ロッテルダム国際映画祭(ロッテルダムこくさいえいがさい、International Film Festival Rotterdam, IFFR)は、オランダのロッテルダムで開催される映画祭。1972年に始まり、毎年1月の終わりに開催されている。1995年の第24回以降は、長編映画のコンペティション部門の上映作品を、長編初監督作品か、長編2作目に限っている。このため、新人監督に賞を授与する映画祭となっている。 最高賞の最優秀作品賞は「タイガー・アワード」と呼ばれ、1995年から導入された。「長編作品タイガー・アワード」(2015年までは毎年3作品選出)と「短編作品タイガー・アワード」の2種類からなる。 その他に「The Big Screen Award」「観客賞」「Dioraphte Award」「国際映画批評家連盟賞」「MovieZone Award」「KNF Award」「NETPAC Awards(最優秀アジア映画賞)」などの賞があり、フィルム・マーケットでも「Eurimages Co-Production Development Award」「ARTE France Cinema Award」などの賞がある[2]。 年日本語題原題
概要
FIAPF公認の映画祭ではないが、来場者数355,000人、上映作品数700本(2008年)という規模はヴェネツィア国際映画祭よりも遥かに大きく、ヨーロッパではカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、エディンバラ国際映画祭、ロカルノ国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭などと並び最も重要な国際映画祭である。
映画祭ロゴマークはトラ。
ヨーロッパの映画祭の中でもインディペンデント映画やアジア映画を多く紹介するのが特徴である。
映画祭ディレクターは、第25回(1996年) - 第33回(2004年)はイギリス人のサイモン・フィールドが、第34回(2005年) - 第36回(2007年)はサンドラ・デン・ハマーが、第37回(2008年)からはルトガー・ウォルフソンが務めている[1]。
賞
タイガー・アワード (長編作品)
(英語題)監督製作国
第24回
(1995年)冬の河童N/A風間志織 日本
N/AThalassa, Thalassa, Ruckkehr Zum Mmer
(Thalassa,Thalassa-Return to the Sea ) ⇒[1]Bogdan Dumitrescu ドイツ
ルーマニア
N/A?差
(Postman
香港
第25回
(1996年)N/A儿子
(Sons ) ⇒[3]チャン・ユアン(英語版) 中国
渚のシンドバッド(Like Grains of Sand )橋口亮輔 日本
N/ASmall Faces ⇒[4]ギリーズ・マッキノン(英語版) イギリス
第26回
(1997年)豚が井戸に落ちた日??? ??? ?? ?
(The Day a Pig Fell into the Well )ホン・サンス 韓国
N/APosledniye kanikuly
(Last Holiday ) ⇒[5]Amir Karakulov カザフスタン
N/ARobinson in Space ⇒[6]Patrick Keiller イギリス
第27回
(1998年)N/AGiro di lune tra terra e mare ⇒[7]Giuseppe Gaudino イタリア
N/AKnoflikari
(Buttoners ) ⇒[8]ペトル・ゼレンカ(英語版) チェコ
N/ADie Siebtelbauern ⇒[9]シュテファン・ルツォヴィツキー オーストリア
ドイツ
第28回
(1999年)フォロウィングFollowingクリストファー・ノーラン イギリス