ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings
一つの指輪
監督ピーター・ジャクソン
脚本フラン・ウォルシュ
フィリッパ・ボウエン
ピーター・ジャクソン
スティーヴン・シンクレア
「ロード・オブ・ザ・リング」(The Lord of the Rings)は、J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とし、ピーター・ジャクソンが監督・共同脚本を務めた叙事詩的[1][2]ファンタジー冒険映画三部作である。 ニュー・ライン・シネマが配給した映画シリーズ三部作。総製作費2億8500万ドルで、ジャクソンの母国ニュージーランドで三部作同時に撮影され、プロジェクト全体で8年を要した。各作品は劇場公開版に未公開シーンを追加した『スペシャル・エクステンデッド・エディション』の映像ソフトも発売。映画は小説の大まかなストーリーにそいつつ、いくらかの省略や追加要素が含まれた。 中つ国を舞台とし、ホビットのフロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)ら旅の仲間が一つの指輪を捨て、冥王サウロンを滅ぼすための冒険が描かれる。旅の仲間はやがて離れ離れとなり、フロドは忠実な庭師のサム(ショーン・アスティン)と危険なゴラム(アンディ・サーキス)と行動することとなる。一方でゴンドールのアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)はイスタリのガンダルフ(イアン・マッケラン)と共に中つ国の自由の民を率い、指輪戦争を勝利に導く。 三部作の合計興行収入は、歴代の映画シリーズの興行収入でも高いものである。批評的にも成功し、アカデミー賞では30回ノミネートされ、17回受賞した。特に最終作の『王の帰還』は11部門でノミネートされ、その全てで受賞を果たしたが、これは『ベン・ハー』、『タイタニック』に並んで最多受賞数である。三部作はその革新的な特殊・視覚効果において高く賞賛された[3][4][5]。
概要