ローマ数字
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ウィキペディアにおけるローマ数字の取り扱いについては、「Wikipedia:表記ガイド#ローマ数字」をご覧ください。
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ローマ数字(ローマすうじ)は、を表す記号の一種である。ラテン文字の一部を用い、例えばアラビア数字における 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 をそれぞれ I, II, III, IV, V, VI, VII, VIII, IX, X のように表記する。I, V, X, L, C, D,M はそれぞれ 1, 5, 10, 50, 100, 500, 1000 を表す。i, v, x などと小文字で書くこともある。現代の一般的な表記法では、1以上4000未満の数を表すことができる。

ローマ数字のことをギリシャ数字と呼ぶ例が見られるが、これは誤りである。
表記法

古代ローマにおいて成立し、中世後期までヨーロッパで一般的に用いられていた表記法。ただしこれを規定する公式な、あるいは広く知られた標準となる表記法は存在していない[注 1]。16世紀頃からはアラビア数字での表記が一般的になったが、特定の場面においては現代でも用いられている。

十進法に基づいている。数を10の冪ごとに、つまり 1000の位の量 + 100の位の量 + 10の位の量 + 1の位の量 と分解し、左からこの順番に書き下す。この際、空位の0は書かれることはない。位ごとに異なる記号が用いられるが、記号の組み合わせのパターンは共通である。

ローマ数字の表記方法ローマ数字'"`UNIQ--templatestyles-00000009-QINU`"'IVXLCDM
アラビア数字1510501005001000

それぞれの位の量は更に上記の数字の和に分解され、大きい順に並べて書かれる。5未満はIの繰り返しで表され、5以上はVにIをいくつか加える形で表される。(画線法

また、小さい数を大きい数の左に書くこともあり、この場合右から左を減ずることを意味する。これを減算則という。

ローマ数字の表記方法(減算則)ローマ数字IVIXXLXCCDCM
アラビア数字494090400900

これらの数は減算則を使わず表現することも可能(例:4 を「IIII」、9を「VIIII」)だが、通常は減算則を用いて表記する。なお、減算則が用いられるのは4 (40, 400) と9 (90, 900) を短く表記する場合だけであり、それ以外で使うことは通常行われない(例外は#異表記を参照のこと)。つまり、8を「IIX」と表記したり、位ごとの分離を破って45を「VL」、999を「IM」と表記することは基本的でない書き方とされる。

以上を踏まえると、1 から 9 とその 10 倍と 100 倍、および1000、2000、3000は以下のような表記となる。

表記法の表×1×10×100×1000
1IXCM
2IIXXCCMM
3IIIXXXCCCMMM
4IVXLCD[注 2]
5VLD
6VILXDC
7VIILXXDCC
8VIIILXXXDCCC
9IXXCCM

これらを組み合わせることで、1 から 3999 の値が表現できる。だが言い換えれば、(パターンを守ろうとすると)4000以上の数値を表すことは不可能である。また、0 を表す記号は存在しない。このため、 0 の値が入る桁の数値は表記せず、そのまま空位とする。

また、整数小数が一貫しておらず、整数が十進法(二五進法)である一方、小数には十二進法が適用され、1/12や1/144の小数が作られている。「:en:Roman numerals#Fractions」も参照

小数は、3/12 (= 1/4)が「点3つ」、6/12 (= 1/2)が「S」、9/12 (= 3/4)が「Sに点3つ」として、で一旦繰り上がる方法で表記されている。
ローマ数字の並べ方の例

12=10 × 1+1 × 2
 =X+II
 =XII

24=10 × 2+(?1 + 5)
 =XX+IV
 =XXIV

42=(?10 + 50)+1 × 2
 =XL+II
 =XLII

49=(?10 + 50)+(?1 + 10)
 =XL+IX
 =XLIX

89=50+10 × 3+(?1 + 10)
 =L+XXX+IX
 =LXXXIX

299=100 × 2+(?10 + 100)+(?1 + 10)
 =CC+XC+IX
 =CCXCIX

302=100 × 3+(10 × 0)+1 × 2
 =CCC++II
 =CCCII

493=(?100 + 500)+(?10 + 100)+1 × 3
 =CD+XC+III
 =CDXCIII

1960=1000 × 1+(?100 + 1000)+50+10+(1 × 0)
 =M+CM+L+X
 =MCMLX

3999=1000 × 3+(?100 + 1000)+(?10 + 100)+(?1 + 10)
 =MMM+CM+XC+IX
 =MMMCMXCIX

なお、手書きでは、大文字のローマ数字は上下のセリフをつなげて書くことが多い。「V」は上部のセリフをつなぎ、逆三角形(▽)のようになる。小文字ではセリフを書かない。
時計の文字盤での表記

時計の文字盤は伝統的に4時を「IIII」と表記することが多い。その由来には下記のように様々な説が唱えられているが定説はない。なお、9時は通常表記の「IX」の場合が多い。また、4時を通常表記の「IV」と表記している時計も存在しており、この表記方法は絶対的な物ではない(同様に、9時を「VIIII」と表記している時計も存在する)。

ローマ神話の最高神・ユピテル (IVPITER) の最初の2文字と重なるのを避けるため。

4を「IV」と書くと「VI」と見分けにくいため。

「IIII」ならば「I」という刻印を4回押せば文字盤の文字が作れるが、「IV」だと専用の型が必要になる。

専用の文字を使うのは、ちょうど間が4時間おきになる V と X だけのほうがいい。

「IIII」にすれば左側の「VIII」と文字数が釣り合い、見栄えがよい。

特定の有力なローマの時計製造者が「IIII」と書いた時計を作ったため、他の製造者もそれに倣った。

ルイ14世が、文字盤に「IV」を用いることを禁じた。

シャルル4世が、「IV」を用いることを禁じた。

異表記古代ローマのセミスコイン。.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄2を表す S の文字が刻印されている。

減算の文字を複数並べる。(例)8 = IIX,80 = XXC

500 に「D」を使わない。(例)1611 = MCCCCCCXI

減算を行わない。(例)1495 = MCCCCLXXXXV

任意の自然数 n に対し、10n を表す文字の前に、5m10n ? 2 (m = 0, 1) 以下を表す文字を使う。(例)490 = -10 + 500 = XD

簡略表記。Microsoft Excel の ROMAN 関数で「書式4」を使用。(例)999 = IM

ローマ数字はもともと厳密な規則が定義されたものではなく、特に減算則に関しては様々な異表記が見られる。当初は減算則が存在しなかったため、4 を「IIII」、9 を「VIIII」と書いていた。「The Forme of Cury」(14世紀の著名な英語の料理解説書)は 4 = IIII、9 = IXと表記している一方で「IV」と表記した箇所もある。

ほかに、80 = R、2000 = Zとする異表記もある。また、1⁄2 = S、1⁄12 = ? などとする分数の記号もあった。
4000以上の大きな数字

前述の通り、4000以上の数値の表記は、パターンに従った通常の方法では不可能であり、1 から 3999 の数値までしか表記できない。現代ではあまり使用されないが、4000以上の表記は下記の方法によって行う。
重ね表記

1000 を表すのに「M」ではなく「ↀ」または「CIↃ」を用いる場合もある。5000 を「ↁ」または「IↃↃ」、10000 を「ↂ」または「CCIↃↃ」で表した例もある。同様にして 50000 は「ↇ」または「IↃↃↃ」、100000 は「ↈ」または「CCCIↃↃↃ」となる。


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