ロビン・ミルナー
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ロビン・ミルナー
生誕
1934年1月13日
イギリス プリマス ヤームプトン(英語版)
死没 (2010-03-20) 2010年3月20日(76歳没)
イギリス ケンブリッジ
国籍 イギリス
研究分野計算機科学
研究機関フェランティ
シティ大学ロンドン
スウォンジー大学
スタンフォード大学
エディンバラ大学
ケンブリッジ大学
博士課程
指導教員博士号は未取得[1]
主な業績LCF
ML
Calculus of communicating systems
Pi-calculus
ヒンドリー-ミルナー型推論
主な受賞歴チューリング賞(1991)[2]
プロジェクト:人物伝
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アーサー・ジョン・ロビン・ゴレル・ミルナー(Arthur John Robin Gorell Milner FRS1934年1月13日 - 2010年3月20日)は、英国計算機科学[3][4][5][6][7]。通称はロビン・ミルナーまたはA・J・R・G・ミルナー。プリマスの近くに生まれ、ケンブリッジにて没す。
経歴

イングランドプリマス近郊のヤームプトン (Yealmpton) で軍人一家に生まれる。1947年、奨学金を得てイートン・カレッジに入学。その後英国王立工兵隊(英語版)に入隊し、少尉にまで昇進した。そしてキングス・カレッジ (ケンブリッジ大学)に入学し、1957年に卒業後、学校教師となったが、その後フェランティ社でプログラマとして働く。その後学界に転じ、シティ大学ロンドンスウォンジー大学スタンフォード大学などで勤務。1973年からはエディンバラ大学に移り、Laboratory for Foundations of Computer Science (LFCS) の創設に関わった。1995年、ケンブリッジ大学に戻りコンピュータ研究所(英語版)所長に就任した。所長からは退いたが、その後も同研究所につとめていた。2009年より、SICSA (Scottish Informatics and Computer Science Alliance) のAdvanced Research Fellowと、パートタイムでエディンバラ大学の計算機科学科の学科長をつとめた。

2010年3月20日、ケンブリッジにて心筋梗塞で亡くなった[3][8]。妻のルーシーはその少し前に亡くなっていた。
業績

ミルナーの計算機科学における主な業績は3つある。彼は初期の自動定理証明ツールとして LCF を開発した。LCF向けに彼が開発したプログラミング言語MLは、ポリモルフィック型推論例外処理を持つ世界初の言語であった。全く異なる分野として、ミルナーは並行システムを解析するための理論的フレームワーク Calculus of Communicating Systems (CCS) や後継のpi-calculus(π計算)を開発した。亡くなる直前まで、bigraphs、CCSやπ計算を含めたユビキタスコンピューティングの定式化などを研究していた[9]
受賞歴

1988年 -
王立協会フェロー[10]

1991年 - ACMチューリング賞

1994年 - ACMフェロー

2004年 - Royal Medal(Royal Society of Edinburgh)[11]

2008年 - 全米技術アカデミー外国人会員[12]

主な著作

A Calculus of Communicating Systems, Robin Milner.
Springer-Verlag (LNCS 92), 1980. ISBN 3-540-10235-3


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