ロバート・パイン
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ロバート・パイン
Robert Pine
1976年頃
本名グランヴィル・ホワイトロウ・パイン
Granville Whitelaw Pine
生年月日 (1941-07-10) 1941年7月10日(82歳)
出生地 アメリカ合衆国ニューヨーク州 ニューヨーク
身長180cm
職業俳優
活動期間1964-現在
配偶者グウィン・ギルフォード
著名な家族クリス・パイン(息子・俳優)
ウィリアム・ブリス・パイン(祖父・上院議員)
公式サイト ⇒http://www.robertpine.com/
主な作品
イナゴの日
巨大蟻の帝国
白バイ野郎ジョン&パンチ
インデペンデンス・デイ
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ロバート・パイン(Robert Pine 1941年7月10日-)はアメリカ合衆国俳優。「白バイ野郎ジョン&パンチ」のギトレア部長が有名。息子は俳優のクリス・パイン
略歴

1941年7月10日、ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。本名はグランヴィル・ホワイトロウ・パイン。父親は弁護士のグランヴィル・マーティン・パイン[1]、祖父のウィリアム・ブリス・パインは石油事業で成功し米国上院議員まで務めた人物である[2]

オハイオ・ウェスリアン大学で医学部を専攻し1963年に卒業。その後ニューヨークのコロンビア大学に通って医学部の単位を取得しようとしたが[3]、3週間も経たないうちに『自分のためでなく両親のためにやっているのでは?』と疑問を感じ始めた。それをルームメイトに相談したところ、俳優にでもなればいいと言われ将来がひらめいたという[4]

高校時代に舞台劇を経験し、大学4年の夏に父親が所有するナンタケット島の別荘に滞在した際には、そこで毎年行なわれるミュージカル劇に出演したこともあった。このとき母親の友人である劇作家ロバート・アンダーソンから演劇界への誘いの言葉をもらったのだが、自分は医者になるつもりだと断っていたのだった[5]

早速ニューヨークに住むアンダーソンに会いに行き、彼の妻テレサ・ライトも交え3人で食事をしながらアドバイスを授かった[6]

父親が学費を払ってくれていたので1年間は学校に通ったが、翌年ユニヴァーサル・スタジオ・ニューヨークでテストを受け、正式に採用されてハリウッドに移った。

芸名は、父親と同じグランヴィルと呼ばれるのが好きでなく仲もあまり良くなかったので、名前を変えることに抵抗はなく、むしろありきたりの名前で呼ばれたかったという[7]。こうして24歳でテレビシリーズ "Kraft Suspense Theatre" の1エピソードでデビューし、その後も数多くの映画やテレビドラマ、テレビCM[8]に出演した。1977年に始まった「白バイ野郎ジョン&パンチ」は彼の代表作となった。

これまでに150以上の映画やテレビドラマに出演しているが、長く続けられた秘訣は『小さな役でも積極的に引き受けること、一緒に仕事をした人を悪く言わないこと』と語っている[9]
白バイ野郎ジョン&パンチ

パインは「白バイ野郎ジョン&パンチ」と最終シーズンの「白バイ野郎パンチ&ボビー」でジョー・ギトレア部長を演じ[10]、6シーズン計139話の全エピソードに出演した[11]

当初はデヴィッド・キャナリーが予定されていたが、他のドラマ出演が決まったためパインに回ってきた[12]。せっかく役を貰えたもののオートバイに乗れないので辞退しようとしたところ、プロデューサーのリック・ロズナーは当時36歳だった彼をオフィスで指揮を執る上司の役に替えさせた[13]。30代で警察ドラマのボスを演じるなど極めて稀な例であると同時に、主役を得ることの難しさを実感したとインタビューで語っている[14]

やがて撮影の合間にオートバイの乗り方を練習させてもらい、途中からギトレア部長もパトロールに出動するシーンが見られるようになった[15]

劇中で妻のベティを演じたのは実妻のグウィン・ギルフォードである。シーズン3で妊娠8ヶ月頃のグウィンが登場するエピソードがあるが、お腹の子はクリス・パインだった[16]。出産の騒動もドラマに盛り込む予定だったが脚本家組合のストライキが発生してしまい、その間に出産してしまったためクリストファーという赤ん坊の姿で登場。厳密にはこれがクリス・パインのデビューとなる。(シーズン4・第7話「中年暴走族ボニーを誘拐」)。

また長女のキャサリンはテレビ映画「帰ってきた!!白バイ野郎ジョン&パンチ」(1998)で共演している。
プライベート

1969年に女優のグウィン・ギルフォードと結婚し、1972年に長女のキャサリン、1980年には長男のクリスが誕生した。グウィンは1980年代後半に芸能界から引退し[17]、キャサリンも女優になったが3作品程度で引退した[18]。引退後は2人とも心理療法士になった[19]

長男のクリス・パインは父親を超える人気俳優になり、2009年の劇場版「スター・トレック」シリーズで主人公のカーク船長に抜擢されるなどの活躍をしている。

毎年定期的にテニスやゴルフのチャリティーイベントを主催しており[20]、その収益金をCHP11-99財団(勤務中に負傷または殉職したカリフォルニアハイウェイパトロール隊員を援助する非営利組織)をはじめとする慈善団体に寄付する活動を続けている[21]
フィルモグラフィ
主な映画

年タイトル役割筆記
1966ガンポイント
Gunpointミッチェル
怪物家族大暴れ
Munster, Go Homeロジャー・モレスビー
1967
重戦車総攻撃
The Young Warriorsフォーリー
1968テキサスの七人
Journey to Shiloコリンズ
1972検事
Incident on a Dark Streetポール・ハミルトンJr.テレビ映画
1973リトル・インディアン
The Little Indianカミンズ少尉
1974遥かなる子熊の森
The Bears and Iジョン・マッカートン
1975イナゴの日
The Day of the Locust弟子#1
1977巨大蟻の帝国
Empire of the Antsラリー・グレアム
1980原爆投下機/B-29エノラ・ゲイ?一九四五・八・六・ヒロシマ?
Enola Gay: The Men, the Mission, the Atomic Bombウィリアム機長テレビ映画
1982超時空メシア襲来
Mysterious Twoアーノルド・ブラウンテレビ映画
1994表情の疑惑/ケリガン殴打事件の隠された真実
Tonya & Nancy: The Inside Storyテレビ映画
1995The Little CHPジョセフ・ギトレア
1996インデペンデンス・デイ
Independence Dayホワイトハウスのスタッフ
リベンジ・ファイター
MERCENARYランクリン捜査官
1997アリッサ・ミラノの堕落の園
Below Utopiaウィルソン
欲しがる女
Sins of the Mindエドワードテレビ映画
1998帰ってきた!!白バイ野郎ジョン&パンチ
CHiPs '99ジョセフ・ギトレアテレビ映画
1999Go!Go!チアーズ
But I'm a CheerleaderMr.イートン
2000コンコルド
Mach2ローマン機長
2001ロスト・ボイジー
Lost Voyageマイク・キャプランテレビ映画
ザ・ヒット 殺人依頼
The Hitイーサンビデオ映画
2003マキシマム・エージェント
Hidden Agenda the Osiris Project
コンフィデンス
ConfidenceMr.ルイス
2004アースブレイク
Landslideドナルド・リチャードソンテレビ映画
2005パニック・フライト
Red Eyeボブ・テイラー
2007ジャーニーマン?時空を超えた赤い糸
Journeymanテレビ映画
2008レイクビュー・テラス 危険な隣人
Lakeview Terraceウェントワース大尉
リーカー ザ・ライジング


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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