ロディマスコンボイ
[Wikipedia|▼Menu]

ロディマスコンボイ(Rodimus Convoy /Rodimus Prime)は、トランスフォーマーシリーズの日本展開で頻繁に登場する人物名。

本項では直接関連したキャラクター・ホットロディマス(Hot Rodimus/Hot Rod)に関しても記述する。
概要

初登場は『トランスフォーマー ザ・ムービー』。コンボイに代わるサイバトロンの新総司令官としての登場。英語名はロディマスプライム(Rodimus Prime)
ジェネレーション1(G1)

初登場は『トランスフォーマー ザ・ムービー』。声は英語版が『ザ・ムービー』にてジャド・ネルソン、『2010』以降ディック・ゴーティエ、玩具CMではフランク・ウェルカー、日本語版は石丸博也ザ・リバースでは高瀬右光が担当した。
性格・特徴

サイバトロンの新総司令官。以前の姿はサイバトロンの騎士ホットロディマスであり、彼がサイバトロンのリーダーの証・マトリクスを継承し変化した姿である。ロディマスコンボイはセイバートロンタイプのトレーラートラック(キャンピングカーと記載されている媒体もあり)に変形。ホットロディマスはスポーツカーに変形する。カラーリングは赤のほかにオレンジ、また多くはファイヤーパターンを施したボディが特徴である。

ホットロディマスは本来英雄に憧れる若者であり、型に囚われず血気盛んな性格であった。それゆえ無鉄砲な行動をとることが多く、仲間もそれに頭を痛めることもあった。

ロディマスコンボイとなってからは総司令官としての責任を持ち、元来の性格から好戦的かつ冗談を言うのを欠かさない気楽な一面もある一方、経験不足からかリーダーとしての資質と重圧に悩むこともあり、その度に成長していった。多くの異星人と友好関係を築くなど、外交面ではコンボイ以上の成果を上げており、ウルトラマグナスも彼の手腕を高く評価する発言を行っている。
武器

ロディマスコンボイ時はフォトンエリミネーターと呼ばれるロングライフル。腕部のエキゾーストパイプからもビームを発射できる。

ホットロディマス時は両腕のパイプから発射するフォトンレーザーの他、右腕から回転ノコギリのソウブレードを展開し、左腕には溶接用のウェルディングトーチを備える。頭部には遠視用のバイザーを装備している。
活躍
ユニクロン戦争

サイバトロンとデストロンの戦いが激化し、デストロンがセイバートロン星を占拠。デストロンを監視するためにセイバートロン星の月に建てられた基地ムーンベース2に行った父スパイクとの別れを寂しがる少年ダニエルの友人として振舞っていた。ある時、川原で釣りを楽しんでいたホットロディマスはサイバトロンのシャトルが地球に来たことを知り、ダニエルと共に直行。しかしそのシャトルはデストロンに占拠されており、それに気づいたロディマスは単独で攻撃を仕掛け、地球で戦いのきっかけを作る。シャトルから出撃するデストロンの襲撃を受けつつも、ロディマスはチャーと合流してサイバトロンシティに急行。

戦いは駆け付けたコンボイとメガトロン一騎討ちとなる。加勢しようとするホットロディマスだったがチャーに止められ静観。一騎討ちはコンボイの勝利かに見えたが、ホットロディマスは命乞いのふりをして銃を拾おうとするメガトロンに気付き取り押さえるも、逆に盾にされてしまい、メガトロンはコンボイに発砲、コンボイが重傷を負う原因を作ってしまう。コンボイの死を看取り、サイバトロンのリーダーの証・マトリクスを受け継いだウルトラマグナスがリーダーとなる。

