ロマネ・コンティ
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ロマネ・コンティの畑 1975年のロマネ・コンティのボトル

ロマネ・コンティ(: Romanee-conti)とは、ブルゴーニュ地方に存在するドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)社が単独所有する特級畑(グラン・クリュ)、もしくはそこで生産されるブドウから作ったワインである。
概要

ロマネ・コンティはブルゴーニュのヴォーヌ=ロマネ村に存在する約1.8ヘクタールの畑であり、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレにおいて特級の格付けがなされている。東南東に向いた日当たりの良い斜面であり、石灰質の土壌と合わせ、ブドウ栽培に極めて適したテロワールを持つ[1]

ワインの平均年産は、約6,000本程度(順調な年で7,000本程度、不調な年で4,000本程度)と極めて稀少性が高く、世界一高値で取引されるフランスワインの一つである。またその価格と稀少性の高さから、「飲むよりも語られる事の方が多いワイン」として、しばしば言及される。ロマネ・コンティは、どんなに安くても「1本100万円」は下らず[2]、良作年の物は「1本200万円」、状態や希少性によっては1本で6000万円以上になったこともある[3]
名前の由来

もともとロマネ・コンティの付近では古代ローマ時代から良質なワインが産出されることが知られており、ローマ人により「ロマネ」の名がけられた。「コンティ」は18世紀仏ブルボン朝コンティ公 (prince de Conti) に由来する。コンティ公ルイ・フランソワ1世は、国王ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人との争奪戦の末、1760年にこの畑を手に入れた[1]
エピソード

2007年5月22日ニューヨーク市で開催されたクリスティーズ競売では、1985年産の「ロマネ・コンティ」1ダースが23万7,000米ドル(1本あたり約2万米ドル)で落札された。ブルゴーニュワインとしては競売史上の最高額。

2009年9月20日放送の日本テレビ系『おしゃれイズム』(ゲスト・藤原竜也)にて[4]赤坂バーで番組予算5万分のロマネコンティをグラス注文したところ、サーブされたのは僅か30ccだった(ワイングラスの10分の1未満)。ちなみに、この時のボトルの値段は、消費税込94万5千円(2004年物)で、サービス料込みで110万円程度だった。

脚注^ a b “世界で最も高値で取引されるワイン、ロマネ・コンティとは?”. ENOTECA online. 2022年12月30日閲覧。
^ “フランス ロマネ・コンティ 価格比較”. kakaku.com. 2020年4月19日閲覧。
^ “1本約6000万円!「ロマネコンティ1945年産」はなぜ高いのか”. ダイヤモンド・オンライン (2019年8月4日). 2022年10月29日閲覧。
^ “価格.com - 「おしゃれイズム」2009年9月20日(日)放送内容 。テレビ紹介情報”. kakaku.com. 2020年4月19日閲覧。

関連項目

ブルゴーニュワイン

AOCワインの一覧
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