この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ロードス島戦記"
ロードス島戦記
ジャンルファンタジー[1]
小説:ロードス島戦記
原作・原案など安田均(テーブルトークRPG)
著者水野良
イラスト出渕裕
出版社角川書店
レーベル角川文庫
→角川スニーカー文庫
刊行期間1988年4月10日 - 1993年3月27日
巻数全7巻
小説:ハイエルフの森 ディードリット物語
著者水野良
イラスト出渕裕
出版社角川書店
レーベル角川スニーカー文庫
発売日1995年2月28日
巻数全1巻
小説:黒衣の騎士
著者水野良
イラスト新書版:出渕裕
文庫版:夏元雅人
出版社角川書店
レーベル新書版:カドカワノベルス
文庫版:角川スニーカー文庫
発売日新書版:1995年7月27日
文庫版:1998年9月25日
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル
ポータル文学
『ロードス島戦記』(ロードスとうせんき、英語: Record of Lodoss War)は、安田均(原案)・水野良(著)による日本のライトノベル。
1986年からグループSNEによるテーブルトークRPG(TRPG)『Dungeons & Dragons』の誌上リプレイとしてパソコン雑誌『コンプティーク』に掲載された。出渕裕が描いたエルフをはじめとするイラストが人気を集めた[2]こともあって、連載が進むに従い世界観やストーリー及びキャラクターへの人気が高まり、キャラクターを替えて第3部まで続く好評企画となった。
1988年、リプレイのDMである水野良による小説が角川文庫(1989年以降は角川スニーカー文庫)から刊行されて以降、多岐にわたるメディアミックス作品が発売されている。1991年にOVAにてアニメ化、翌1992年にハドソンより家庭用ゲームソフトも発売。1998年にはテレビ東京からテレビアニメシリーズが放送された。
リプレイや小説の他にもコミック、コンピューターゲームなど様々な媒体で発表され、2013年には『ロードス島戦記生誕25周年』を記念して、豪華単行本が発行された。小説は角川スニーカー文庫の名を世に広める立役者となり[3]、ライトノベルからはじまるメディアミックスの草分けとなった[4]。
なお舞台となる「ロードス島」と同名の島(ラテン文字表記ではRodos)がエーゲ海に実在するが、本作品との関連性はない[注 1]。
前日譚に『ロードス島伝説』、続編に『新ロードス島戦記』があり、2019年8月1日には更なる続編『ロードス島戦記 誓約の宝冠』が発行された[5]。 「呪われた島」ロードスを舞台に、英雄たちの興亡と冒険を描いたファンタジー物語である。 作品として最初に公表されたものは、1986年にパソコン雑誌『コンプティーク』に掲載されたテーブルトークRPG(TRPG)の紹介記事である。このグループSNEによる『Dungeons & Dragons』の誌上リプレイは、連載が進むに従い世界観やストーリー及びキャラクターへの人気が高まり、結果連載はキャラクターを替えて第3部まで続く好評企画となった。もともとロードス島とはグループSNEが『D&D』に限らずさまざまなテーブルトークRPGでキャンペーン・ゲームをするために用意した舞台で、オリジナルルールのほか、『ルーンクエスト』や『ドラゴンクエスト』[注 2]でプレイされたこともあった[6]。 リプレイ第1部と第2部は『Dungeons & Dragons』を使用していたが、版権上の問題が発生したため、第3部からはグループSNEオリジナルのTRPGルール[注 3]によってプレイされている。この関係上、第1部と第2部の連載は単行本化されておらず、後にオリジナルルールで再プレイしたものがリプレイ本として発売されている。 リプレイの「DM(第3部ではGM)」であった水野良は1988年、このリプレイを基にした小説第1作『灰色の魔女』を刊行。以降、本シリーズと『ロードス島伝説』及び『新ロードス島戦記』を合わせた小説シリーズの累計発行部数は2005年に1000万部を超えるベストセラーとなっている[7]。 その後コンピューターゲームやアニメーションでも発表され、多くのメディアでファンに親しまれる作品となっている。また後に、背景世界であるフォーセリアを舞台にした『ソード・ワールドRPG』などの数々の派生作品も展開されている。 日本国産ファンタジー作品として一定の成功を収め、またブームを一過性のものに終わらせず固定したファン層も確保し、その地位を不動のものにした。また、このジャンルの作品としてはほぼ初の(テーブルトークRPGを元にした作品としては間違いなく初の)大規模なメディアミックス展開を実施し、一定の成果を上げた作品となり、メディアミックス作品を含めて英語やフランス語、中国語などにも翻訳される。2008年にはアニマックスのアニメソングイベントで同作品のOP曲を歌って受賞した外国人も現れている。本作の魅力の一つであるビジュアル面は、出渕裕が担当した。出渕の誤解によりディードリットに採用されたエルフの「ロバのような長い耳」の描写は本シリーズの人気と相まって、日本のファンタジー作品における「エルフと言えば、長い耳」というイメージが定着した。水野も小説シリーズの中で「風切羽のような耳」という表現を用いている。 暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と、至高神ファリス[注 4]を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。 アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて5人の仲間と共に冒険の旅に出た。その途中、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」カーラの陰謀の一環であるフィアンナ姫誘拐事件に巻き込まれるも、フィアンナ姫の救出に成功し、自らの進むべき道を求めヴァリス王国に向かう。 そしてマーモ帝国とヴァリス王国の緊張が高まる中、カーラの思想がロードス島の平和と相容れないものであると悟ったパーンらは、六英雄の一人である大賢者ウォートに助力を求め、遂にカーラの居場所を突き止め魔女に挑む[注 5]。 首都アラン、王城はストーン・ウェブ。ロードス島北東部に位置する。建国から400年以上と現存するロードス国家中では最古の歴史を誇り、千年王国(ミレニアム)と称せられる大国。
概要
あらすじ
登場人物詳細は「ロードス島戦記の登場人物」を参照
ロードス諸国
アラニア
Size:329 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef