ロックマンX4
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ロックマンX4
Megaman X4ジャンルアクションゲーム
対応機種PlayStation[PS]
セガサターン[SS]
Microsoft Windows
ゲームアーカイブス[GA]
開発元カプコン
発売元カプコン
人数1人
メディア[PS / SS / Windows]
CD-ROM1枚
発売日PS / SS版:1997年8月1日
Windows版:1998年12月3日
GA版:2014年12月17日(2019年12月13日配信終了)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI:7
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『ロックマンX4』(ロックマンエックスフォー、ROCKMAN X4)は、1997年8月1日にカプコンからPlayStationセガサターン用に発売されたアクションゲームである。
概要

ロックマンXシリーズ第4作にして、シリーズ10周年記念作品の第3弾。ゼロが全般的に操作できる正式なプレイヤーキャラクターになったことに加え、アニメカットシーンやボイスの導入、グラフィックや音源の鮮明化など、ハード移行に伴ってより高い表現力を実現している。ゲーム内アニメパートは『ロックマン8 メタルヒーローズ』と同様、XEBEC(現・Production I.G)が製作を担当している。ゲームアーカイブス版では、『ポケモンショック』の影響後、点滅表現が変更や削除されるなどの対応がとられていない(ただし、2018年7月25日にPC版で発売され、後に同年7月26日にコンソール版で発売された『ロックマンX アニバーサリー コレクション』では、点滅表現が変更や削除されるなどの対応がとられている[注 1])。

本作ではゲーム開始時にエックスとゼロのどちらかを選択する「ダブルヒーロー制」を導入している。ゼロの攻撃は前作のバスター主体からゼットセイバー主体へと変更され、従来のシューティング感覚の強い操作性と一線を画したその操作性は、後続の作品にも強く影響を与えている。ストーリーの内容は根本こそ同じだが登場キャラクターや挿入される展開が多少変わり、ゼロの場合はより濃密となっている。しかし、それに反してエックスの扱いが軽すぎるため、「影が薄くなった」事を非難されている[1]

パッケージデザインはPS版は従来と同じく各キャラクターを載せたものとなっているが、SS版では暗闇の中にスポットライトのような光を当てられたゼロが一人だけ佇んでいるというデザインに変更されている。

スペシャルリミテッドパックとして、エックスのアルティメットアーマーの立体キットが同梱された限定版も同時発売された。
ストーリー

大規模な災害時に迅速な対応をするために設置されたレプリロイドで構成された軍隊、レプリフォースはイレギュラーハンターと共にイレギュラーを回収していた。両者はこれまでお互いに助け合い、協力しながら、それぞれの任務を行っていた。

だがある日、巨大イレギュラーによって、空中都市スカイラグーンが占拠されその影響で下の町に落下、巨大イレギュラーがレプリフォース仕様のものであった事、レプリフォースの主力戦力として採用されている「ノットベレー」の姿が現場で見受けられた事などから、レプリフォースに疑いがかかる。

この事態にイレギュラーハンター側は、現場にいた指揮官・カーネルに事情聴取の為の投降を要請したが、軍人としてのプライドを優先したカーネルはこの要請を拒否。その結果、巨大な軍事力を持ったレプリフォースが最高司令官・ジェネラルをリーダーとして一斉にクーデターを起こし、各地を占拠してしまった。

イレギュラーハンター司令部は直ちにレプリフォース全体をイレギュラーと認定し、エックス、及びゼロに出撃命令を下した。
ゲーム内容
システム

対応ハードがSFCからPS・SSへ移行したことに伴い、本作で追加及び変更されたシステム・仕様を記載する。
ダブルヒーローシステム
前述通り、本作ではゲーム開始時にエックスかゼロのどちらかを選択して進行する形式が取られている。選択したキャラクターによって操作性やストーリー展開、会話内容が変化する。ただし、一度選ぶとデータを上書き、消去しない限り変更はできない。
記録方式
ゲームの記録がパスワード方式から外部・内部メモリへのセーブ方式に変更された。これによりパスワード入力の手間が省略されたが、セーブデータはメモリ媒体1つにつき3つまでしか作れない。Windows版では記録箇所の切り替えができるためさらに3つ作成でき、総計6つまで作れる。
ステージ分割
本家シリーズの『ロックマン8』同様、ステージが前半・後半に2分割された。前半最深部に到達すると後半ステージに移動し、体力・武器エネルギー共に全快する。後半でゲームオーバーになった場合は、後半から再開できる。ただしステージ分割は基本的に本作のみの要素になっている。
その他の追加・変更点