サイバトロンシティの復興に勤しむ中、ユニクロンがムーンベースを捕食した知らせが入り、サイバトロンはユニクロン征伐を目指す。この時ウルトラマグナスは「マトリクスが守ってくれる」という発言にロディマスは「大丈夫だ」と確信を持っていた。その直後ユニクロンにより強化改造されたガルバトロン率いるデストロンの襲撃によりチャー、ダイノボットと同じシャトルに搭乗。この直前なかなかシャトルに乗らないグリムロックをロープを使い載せていた。なおもデストロンの戦艦が追ってきて、サイクロナスの攻撃によりシャトルは撃墜され、惑星クインテッサへ不時着。ホットロディマスはチャーたちとはぐれ、海に落下。機械の魚に襲われそうになるも脱出、同じくロボットイカに襲われたチャーを助け、イカを撃破。チャーを修理して、ダイノボットを探すが、クインテッサ星人の部下のガードに遭遇。チャーが宇宙共通の挨拶「バーウィップグラーナウィーピニボン」を言ってエネルゴンキューブを分け与えるが、キューブがなくなり飢えたガードに襲われ牢屋に入れられる。その後、クインテッサの裁判により、シャークトロンの群がる池に落とされる。2人は抵抗し、次第に数に押されるが、ホットロディマスらの行方を探っていたウィーリーとダイノボットの登場により好転。クインテッサは撤退し、一向はシャトルで惑星ジャンキオンへ向かう。

惑星ジャンキオンではウルトラマグナスを欠いたスプラングらがレックガー率いるジャンキオン一族に襲われていたが、ホットロディマスは宇宙共通の挨拶によりジャンキオンらと和解。修理されたウルトラマグナスからガルバトロンにマトリクスに奪われたことを聞き、一同はレックガーからそのガルバトロンがいると聞かされたユニクロンを目指す。

ユニクロンの左目から突入した仲間たちがユニクロンの体内へ落ちる中、ホットロディマスは突起にひっかかり、違うところに落下。その後マトリクスを持ったガルバトロンと遭遇。ユニクロンに逆らえず、攻撃を仕掛けるガルバトロンの前に窮地に立たされたホットロディマスだったがガルバトロンからマトリクスを取り返して開き、マトリクスの光を浴びてロディマスコンボイへと変化。ロディマスコンボイはガルバトロンを宇宙に投げ飛ばし、マトリクスを開放してユニクロン体内を破壊。その後、仲間たちと合流し、彼らを引き連れ暴走するユニクロンから脱出する。

その後、セイバートロン星にてロディマスコンボイはセイバートロン戦争の終結と平和と幸せの未来への最初の日を制定、「宇宙を一つに(Til all are one!)」という目標を掲げ、総司令官に着任する。
新たなる戦い

地球暦2010年(原語版では2006年)、サイバトロンがデストロンを破り、デストロンを惑星ジャールへ追放し、平和な日が続いていた。アセニア星ではサイバトロンの発案により第1回銀河系オリンピック大会が開幕する。組織委員長であるロディマスコンボイは堅苦しい挨拶を抜きに競技開始を宣言。競技が進む中、クイッテッサ星人の仕事を請けた殺し請負人スカックスゾイドが聖火を爆破。ウルトラマグナス、チャー、スパイクがさらわれる。ロディマスコンボイはデストロンの仕業と見て、グリムロックを引き連れて惑星ジャールに向かう。30対2の戦いの中、数に押されたロディマスコンボイたちはスカックスゾイドの行方を追っていたスプラングとアーシーに助けられる。意識を失っていた中、ロディマスコンボイはマトリクスからセイバートロンの過去へ旅し、誘拐事件の犯人はクインテッサ星人と知る。惑星クインテッサからウルトラマグナスたちを救出したロディマスコンボイたちはクインテッサと彼らにより持ち直したデストロンの追撃を受け、ガルバトロンも復活する。

ロディマスコンボイは自分の回路を切って再びマトリクスの中を旅し、クインテッサ星人の正体が過去のセイバートロン星の支配者であり、彼らが労働力として製作した超ロボットに感情が芽生えて反乱を起こして星を追われたこと。その後、民間用のサイバトロンと軍事用のデストロンが戦い始めたことなどを知り、再起動したロディマスコンボイはデストロン、クインテッサと戦う決意を新たにする。
総司令官としての苦悩?コンボイの復活

