ローズヒップ、wild (Northern Plains Indians)100 gあたりの栄養価
エネルギー679 kJ (162 kcal)
炭水化物38.22 g
糖類2.58 g
食物繊維24.1 g
脂肪0.34 g
タンパク質1.6 g
ビタミン
ビタミンA相当量β-カロテンルテインと
ゼアキサンチン(27%) 217 μg(22%)2350 μg2001 μg
チアミン (B1)(1%) 0.016 mg
リボフラビン (B2)(14%) 0.166 mg
ナイアシン (B3)(9%) 1.3 mg
パントテン酸 (B5)(16%) 0.8 mg
ビタミンB6(6%) 0.076 mg
葉酸 (B9)(1%) 3 μg
コリン(2%) 12 mg
ビタミンC(513%) 426 mg
ビタミンE(39%) 5.84 mg
ビタミンK(25%) 25.9 μg
ミネラル
ナトリウム(0%) 4 mg
カリウム(9%) 429 mg
カルシウム(17%) 169 mg
マグネシウム(19%) 69 mg
リン(9%) 61 mg
鉄分(8%) 1.06 mg
亜鉛(3%) 0.25 mg
マンガン(49%) 1.02 mg
他の成分
水分58.66 g
リコペン6800 μg
単位
μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム
IU = 国際単位
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)
ローズヒップ (rose hip) は、バラ科バラ属の植物(いわゆる「バラ」)の果実である。
「ヒップ」は「尻」とは関係無く、本来は「ヒップ」だけでバラの果実を意味する単語である。
食用
色は、赤、オレンジ色、濃い紫色など。
形は、球形、紡錘形、涙形など。
ビタミンCに富む。
ハーブティーとしても使用。
ローズヒップ生産のため、バラの特定品種(特にイヌバラ)が栽培されている。ハイビスカスとブレンドしたハーブティとして飲用されることもある。また、ローズヒップオイルは食用油として、ジャム、ジェリー、マーマレードにも用いられるほか、スキンケアにも用いられる。民間薬として用いられることもある。ビタミンCを含むサプリメントにも用いられている[1]。また、スウェーデンでは、ローズヒップを用いたニッポンソッパというスープ料理が食されている。 野生のローズヒップは特にビタミンCが豊富であり、100gあたり426mg含まれている。しかしながらHPLCによる分析では、未加工のローズヒップや商業的に入手可能な製品のビタミンC濃度には幅があり、0.03?1.3%となることがわかっている[2]。 ローズヒップはカロテノイド、ベータカロテン、ルテイン、ゼアキサンチン、リコペン(どういった生物的役割があるかは基礎研究中)を含有する[3][4]。メタアナリシスによるローズヒップの抽出物が関節炎にもたらす効果の研究の結果、治験における安全性と効果性のさらなる分析を必要とはするものの多少は効果があるとわかった。しかし変形性膝関節症にはあまり効果がない[5][6]。 第二次世界大戦中、英国はドイツ海軍Uボートの海上封鎖によりオレンジの輸入がストップした。ビタミンCの補給のため、英国の学童たちは生垣に生えているローズヒップの採集を命じられたことがある。
栄養
歴史
ローズヒップが重要なバラ
ハマナス
イヌバラ
出典[脚注の使い方]^ ⇒ミキバイオ-C - 三基商事株式会社HP
^ Ziegler SJ (1986). “Fast and Selective Assay of l-Ascorbic Acid in Rose Hips by RP-HPLC Coupled with Electrochemical and/or Spectrophotometric Detection”. Planta Medica 52 (5): 383?7. doi:10.1055/s-2007-969192