ロープマジック(Rope magic)とは、ロープを用いたマジックの総称。クロースアップ・マジックから、サロンマジック、ステージマジックにいたるまで幅広く演じられる。
ロープマジックを得意とするマジシャンはマック・キング
、ダロー、タバリーなど。特にタバリーは1991年のFISMスイス大会のMicromagic部門でグランプリを獲得している。ロープマジックの歴史は古く、唐で出版された仏教の百科事典である『法苑珠林』にも切ったロープを復活させる奇術のようなものが登場する。本格的なロープマジックの解説としては17世紀にロンドンで発行された『ホーカス・ポーカス・ジュニア
』が挙げられる。日本では、1729年の『和国たはふれ草』において、縄切りと称していわゆるロープ切りの演技が解説されており、ここで書かれている方法は現在のロープマジックでも同様に使われることがある[1]。