ロブ・グラヴェット
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ロブ・グラヴェット(Robb Gravett、1956年3月2日 - )は、イギリスロンドン出身の元レーシングドライバー。1990年のイギリスツーリングカー選手権チャンピオン。
経歴

2輪モトクロスライダーとしてキャリアをスタートさせ、1987年からは、4輪に転向[1]。イギリスツーリングカー選手権(BTCC)に参戦を開始した。この年はスポット参戦だったが、翌年よりフォード・シエラをドライブし、排気量の一番大きいAクラスへの参戦を開始。シルバーストーンスネッタートンでのレースで2位を獲得した。1989年は前年よりもさらに好調で、開幕戦のオウルトン・パークでのBTCC初優勝を皮切りに合計4勝する好成績を収めて、クラス2位(総合4位)となった[2]。また、この年の全日本ツーリングカー選手権インターTECにもエントリーし、ステファン・ヨハンソンスティグ・ブロンクビストとコンビを組んだ。90年もグラヴェットは引き続きシエラでBTCCに参戦したが、スポンサーは無くチームの予算も非常に厳しい中で13戦中9勝し、2位を1回3位も1回という好成績でこの年のBTCCを制した[3]。またこの年もインターTECに出場した他、マカオ・ギア・レースにも参戦した。

1991年はBTCCは新規定に変更となり、これまでのグループA規定ではなくクラス2規定のニューツーリングカーに変更された。引き続きグラヴェットはシエラで参戦したが、ニューマシンを投入してきたBMWやボクスホール勢には太刀打ちすることは難しく、ランキング11位と低迷してしまう。1992年からは、プジョーのワークスドライバーに抜擢されて参戦したが、この年もグラヴェットは苦戦を強いられてしまった。93年はいくらかは改善され、ブランズ・ハッチで2位入賞したが、12位に終わった。

1994年はフォードのワークスからスポット参戦するに留まり、1995年以降は自動車メーカーのサポートを受けないで出場するインディペンデントチームからの参戦となるが、1997年はホンダ・アコードに乗り、前年度のインディペンデントチャンピオンのリー・ブルックスとインディペンデントタイトルを争い、インディペンデント部門のシリーズチャンピオンを獲得した。翌年もブルックスのチームから引き続きアコードで参戦し、ルノーのインディペンデントのトミー・ラスタットと争いシリーズ2位となった。

この年限りでBTCC参戦を取りやめ、ブルックスと共にエントリーしたバサースト1000を最後に現役を引退。現在はドライビングインストラクターとして活躍している。
レース戦績
イギリスツーリングカー選手権

年チーム使用車両クラス1234567891011121314151617181920212223242526総合順位ポイントクラス順位
1987グラハム・ハサウェイ レーシングフォード・シエラRS500ASILOULTHRTHRSILSIL
RetBRHSNEDONOULDONSILNC0NC
1988ICS plcSILOULTHR
RetDON
10THR
15SIL
2SIL
5BRH
11SNE
2BRH
RetBIR
CDONSIL22位148位
1989トラックスター・モータースポーツOUL
1SIL
2THR
5DON
2THR
RetSIL
1SIL
2BRH
1SNE
1BRH
RetBIR
5DON
2SIL
34位742位
1990OUL
12DON
2THR
1SIL
1OUL
1SIL
1BRH
1SNE
1BRH
1BIR
RetDON
1THR
3SIL
11位2071位
1991フォード・シエラサファイアSIL
20SNE
13DON
RetTHR
14SIL
181BRH


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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