ロジャー・スクルートン
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ロジャー・スクルートン
Roger Scruton
ピート・ヘルムにより撮影された写真
生誕 (1944-02-27) 1944年2月27日[1]
イギリス
イングランドリンカーンシャー・バスリングソープ
死没 (2020-01-12) 2020年1月12日(75歳没)
イギリス
イングランドウィルトシャー・ブリンクワース
学派分析哲学伝統保守主義
研究分野美学倫理学政治哲学
影響を受けた人物

ジラールバークカントウィトゲンシュタインジョン・ラスキンヘーゲルオークショットアンスコムレオ・シュトラウスサルトルヴェイユフッサールド・ゴールスティーヴン・ダーウォルマルティン・ブーバードストエフスキーT・S・エリオットワーグナーカフカリルケセーレン・キェルケゴールマルコム・バッド

影響を与えた人物

ティム・クレーン、マーク・ドゥーリー、ダグラス・マレー、アンソニー・オーハー、ジャイルズ・フレイザー、モーリス・グラスマン (グラスマン男爵)、エド・フセイン、アリシア・ゲシンスカ、アレグザンダー・ストッダート、マルワ・アル・サブーニ、クリスティーナ・ホフ・ソマーズ、レイモンド・タリス、マルコム・バッド

公式サイト ⇒www.roger-scruton.com
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ロジャー・ヴァーノン・スクルートン卿(Sir Roger Vernon Scruton、1944年2月27日 - 2020年1月12日)は、イギリス哲学者美学者作曲家保守思想家ロンドン大学バークベック・カレッジ教授。

美学ではモダニズム建築、近現代音楽の批判を行った。政治哲学においては、極めて英国的な独自の保守主義を展開し、社会主義共産主義だけでなく新自由主義をも批判した。
経歴

イングランドリンカンシャー出身。

1973年、 学位論文「芸術と想像力――心の哲学の一論考(Art and imagination, a study in the philosophy of mind)」によりケンブリッジ大学ジーザスカレッジPh.D.。指導教員はエリザベス・アンスコム(Elizabeth Anscombe)。後に学位論文は「芸術と想像力(Art and imagination)」の題で処女作として出版される。
思想
美学

ポール・ガイヤー(Paul Guyer)は、自著『A History of Modern Aesthetics: The Twentieth Century』の中で、「ウォルハイム(Richard Wollheim)以降、最も重要なイギリスの美学者はロジャー・スクルートンである」と述べている[2]。スクルートンは分析哲学者として訓練を受けたが、他の哲学の学統にも惹かれた。2012年には「私は、哲学が芸術や文学から離れてさまようとき、すぐにその痩せこけた枯れた表情に心を打たれ続ける(I remain struck by the thin and withered countenance that philosophy quickly assumes)」と記している[3]。スクルートンは、生涯を通じて美学を専門とした。1971年から1992年までバークベック・カレッジで美学を講じた。スクルートンの博士論文は、彼の最初の著書『芸術と想像力』(1974年)の基礎となり、その中で「美的関心を他の類と区別するものは、それ自体のために何かを鑑賞することを含んでいるということである(what demarcates aesthetic interest from other sorts is that it involves the appreciation of something for its own sake)」と論じた[4][5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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