クインテッサを一度退けたロディマスコンボイだが、その後も幾度かクインテッサの卑劣な罠や自身のリーダーとしての資質に悩むことがあった。

第8話「コンボイの影」ではデストロンの攻撃を受け、ユニクロン戦争で戦死したサイバトロンの墓がある小惑星に迷い込む。追撃してきたデストロンの攻撃を受けるロディマスコンボイたちを助けたのは死んだはずのコンボイであった。皆が疑いの目を向ける中、ロディマスコンボイはコンボイと本物と信じ込み、マトリクスを返還。ホットロディマスに戻る。しかしそのコンボイはクインテッサの手により、魂のないゾンビロボットとして蘇生されており、ホットロディマスたちに発砲。ホットロディマスらを小惑星諸共吹き飛ばそうとし、サイバトロンのアタック艦隊をクインテッサの罠の星に誘い込もうとする。かろうじて脱出に成功したホットロディマスたちはサイバトロンのアタック艦隊に合流。ホットロディマスはブリッジの扉のロックを破壊し、指揮権とマトリクスを取り戻すために、コンボイと対決。正気を取り戻したコンボイはホットロディマスにマトリクスを返し、サイバトロンのアタック艦隊に帰還を命じる。コンボイは一人宇宙船を駆り、クインテッサの罠の星に特攻。それを見たロディマスコンボイはコンボイに別れを告げてたとえその境地に至れずとも宇宙の平和のため尽力することを誓う。

第20話「究極の武器」では自らの資質に苦悩し、神経質になっていた。市街地に現れたデストロンと戦う中、ガルバトロンが究極の武器の存在をちらつかせる。一方、スクランブルシティにデストロンのスィンドルが侵入し、メトロフレックスのトランスフォームコグを奪われ、責任を感じたファーストエイドが失踪する。ロディマスコンボイはリーダーとしての資質に悩む。それに対抗するため、ロディマスコンボイはウルトラマグナス、スパイク、ダニエルと協力しダイナザウラーからトランスフォームコグを奪う。不安を感じるロディマスコンボイはウルトラマグナスの進言もあり、奪ったコグをメトロフレックスに取り付ける。両者共にトランスフォームを維持できない戦いが続く中、ファーストエイドが復帰。ロディマスコンボイはファーストエイドがメトロフレックスのコグの調整の指示を出し、メトロフレックスを勝利に導く。その後、ガルバトロンが究極の武器のスイッチを持って脅しをかける。ロディマスコンボイはこれに動じず、ガルバトロンに迫る。ガルバトロンは偽のスイッチを捨てて退散。サイバトロンの勝利にロディマスコンボイは自信を取り戻す。

第28話「重すぎた使命」では日本各地にデストロンが襲撃。辛うじて撃退するものの、ロディマスコンボイは人間たちに呼び出されて、非難され嫌味を言われる。その気苦労と義務と責任による重圧に耐え切れなくなったロディマスコンボイは失踪してしまう。その夜、サイバトロンの様子を偵察していたワイルドライダーとデッドエンドと遭遇。カーチェイスの末にロディマスコンボイは崖から落下し意識を失い、体内から外れたマトリクスを奪われ、ホットロディマスに戻る。サイバトロンにより介抱されたホットロディマスは目を覚ましマトリクスを取り戻すように言われるが、終わりのない戦いに嫌気がさしていたホットロディマスはその場を去る。それでも悩むホットロディマスは先に助けた剣道師範から、「無の境地を得て自分の運命に従う」教えを請け、迷いが晴れる。街ではマトリクスの力に取り付かれたスカージが暴走していたが、ホットロディマスは彼との戦いの末にマトリクスを取り戻し、ロディマスコンボイに戻る。自分自身も取り戻したロディマスコンボイはチャーたちから賛辞を受け、総司令官に戻る。

第31話・最終話「コンボイの復活 パート1」「コンボイの復活 パート2」ではコンボイの夢を見続け、再びリーダーとしての資質に悩むロディマスコンボイだったが、そこにコンボイのボディが発見された知らせを聞き、シリコンバレー研究所に向かう。しかしそれはトランスフォーマーに恨みを持つモーガン博士の罠であり、研究所に入った仲間たちは宇宙ペストに感染してしまう。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:85 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef