ロレンツォのオイル/命の詩
Lorenzo's Oil
監督ジョージ・ミラー
脚本ジョージ・ミラー
ニック・エンライト
『ロレンツォのオイル/命の詩』(ロレンツォのオイル/いのちのうた、原題:Lorenzo's Oil)は、1992年のアメリカ映画。ジョージ・ミラー監督。
難病副腎白質ジストロフィーに悩むひとり息子ロレンツォを助けるため、解決策を必死に探すオドーネ夫妻の実話に基づく物語。 ひとり息子であるロレンツォの難病を治すことの出来る医師がいないと知り、オドーネ夫妻(夫アウグストと妻ミケーラ)は医学的知識がないにもかかわらず、自力で治療法を探すことを決意する。 治療法を見つけ出すため、もはや手の尽くしようがないと信じる医師、科学者、支援団体らと夫妻は衝突する。しかし自らの意志を貫き、医学図書館に通い詰め、動物実験を参照し、世界中の研究者や一流の医学者らに問い合わせ、さらに自ら副腎白質ジストロフィーに関する国際的シンポジウムを組織するに到る。 死に物狂いの努力にかかわらず、息子の様態は日々悪化する。次第に彼らが参加していた支援団体のコーディネーターからも疑念が抱かれる中、彼らは食事療法として特定のオイル(実際にはエルカ酸とオレイン酸のトリグリセリドを1:4の割合で配合したもの)に関する治療法を思いつく。100以上の世界中の会社に問い合わせた結果、適切な方法で蒸留することが出来る定年間近の英国老化学者を探し出す。 ※括弧内は日本語吹き替え その後、ロレンツォは処置が遅れたため劇的な回復は見られなかったものの、簡単な意思表示や、絵本や音楽を楽しむまでには回復した。 母ミケーラが2000年7月に肺癌により亡くなり、父アウグストがその後も看病していたが、2008年5月30日にロレンツォは誤嚥性肺炎のために死去した(30歳没)。アウグストは2013年10月26日に亡くなった。 オドーネ夫妻など、登場人物の名前は実際の名前を使っている[2]。夫婦が専門家を訪ね歩きディスカッションをしたり、専門家を集めたカンファレンスを開くなどの描写はすべて実話である[2]。劇中の最後には、ロレンツォのオイルで命が助かった子供たちの実際の笑顔の映像が流れる[2]。
あらすじ
キャスト
アウグスト・オドーネ - ニック・ノルティ(小川真司)
ミケーラ・オドーネ - スーザン・サランドン(小山茉美)
ロレンツォ・オドーネ - ザック・オマリー・グリーンバーグ
ガス・ニコライス教授 - ピーター・ユスティノフ(田中明夫)
デアドラ・マーフィ - キャスリーン・ウィルホイト(井上喜久子)
ジュダロン医師 - ジェリー・バマン
若き教師 - ローラ・リニー
その後について
実話との比較