イーグル(英語:Eagle )は、イギリスのロールス・ロイスにより設計された、水冷V型12気筒 航空用エンジンである[1]。 ロールス・ロイス ホーク
概要
イーグルIの設計と開発
1914年9月8日にフレデリック・ヘンリー・ロイスによる250hpマークI、ニックネーム「イーグルI」の基本レイアウトができ上がった[1]。内径φ4? in=114.3 mm×行程6? in=165.1 mm、60度V型12気筒で排気量20,300 cc、SOHC2バルブ、シリンダーは鍛造削り出しスチール製、クランクケースはアルミニウム鋳造、ウォータージャケットは溶接組み立て式、と基本的にはホークの拡大版であったが、ツインプラグ化され、減速比0.65:1のファルマン式プラネタリー減速ギアが装備されるなど変更点もある[1]。1915年3月に完成し、1915年半ばから量産に入り、当初の想定通り大型機に搭載された他、パワー不足を指摘された当時の最新鋭機まで様々な機体に装備された[1]。総生産台数は104台である[1]。
その後改良は続けられ、1917年には300hpのイーグルVIIIが完成し、3302台とイーグルシリーズでは最大数を生産し、軍用に供された最後のイーグルエンジンとなった[1]。ビッカース ビミー双発爆撃機に2基搭載され、ジョン・オールコックとアーサー・ブラウンによる世界初の大西洋横断無着陸飛行を成功させている[1]。
1922年にはイーグルIXが完成し360 hpを発揮したが、これは民間用である[1]。
名称からすると最終型は1925年に試作されたイーグルXVIだが、これはボア4? in×ストローク4? inのX型16気筒エンジンであり、イーグルIとの共通点は全くない[1]。
出典^ a b c d e f g h i j k 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.67-78「ロールス・ロイス航空機エンジン」。
参考文献
『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-166-8
1914年-1971年
4ストローク
ブザード
コンドル
イーグル (V-12)
イーグル (H-24)
Exe
ファルコン
ゴスホーク
グリフォン
ホーク
ケストレル
マーリン
ペニーネ
ペレグリン
“R”
ヴァルチャー
2ストローク
クレシー
1943年-1971年
ターボジェット
エイヴォン
ダーウェント
ニーン
オリンパス
ソール
テイ
タメス
ヴァイパー
ウェランド
ターボファン
コンウェイ
メドウェイ
ペガサス
スペイ
テイ
ターボプロップ
クライド
ダート
トレント
タイン
ターボシャフト
ジェム
ノーム
ロケット