ロージャ・ミクローシュ
基本情報
生誕 (1907-04-18) 1907年4月18日
オーストリア=ハンガリー帝国、ブダペスト
出身地 ハンガリー
死没 (1995-07-23) 1995年7月23日(88歳没)
アメリカ合衆国、ロサンゼルス
学歴ライプツィヒ音楽院
ジャンルクラシック音楽
職業作曲家
ロージャ・ミクローシュ(Rozsa Miklos ハンガリー語: [?ro??? ?miklo??]、1907年4月18日 - 1995年7月23日)は、ハンガリー出身のアメリカ合衆国の作曲家。ミクロス・ローザとも表記される。映画音楽の作曲家としてアカデミー作曲賞に17回ノミネートされ、3度受賞している。 ブダペストに生まれ、ライプツィヒ音楽院に学ぶ。1927年に同地で《弦楽三重奏曲 作品1》を作曲。1931年にパリに移住し、《管弦楽のための主題と変奏、終曲 作品13》《小オーケストラのためのセレナーデ 作品10》を上演する。1937年にロンドンに渡り、最初の映画音楽を作曲。 その後アメリカ合衆国で映画音楽の作曲家として活躍し、『深夜の告白』(1944年)、『白い恐怖』(1945年)や『二重生活』(1947年)、『クォ・ヴァディス』(1951年)、『緑の火・エメラルド』(1954年)、『ベン・ハー』(1959年)などで名声を博した。『白い恐怖』はロマン派的な、どことなくシューマンやラフマニノフを思わせるピアノ協奏曲の様式で作曲されており、またテルミンが利用されていることで有名。『ベン・ハー』の音楽は、後に管弦楽組曲としても編み直された。1970年にはビリー・ワイルダー監督の『シャーロック・ホームズの冒険』にも楽曲を提供し、1970年代の終わりまで映画音楽の作曲を続けた。 この間にも芸術音楽の作曲を止めてはおらず、1956年にハイフェッツの依嘱により《ヴァイオリン協奏曲 作品24》を、また1962年にハイフェッツとピアティゴルスキーのために《ヴァイオリンとチェロ、管弦楽のための主題と変奏 作品29a》などを作曲。これらの作品は、よりロマン派的な映画音楽とは異なり、新古典主義音楽とハンガリーの民族音楽を独自に折衷した作風となっている。
略歴