『ワイト島ライヴ1970』
ザ・フー の ライブ・アルバム
リリース1996年10月29日
録音1970年8月29日
ジャンルハードロック
時間112:19
レーベルEssential
プロデュースジョン・アストリー、アンディ・マクファーソン
専門評論家によるレビュー
オールミュージック [1]
マイ・ジェネレイション?ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・フー
(1996年)ワイト島ライヴ1970
(1996年)BBCセッションズ
(2000年)
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『ワイト島ライヴ1970』 (Live at the Isle of Wight Festival 1970) は、イギリスのロック・バンド、ザ・フーが1996年に発表したライブ・アルバムおよび映像作品。1970年8月にイギリス、ワイト島で開催された、第3回ワイト島音楽祭におけるコンサートの模様を収録したものである。 ザ・フーは、1969年5月よりロックオペラ・アルバム『トミー』に伴う長期のコンサートツアーを行っており、この第3回ワイト島音楽祭はその一環で出演したものである。音楽祭は8月26日から31日にかけて開かれ、ザ・フーは4日目の29日に出演する予定だったが、ウッドストック・フェスティバル同様スケジュールが遅延し、ザ・フーの登場は30日の午前2時(3時という説もある[3])になってからだった。ザ・フーは彼らのキャリアの中でも最高の60万人という数の聴衆の前で2時間以上に渡る演奏を行ったが、ピート・タウンゼントによればこの時の演奏は「いいものとは言えなかった」という。[4] コンサートの模様は全編撮影され、翌日の8月31日にはコンサートの模様がラジオで放送されたが、映像の方は権利譲渡の件で決着が付かず、日の目を見るのは1996年になってからだった。映像は撮影したマレー・ラーナーの映画『リスニング・トゥ・ユー』として公開され、同年VHS/DVDとしてソフト化された。ライブ・アルバムの方はCD2枚組でリリースされ、コンサートで披露された曲全てが演奏順どおりに収録されたが、映像の方は『トミー』のパートが後半に回され、またかなりの曲が割愛されている。また映像の最後には、「トミー、聞こえるかい」をバックに、バックステージのキース・ムーンへのインタビュー映像が挿入された。[4] 2006年、『ワイト島のザ・フー 1970/究極エディション』と改題され、DVDが再リリースされた。本編は新たに5.1chサラウンド音声が収録され、また旧版には収録されなかった「恋のピンチ・ヒッター」と「ネイキッド・アイ」が追加、さらにピート・タウンゼントの最新インタビューも収録された。 ※特記なき限り、作詞作曲はピート・タウンゼント。
解説
収録曲
Disc1
ヘヴン・アンド・ヘル - Heaven and Hell (John Entwistle) 5:16
アイ・キャント・エクスプレイン - I Can't Explain 2:45
ヤング・マン・ブルース - Young Man Blues (Mose Allison) 6:06
アイ・ドント・ノウ・マイセルフ - I Don't Even Know Myself 6:11
ウォーター - Water 10:53
序曲 - Overture 5:08
イッツ・ア・ボーイ - It's a Boy 1:33
1921 - 1921 2:27
すてきな旅行 - Amazing Journey 3:19
スパークス - Sparks 5:10
光を与えて - Eyesight to the Blind (The Hawker) (Sonny Boy Williamson II) 1:58
クリスマス - Christmas 3:25
Disc2
アシッド・クイーン - The Acid Queen 3:41
ピンボールの魔術師 - Pinball Wizard 2:50
大丈夫かい - Do You Think It's Alright? 0:22
フィドル・アバウト - Fiddle About (Entwistle) 1:15
トミー、聞こえるかい - Tommy Can You Hear Me? 0:58