ロス・セタス
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ロス・セタスロス・セタスのロゴマーク
設立1999年
設立者オシエル・カルデナス・ギリェン
アルトゥーロ・グスマン・デセナ
設立場所 メキシコ
タマウリパス州ヌエボ・ラレド
首領エリベルト・ラスカーノ
ミゲル・トレビーニョ・モラレス
オマール・トレビーニョ・モラレス
ホセ・マリア・ギザール・バレンシア
活動期間1999年 - 現在
活動範囲 メキシコ
アメリカ合衆国
グアテマラ
エルサルバドル
ホンジュラス
コスタリカ
ニカラグア
 コロンビア
ペルー
パナマ
ベネズエラ
構成民族多民族だが主にメキシコ人とラテン系アメリカ人
構成員数
(推定)20,000?50,000
主な活動麻薬密売、人身売買、武器密売、殺人強姦拷問誘拐恐喝密輸資金洗浄放火ハッキング著作権侵害窃盗売春
友好組織フアレス・カルテル
ティフアナ・カルテル マラ・サルバトルチャ
コーサ・ノストラ
カモッラ
敵対組織メキシコ軍
メキシコ連邦警察
ガルフ・カルテル
シナロア・カルテル
テンプル騎士団カルテル
ハリスコ新世代カルテル

ロス・セタス(スペイン語: Los Zetas)は、メキシコ犯罪組織麻薬カルテルアメリカ政府は「メキシコで最も危険な麻薬カルテルである」としている[1][2]
概要

ガルフ・カルテルに所属していた元メキシコ陸軍特殊部隊隊長のアルトゥーロ・グスマン・デセナ大尉が、元同僚や部下の隊員30人を高給で雇い入れ、同カルテルの傭兵部隊として結成したことが起源[3]2003年シナロア・カルテルとの抗争に参加して千人以上の死者が出る壮絶な抗争を行い、シナロア側を交渉に追い込みガルフ・カルテルの存続を助けた。

2010年2月にガルフ・カルテルから分離独立しており[4][5]、現在対立状態である。2017年時点で結成初期の構成員はほぼ全員逮捕・殺害された状態であり、彼らに指導・統率を受けていた者達が数多の分派に分かれて内部対立を起こしているといわれている[6]
歴史
語源

ロス・セタスの名前の由来は創設者の一人であるアルトゥーロ・グスマン・デセナ(Z-1)に因んで命名された。 グスマンが現役将校時代に与えられていた連邦警察無線コード「Z-1」に由来している[7][8]
創設

1997年にガルフ・カルテルのリーダーに就任したオシエル・カルデナス・ギリェンは、組織の拡大をするために敵対組織との抗争事件を多発・激化させた。オシエル・カルデナス・ギリェンは組織の壊滅を恐れており、 ガルフ・カルテルと指導力を敵対する麻薬カルテルやメキシコ軍、連邦警察から守るために協力者を探していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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