ローラ_(曲)
[Wikipedia|▼Menu]

「ローラ」
キンクスシングル
初出アルバム『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦
B面 Berkeley Mews
Mindless Child of Motherhood
リリース 1970年6月12日[1]
1970年7月28日[2]
規格7インチ・シングル
録音ロンドン、モーガン・スタジオ(1970年4月-5月)
ジャンルロック
時間4分03秒
レーベルパイ・レコード
作詞・作曲レイ・デイヴィス
プロデュースレイ・デイヴィス
チャート最高順位


第2位(全英シングルチャート

第9位(Billboard Hot 100

第2位(カナダ RPM)

キンクス シングル 年表

Victoria
(1969年)ローラ
(1970年)Apeman
(1970年)

ミュージックビデオ
Lola - YouTube


テンプレートを表示

「ローラ」(Lola)は、キンクスが1970年に発表した楽曲。グループの代表作の一つ。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2004年版)では422位にランクされている[3]
概要

作詞作曲はレイ・デイヴィス。デイヴィスはキンクスのマネージャーのロバート・ワースから聞いた話を元に曲を書いたと述べている。ワースはパリの自分の部屋でトランスジェンダーの人物(見た目は女性)と朝まで踊り明かしたときのことをデイヴィスに伝えた[4]。デイヴィス 「無精髭は見なかったか?」ワース 「見たよ。でもしこたま酔っ払ってたからさ。たいして気にならなかったと思う」[5]

ただしグループのドラマーのミック・エイヴォリーは別の説を唱えている。彼はおっかけの一人に誘われ、ドラァグクイーンのショーやトランスセクシャルのクラブに入り浸っていた。やがてデイヴィスも誘われ、店で曲の着想を得た彼はエイヴォリーが酒を飲んでいる間、詞を書いていたという[6]

レコーディングは1970年4月に始まり5月まで続いた。5月、オーディションでメンバーに加入したばかりのキーボード・プレーヤーのジョン・ゴズリングがピアノをピアノを弾き、それに伴ってボーカルも録音された[7]。ゴズリングはグループ加入後、最初のレコーディングとなった[8]

翌月、順調にシングルとして発表される予定だったが、歌詞に含まれる「コカコーラ」がプロダクトプレイスメントを禁止するBBCの規定に抵触することが判明。グループはアメリカのツアー中であったが、6月3日、デイヴィスは「コカコーラ」を「チェリーコーラ」に差し替えるだけのためにニューヨークから6000マイル離れたロンドンに戻り、スタジオに入った。

シングルは6月12日、本国で発表された。B面はアルバム『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』のアウトテイクの「Berkeley Mews」であった[1]。なお米国盤のB面は「Mindless Child of Motherhood」が使われた。

同年11月27日発売の8枚目のアルバム『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』に収録。アルバムには「コカコーラ」と歌われるバージョンが収録された。

各国のチャートは以下のとおり。イギリス2位、アメリカ9位、カナダ2位、オーストラリア6位、ニュージーランド1位、アイルランド1位、西ドイツ2位、オランダ1位、ベルギー3位、オーストリア2位、スイス4位、南アフリカ1位。

アルバム『この世はすべてショー・ビジネス』(1972年)、1980年7月発表のシングル、ライブ・アルバム『トゥ・ザ・ボーン』(1994年)の米国盤などこれまでに3種類のライブ・パージョンが世に出ている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef