ロング・ライダーズ
The Long Riders
監督ウォルター・ヒル
脚本ビル・ブライデン
『ロング・ライダーズ』(The Long Riders)は、1980年に公開されたアメリカ合衆国の西部劇映画作品。アメリカに実在したジェシー・ジェイムズとその仲間による無法者集団(強盗団)の物語。「ジェシー・ジェイムズ」も参照
劇中に登場する兄弟4組(ジェイムズ、ヤンガー、ミラー、フォード)を、それぞれ全て実際に兄弟である俳優たちが演じた。 南北戦争後のミズーリ州。ジェームズ=ヤンガー強盗団が、銀行や列車、駅馬車と我が者顔に荒らしまわっていた。メンバーは、フランク(ステイシー・キーチ)、ジェシー(ジェームズ・キーチ
ストーリー
彼らに手を焼いていた鉄道会社や州知事は、ピンカートン探偵社に彼らの掃討を依頼し、リクスビー(ジェームズ・ホイットモア・Jr.)がリーダーとして乗りこんでくる。彼の指示の下、厳しい捜索が開始され、まずヤンガー兄弟の従弟のジョンが探偵社の者と出くわし、無関係ながら射殺されることになる。だが探偵社側も二人殺され、報復にとジェームズ兄弟の実家を襲う。だがこれまた手違いから末の幼い子供のアーチーを殺してしまうこととなり、双方は泥沼の報復合戦となっていく。探偵社に報復を加えて逃亡する身になるものの、元南軍の彼らにとっては、ミズーリには身内も支持者も多く、あちこちと隠れて過ごしていた。だが追及は厳しくなるばかりで、ついに各州に分散して身を隠すことになる。
時が経ち、資金も尽きた彼らはまたも集結し、次の銀行襲撃にと新しい仲間を加えてミネソタ州ノースフィールドに遠征する。しかし、時代は無法者の好きにばかりはさせていない。銀行襲撃に失敗し、町の住人との銃撃戦で大怪我を負ったヤンガー兄弟とミラーは、ジェームズ兄弟と別れて追っ手に投降する。ジェームズ兄弟は、ミズーリへと戻っていく。
そして探偵社は、ジェームズ兄弟との僅かなつながりのあるチャーリー(クリストファー・ゲスト)、ボブ(ニコラス・ゲスト)のフォード兄弟と、賞金をエサに手を結ぶ。
仕事の話と称してミズーリのジェシーの家を訪れたフォード兄弟は、背中を向けたジェシーを撃つ[2]。弟の葬式と引き換えにフランクは自首し[3]、ジェームズ強盗団は名実共に壊滅する。
スタッフ
監督 ウォルター・ヒル
製作 ティム・ジンネマン