ロルシュ
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紋章地図
(郡の位置)

基本情報
連邦州:ヘッセン州
行政管区:ダルムシュタット行政管区
郡:ベルクシュトラーセ郡
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯49度39分14秒 東経08度34分03秒 / 北緯49.65389度 東経8.56750度 / 49.65389; 8.56750座標: 北緯49度39分14秒 東経08度34分03秒 / 北緯49.65389度 東経8.56750度 / 49.65389; 8.56750
標高:海抜 98 m
面積:25.24 km2
人口:

13,930人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:552 人/km2
郵便番号:64653
市外局番:06251, 06256
ナンバープレート:HP
自治体コード:

06 4 31 016
行政庁舎の住所:Kaiser-Wilhelm-Platz 1
64653 Lorsch
ウェブサイト:lorsch.de
首長:クリスティアン・シェーヌング (Christian Schonung)
郡内の位置

地図

ロルシュ (ドイツ語: Lorsch, ドイツ語発音: [l?r?][2]) は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ベルクシュトラーセ郡に属す市。世界遺産に登録されているロルシュ修道院で知られる。
地理
位置

ベルクシュトラーセの門」とも呼ばれるロルシュは、かつてのベルクシュトラーセの5kmほど西にある。オーデンヴァルトのわずかに西側、北のダルムシュタット、南のマンハイムの間のオーバーライン地溝帯内に位置する。ヴェシュニッツ川上流域の西側にあたる。市の南東はヴェシュニッツインゼル自然保護地域に含まれている。
隣接する市町村

ロルシュは、北はアインハウゼンベンスハイム、東はヘッペンハイム、南東はラウデンバッハヘムスバッハ(ともにバーデン=ヴュルテンベルク州ライン=ネッカー郡)、南はラムペルトハイム、西はビュールシュタットと境を接する。
歴史・伝説王の門

ロルシュ修道院は、764年にフランケンのガウの伯であるカンコールとその母親のヴィリスヴィンダによって創設された。この修道院には、メスに近いGorze修道院のベネディクト会修道士らが移り住んだ。この修道院は885年に「Lauressam」という名で初めて記録され、時代とともに発展して現在の名前になった。この修道院は中世初期または盛期に帝国修道院となり、オーデンヴァルト、ベルクシュトラーセ、ラインヘッセンの他にアルザスロートリンゲンに所領を有した。

叙任権闘争の内戦で多くの所領を失った。12世紀後期に古い所領台帳の資料を再編成して管理する試みがなされた(ロルシュ文書)。しかし、ロルシュは1232年マインツ大司教領となり、プレモントレ会の修道士らが新たに定住した。その後、マインツ選帝侯とプファルツ選帝侯の間で代官権の所有を巡って深刻な対立が生じた。カロリング朝時代のベネディクト会修道院は一部発掘されているが、800年頃の楼門(「王の門」と呼ばれる)が保存されている。この建物は現在、ユネスコ世界遺産に登録されている。

ヤーコプ・グリムはロルシュの馬牧場の石棺と幽霊について語る伝説を記している。すなわち、グリム兄弟『ドイツ伝説集』第3巻、第70話「ロルシュ牧場の馬飼いの家」(Das Hirtenhaus auf der Lorscher Waide)には以下の話がある。1753年のこと、ロルシュ牧場(Lorscher pferdweide)の馬飼い(pferdhirt)が、家の側で骸骨が二つ入った石棺が見つかったと役所に届け出た。彼が言うには、35年前に亡くなった父親はある夜、家の中で明かりがついているのに気づき、祭壇の前に立つ司祭の身なりをした男が立っているかのようだった(ein priester angekleideter wie am altar stunde)。じっと見つめていたが、その者が振り向いた。その目が窓のガラス(注:当時の庶民の住まいの場合、丸い玉のような形か)のようだったので、びっくりして逃げ出した。朝になって家に入ると小さな匙が見つかったと父親が語ったと。息子はその匙を役人に見せた[3]
行政ロルシュ市庁舎
市議会

ロルシュの市議会は37議席からなる。また、7人の市議会議員からなる参事会が設けられている。
市長

市長は、2011年6月からクリスティアン・シェーヌング (CDU) が務めている。彼は、2011年3月27日の選挙で 60.9 % の票を獲得して、当選した。
紋章

図柄:上部は黒地で下部は銀地と青地に左右二分割。上部にはデザイン化された金の「王の門」が描かれている。下部の、向かって左は銀地に赤い十字、向かって右は青地に向かって左向きで銀と赤が9回入れ替わる獅子。(ヘッセンの獅子)

1991年に世界遺産に登録された王の門が紋章に描かれている。赤い先端が尖った十字はかつてのロルシュ修道院の紋章であり、獅子はこの都市が属すヘッセンの紋章である。
友好都市

ル・コトー(Le_Coteau)(フランスロワール県)1988年


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