ロマンシア
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ロマンシア
DRAGON SLAYER Jr.ジャンル
アクションアドベンチャー
対応機種X1シリーズ (X1)対応機種一覧

PC-9801F以降 (PC98)
PC-8801全シリーズ (PC88)
MSX
MSX2
ファミリーコンピュータ (FC)
Windows (Win)

開発元日本ファルコム
発売元日本ファルコム
デザイナー木屋善夫
シナリオ五十嵐哲也
プログラマー木屋善夫
秋葉紀好
音楽阿部隆人
古代祐三
美術山根朝郎
シリーズドラゴンスレイヤーシリーズ
人数1人
メディア5インチフロッピーディスク
カセットテープ
発売日 198610061986年10月6日
発売日一覧

PC98
198610181986年10月18日
PC88
198610301986年10月30日
MSX,MSX2
1986121986年12月
FC
198710301987年10月30日
Win
199912101999年12月10日
Win(PC88版の移植)
200111242001年11月24日
Win(PC88版の移植)
200612282006年12月28日
Win(MSX版の移植)
200712042007年12月4日
Win(MSX2版の移植)
200805062008年5月6日


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『ロマンシア』(Romancia)とは、1986年日本ファルコムから発売されたX1シリーズアクションアドベンチャーゲーム

木屋善夫プロデュースによる『ドラゴンスレイヤーシリーズ』の第3作目であり、サイドビュー方式となっている。開発は日本ファルコムが行い、シナリオは後に『ソーサリアン』(1987年)を手掛けることとなる五十嵐哲也、音楽は阿部隆人古代祐三が担当している。ゲーム内容は主人公の「ファン・フレディ」を操作し、攫われたロマンシア王国の王女セリナを救出することを目的としている。

同年にPC-9801F以降PC-8801全シリーズMSXMSX2に移植された他、1987年にはファミリーコンピュータに移植された。PC-8801版は2001年2006年Windows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された他、MSX版は2007年、MSX2版は2008年にそれぞれ同サービスにて配信された。

発売当初は謎解きの理不尽さや途中でセーブが出来ない仕様なども含めて難易度の高さが話題となった。当時の雑誌広告のキャッチコピーは、「かわいさ余って、難しさ100%」である。後に発売されたファミリーコンピュータ版では、謎やストーリーが分かりやすいようにシナリオやシステムがアレンジされた。

なお、当時の宣伝やパッケージの裏には「20万エリアの広大なマップ」という売り文句が使われていたが、それは@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}PC88シリーズの最小スプライトを1エリアと定義した上で[要出典]、ゲーム内に存在する全ての画面の「エリア数」を計算したものであり、詐欺同然の宣伝だった。実際の世界の広さは初代スーパーマリオと同程度。
概要

サブタイトルは『ドラゴンスレイヤーJr.』と表記されており、最初期の雑誌広告に「『ドラゴンスレイヤー』シリーズ第3弾」と表記されたことを除いて、『ドラゴンスレイヤーIII』であることは、あまり強調されていなかった。グラフィック・プログラム・サウンド全部合わせて1ロードの64キロバイトで作られておりゲーム中には1度もディスクへのアクセスが無い。

本作は「Jr.」と名乗りながら、難易度は非常に高い。パッケージには「こんなのアリか!?」と記され、途中でのセーブも不可能[1]、一度でも間違えると最初からやり直さねばならない罠や、まったくヒントのない謎がある。

「ロマンシア」というタイトルは1735年に発表されたフランスのギヨーム・H・ブージャン(Guillaume Hyacinthe Bougeant)の冒険小説『ファン・フェレディン王子のロマンシアへの驚くべき旅(Voyage merveilleux du prince Fan-Feredin dans la Romancie)』からの引用とされる。ゲーム内の主人公「ファン・フレディ王子」など、いくつかの共通点が見られる[2]。なお、ゲーム発表当時の雑誌広告などでは「ファンフレディ王子のおどろくべき旅」という副題がつけられていた。

元々は実験作でありメインタイトルとする予定は無かったが、フルカラーの横スクロールという基礎部分を折角だからと拡張し、ゲームに仕立てたものが本作である[3]
ゲーム内容

パッケージにはニュータイプアドベンチャーゲームと表記されている。基本的には謎解きゲームであり、「アクションアドベンチャーゲーム」に当たる。前述のとおり、セーブ機能は無く、ゲームを途中で中断することはできない(裏技的なコンティニューは存在した)。

プレイヤーのもつパラメータは、以下の通り[4]
HP
ヒットポイント。体力。
WP
ウエポンポイント。剣を投げて遠距離攻撃可能な回数。これが尽きても近距離攻撃は可能。回復は城に帰って行なう。
MP
マジックポイント。アイテムを使用できる回数。回復は天国で行なう。
DP
ディフェンスポイント。これが残っている内はダメージはHPではなくDPで吸収できる。
GP
ゴールドポイント。所持金。各種パラメータの回復に使用。
KR
カルマ。主人公の善人度。謎解きに関わってくるため必要に応じて上下させる必要がある。

その他いくつかのアイテムがあり、本作でも「ドラゴンスレイヤー」という武器が用意されている[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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