ステージ中に登場する中ボスにも体力ゲージが表示されるようになった。

体力・武器エネルギー回復アイテムには従来の大・小に加え、最大値まで回復する「MAX」が登場した。

体力ゲージ下に残機数、武器エネルギーゲージ上に特殊武器の残弾数が表示されるようになった。

ゲージに目盛りが表示されなくなり、武器エネルギーゲージはカラーが統一された。

サブタンクの最大数が2個に減少した(従来は最大4個)。また、武器エネルギー用のサブタンクも登場した(こちらは最大1個のみ)。

サブタンクは体力満タン時でなくとも、取得するだけで蓄積されるようになった。

初期残機数を3機から5機に増加させる「EXアイテム」が登場した。

エックスバスターにはボタンが2つ割り当てられている(デフォルトでは□・△ボタン[注 2])。そのため、特殊武器選択中もエックスバスターを併用可能になった。ただし両ボタンで同時にチャージを行うことはできない。

アームパーツを装備した際、従来は通常の2段階目チャージの延長上に新たに3段階目以降のチャージが追加される形であったが、本作以降は2段階目のチャージショットそのものが変化する形になった。

X2』『X3』に実装されていた「ギガクラッシュ」「ハイパーチャージ」などの「敵からのダメージによってエネルギーを蓄積させ、満タン時に使用可能になる特殊攻撃」に本作からは「ギガアタック」という名称が与えられ、且つ同攻撃専用の「ギガアタックボタン」が追加された(デフォルトではR2ボタン)。

エックスの特殊武器は、ミスからの再開時にも全快するようになった。また、従来に比べて消費エネルギー(特にチャージ版)が全体的に増加している。

ボス戦前に会話デモが挿入されるようになり、キャラクター性がより濃密なものになった。

ボス戦の直前に、画面上に警告音と共に「WARNING(ワーニング)」の文字が表示されるようになった。この演出は後のシリーズタイトルでも多く採用されている。

各ボスキャラクターは弱点以外の特殊武器に対する耐性が高められている。そのほとんどは無効で弾かれてしまったり、有効であっても全くダメージを与えられなくなっている。

ボスの無敵時間中にバスターをヒットさせた場合は弾が弾かれるようになり、連射力に多少の影響が出るようになった。

エックスのアーマー(一部のみ装備している場合も含む)は非戦闘時には外しており、戦場到着時に装着するようになった。

登場キャラクター
メインキャラクター
イレギュラーハンター
エックス(X)
- 伊藤健太郎イレギュラーハンター第17部隊隊長の役職についている戦闘用レプリロイド。ゼロルートでは登場しない。仲間であるレプリロイドを破壊するという罪悪感と、大切な人たちを守るという使命感の2つの感情に苦悩する。ゼロに比べると今回のストーリーとの関わり自体は希薄だが、自身がイレギュラー化する可能性を危惧したり、そのときにはゼロに倒される運命になることを予感するなどと、シリーズの根幹に関わる展開が目立つ。
ゼロ(Zero)
声 - 置鮎龍太郎第0特殊部隊移籍と同時に隊長となった。レプリフォースの反乱により、旧友であるカーネルと対峙する事となる。イレギュラーハンター司令部より、エックスと共にレプリフォースのクーデターを鎮圧せよと命令を受ける。本作からはバスターではなく近接武器である「ゼットセイバー」を主要武器として扱うようになる。エックスルートではエンディングのみの登場だが、その場面での彼の台詞は後のシリーズの展開に関する重要な伏線となっている。
レプリフォース
ジェネラル(General)
声 -
大友龍三郎レプリフォースの陸軍、海軍、空軍、宇宙軍を統括する最高司令官。ボディのカラーは金色を基調としている。シリーズ屈指の巨大レプリロイド。実力はもちろん、人格にも優れ、部下からの人望も厚い。両腕部に光学兵器などを仕込んでいて戦闘の際にはこれを駆使して戦う。元々はクーデターを起こす気など更々無く、シグマの唆しにも全く耳を貸さなかったが、シグマの仕組んだイレギオンによる暴走が原因で、反逆者の汚名を着せられてしまい、部下達の身を守る為に、やむなく宣戦布告する。クーデター勃発後は宇宙にある、占領したコロニーレーザー(=ファイナル・ウェポン)に向かい、そこで戦争の指揮を取っていたが、その後乗り込んできたエックス・ゼロと交戦するも、その道中にファイナル・ウェポンがシグマに悪用され照準が地球に向けられていることを知り、最後は自身のしたことの愚かさを詫びながら、自爆行為で自らのボディをぶつけることで破壊させると同時に壮絶な最期を遂げた。


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