(州旗)(州章)
州の愛称: 平等の州 (Equality State)
カウボーイ州 (Cowboy State)州のモットー: 同権
Equal Rights
ワイオミング州(ワイオミングしゅう、英: State of Wyoming [wa??o?m??] ( 音声ファイル))は、アメリカ合衆国西部の山岳地域にある州。
州都はシャイアン市である。陸地面積は全米50州の中で第10位であるが、人口は576,851人(2020年国勢調査)[1]と全米50州の中で最も少なく(1市のみであるコロンビア特別区よりも少ない)、都市と比較しても、全米31位のウィスコンシン州ミルウォーキー市より少ない。人口密度は2.3人/km2で、全米50州の中ではアラスカ州に次いで2番目に、また本土48州の中では最も低い。ワイオミングとはアルゴンキン語族インディアンの言葉で「大平原」を意味し、州の東側3分の1はハイプレーンズ(英語版)と呼ばれ、広大なグレートプレーンズの西部にあたる標高の高い平原地帯が広がっている。西側3分の2はロッキー山脈東部の山岳地帯と丘陵の牧草地帯である。州の愛称は「平等の州 (Equality State)」、「カウボーイ州 (Cowboy State)」である。
家庭で話される言語(ワイオミング州) 2010[2]
英語 93.39%
スペイン語 4.47%
人種構成(ワイオミング州) 2010
白人 85.9%
ヒスパニック 8.9%
インディアン 2.4%
アジア系 0.8%
黒人 0.8%
混血 2.2%
歴史詳細は「ワイオミング州の歴史」を参照
現在のワイオミング州の地域には昔から幾つかのインディアン部族が住んでいた。白人探検家がこの地域に入って遭遇したのはクロウ族、アラパホ族、ラコタ族、ショーショーニー族などだった。現在の州南西部はスペイン帝国の領土となり、後にはメキシコのアルタ・カリフォルニアの一部となった。米墨戦争が終結した1848年、アメリカ合衆国がこれらの地域をメキシコから譲り受けた。18世紀後半にはケベックやモントリオールからフランス系カナダ人の罠猟師が入りこみ、テトン、ララミーなどフランス語を語源とする地名を残した。19世紀に入ってルイス・クラーク探検隊がこの地域に入ったが、この隊もフランス系カナダ人のトゥーサン・シャルボノーやその若いショーショーニー族の妻サカガウィアがガイドを務めていた。1807年には隊員のジョン・コルターが初の地誌を残した。当時イエローストーン地域の報告は作り話だと思われた。1812年にロバート・スチュアートと5人の隊員がオレゴン州アストリアからの帰途、サウスパスを発見した。