ワイルド・スピードシリーズ
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ワイルド・スピード
Fast & Furious
公式フランチャイズロゴ
創作者ゲイリー・スコット・トンプソン(英語版)
初作品『ワイルド・スピード』 (2001)
所有者ユニバーサル・ピクチャーズ
期間2001?現在
映画・テレビ
映画

メイン・サーガ
(9 作品; 2001?現在)

スピンオフ映画
(1 作品; 2019)

短編映画ショートフィルムのリスト
テレビシリーズテレビシリーズのリスト
舞台
舞台ツアーのリスト
ゲーム
コンピュータゲームビデオゲームのリスト
オーディオ
サウンドトラックサウンドトラックのリスト
その他
玩具玩具のリスト
アトラクションアトラクションのリスト
公式ウェブサイト
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「ワイルド・スピード」(: The Fast & Furious)シリーズは、アクション映画を中心としたメディア・フランチャイズである。このフランチャイズには、短編映画、テレビシリーズ、ライブショー、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなども含まれている。ユニバーサル・ピクチャーズが配給している。
概要

違法なストリートレースに焦点を当てたカーアクション映画として2001年に第1作『ワイルド・スピード』が公開され、2003年には続編『ワイルド・スピードX2』が、2006年には(当時の位置付けとしての)リブート版『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』が製作された。その後2009年の4作目『ワイルド・スピード MAX』から、強盗スパイをテーマにしたカーアクション映画に移行し、2013年にかけてその続編が2本公開、これらの3作品は3作目の前日譚として位置付けられた。そして7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)より、時系列的に新たなストーリーが始まった。10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023年[1])、11作目のシリーズ完結2部作が予定されている[2]。主要作品は「ファスト・サーガ」(The Fast Saga)と総称されている。

ユニバーサルはこのシリーズを拡大して、スピンオフ映画『 ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)、その子会社であるドリームワークス・アニメーションはウェブテレビアニメ『ワイルド・スピード/スパイレーサー』を制作した。全作品のサウンドトラック・アルバムが発売されているほか、作品中で聴ける既存の音楽を収録したコンピレーション・アルバムも発売されている。また、シリーズに関連した2本の短編映画も公開されている。

ユニバーサルにとっては最大のフランチャイズであり、シリーズ全体の興行収入が58億ドルを超え、史上10番目に高い映画シリーズとして位置づけられている。映画以外でも、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのアトラクション、ライブショー、コマーシャル、多くのビデオゲームや玩具など、他のメディアでも注目を集めている。

なお、本シリーズ作品にそれぞれ与えられている「ワイルド・スピード(通称・ワイスピ)」およびそれに続くサブタイトルは、いずれも原題の直訳に基づいていない日本オリジナルの邦題である(原題「Fast & Furious」は、「熱気に満ちた、勢いよく、熱狂的な」[3]といった意味の慣用句)。
これに関しては、米メディアのThe Hollywood Reporterが「爽やかで、わかりやすく、アーケードのレースゲームのようなタイトル」と評し絶賛する内容の記事を掲載しており[4]、他にも様々なメディアにおいて好意的に評価されている[5][6]。『ファイヤーブースト』で監督を務めたルイ・レテリエはインタビューにて「僕が好きなタイトルは日本版です。(中略)他にも『Sky Mission』とかがあって、“うんうん、言いたいことわかる”って感じ」と語っている[7]
製作
ファスト・サーガ.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}主演のポール・ウォーカー(上)とヴィン・ディーゼル(下)

2000年、俳優のポール・ウォーカーは、ロブ・コーエン監督と『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』で共演していた[8]。コーエンはプロデューサーのニール・H・モリッツユニバーサル・ピクチャーズのタイトル未定のアクション映画の契約を結び、ウォーカーに「夢の」アクション映画を提案してほしいと持ちかけた。ウォーカーは映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)と『フェイク』(1997年)のマッシュアップを提案した。 その直後、コーエンとモリッツは、1998年5月に発行された雑誌「Vibe」に掲載された、ニューヨークで活動するストリートレースの秘密のサーキットについての記事を持ってきて、映画『ハートブルー』(1991年)を再構成し、ウォーカーがロサンゼルスの地下ストリートレースの世界に潜入する任務を負った潜入捜査官として登場するストーリーを提案した[9]。スタジオ側は、大ヒット作『60セカンズ』(2000年)の成功を受けて、ティモシー・オリファントをドミニク・トレット役に起用する案を温めていたが、彼は断った。その後、モリッツは『ピッチブラック』(2000年)に出演したヴィン・ディーゼルに粘り強く働きかけ、ディーゼルは何度も脚本の変更を提案して受け入れられた。モリッツは、『Racer X』、『Redline』、『Race Wars』、『Street Wars』というタイトル案の中から選ぶのに苦労したが、アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズのドキュメンタリー番組で、1954年のロジャー・コーマンの映画『The Fast and the Furious』を見てインスピレーションを得た[10]。2001年6月に公開された本作は、興行的にも大成功を収め、2002年9月には続編の製作が決定した[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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