ロックフェラー大学The Rockefeller University
ファウンダーズ・ホール
旧称ロックフェラー研究所; ロックフェラー医学研究所
モットーラテン語: Scientia pro bono humani generis
(日本語訳)人類の幸福のための科学
モットー (英語)Science for the Benefit of Humanity
種別私立大学
設立年1901
資金$1.65 billion[1]
学長
ロックフェラー大学(ロックフェラーだいがく、英語:Rockefeller University)は、アメリカ合衆国ニューヨークにある私立の大学院大学で[2]、生物学・医学分野の大学院生やポスドクの研究生を対象とし、マンハッタン島のアッパー・イースト・サイド地区ヨーク・アベニューの63丁目から68丁目の間に位置する。
この学校の関係者から、23人のノーベル賞受賞者を輩出している。またこの大学では科学史における大発見が数多くなされており、例えばDNAが遺伝情報を伝える物質であることや、血液型の存在、ウイルスが癌を引き起こすこと、抗体の構造、ヘロイン中毒患者へのメサドンの処方、エイズのカクテル療法、体重を制御するホルモンであるレプチンなどは、この大学で発見された。 この大学は、慈善家として知られる石油王ジョン・ロックフェラーが1901年に設立した「ロックフェラー医学研究センター」を前身とする[3]。また、ジョン・ロックフェラーは1889年にシカゴ大学も設立している[4]。 この大学の歴史はロックフェラー家と密接に関わっており、例えばデイヴィッド・ロックフェラーは2017年に死没するまで名誉総長であった。1965年には、教育の機能も受け持つことになり、名称をロックフェラー大学と改めた。
歴史
野口英世は1904年よりロックフェラー医学研究所で研究に従事し、現地で撮影した岡田満らとの写真が残っている。
概要
研究室 80以上
科学者 約190人
ポスドク 約360人
職員 約1325人
博士課程 (Ph.D.) 約150人
医学研究者養成課程 (M.D. -Ph.D) 約50人
卒業生 約1,150人
研究分野
生化学、構造生物学、化学
分子、細胞、進化生物学
免疫学、ウイルス学、微生物学
医学、ヒト遺伝子
神経科学
物理学、数理生物学