Robert Weighton
ロバート・ウェイトン
左は112歳の誕生日を祝う、右は若い頃のロバート・ウェイトン
生誕1908年3月29日[1]
イギリス
ヨークシャー・ハル市[1][2][3]
死没 (2020-05-28) 2020年5月28日(112歳没)[2][4]
イギリス
ハンプシャー・アルトン市
ロバート・グラント・ピッツ・ウェイトン(Robert Weighton、ボブ・ウェイトン(Bob Weighton)とも、1908年3月29日[1] - 2020年5月28日[2][4][5])は、イギリスの工学者、教育者[6]、スーパーセンテナリアン。イギリス・ハンプシャーに在住していた長寿の男性。2020年2月23日に渡邉智哲が死去して以来、世界最高齢の男性としてギネス世界記録に認定されていた[7]。 1908年3月29日、ヨークシャー・ハル市で7人兄弟の1人として生まれる[1][8][9]。父は獣医、母は主婦であった[10]。16歳で学校を卒業し、海洋工学の見習いとなったのち、台湾へ渡って中国語を学んだ[1][11]。 1937年、教師のアグネスと香港で結婚し[8][10]、台湾で第一子を授かる。2年後の1939年にイギリスに帰国したものの、第二次世界大戦の勃発によってカナダへ移住し[12]、その後アメリカ合衆国に渡った[13]。この間に第二子、第三子を授かる[1]。 1945年、イギリスに帰国し、シティ大学(現・ロンドン大学シティ校)で教職に就いた[1][4][14]。1973年に教師を引退してからはハンプシャーに引っ越した。1995年、50年以上連れ添った妻・アグネスが心不全により死去[1]。その後も詩集などを執筆しながら同地で暮らしていた。2014年に第二子のピーターが死去[13]。2019年1月の時点でも一人で買い物に行くことも可能で[15]、111歳の誕生日の際、長寿の秘訣を聞かれると「死を避けること」とジョークを言ったという[7][11][16][17]。 2016年11月27日、ジョン・マンスフィールド
来歴
2018年3月29日、110歳の誕生日を迎え、スーパーセンテナリアンの仲間入りを果たす。これに対しウェイトンは「人々は110歳に達すことは成果であるというが、その成果は努力なしには起こらないものだ。その中で自分ができるのは椅子に座ることだけだ。」と語っている[8]。またこの時より、毎年もらっていたエリザベス2世からの誕生日カードの受け取りを拒否するようになったという[13][19]。
2019年12月24日、ヒルダ・クルーローが死去したことに伴い、ジョン・ホックアードと並びイギリス最高齢者になる。
2020年2月23日、渡邉智哲の死去に伴い、世界最高齢男性となり、同年3月31日にギネス・ワールド・レコーズ社より「存命中の世界最高齢男性」に認定された[1][注釈 1]。