamole, la salsa mexicana de renombre internacional” (スペイン語). gob.mx. 2021年4月21日閲覧。
^ “Recetarios - Google ドライブ
^ “Guacamole mexicano - EcuRed
^ ““Boletin de exportaciones guacamole””. 2021年4月21日閲覧。
^ “Guacamole mexicano - EcuRed” (スペイン語). www.ecured.cu. 2021年4月21日閲覧。
^ “EL GUACAMOLE MEXICANO -” (スペイン語). guacamole.org.mx. 2021年4月21日閲覧。
外部リンク
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