トルコ軍によるロシア軍機撃墜
ロシア軍機が基地を発進してからトルコ軍に撃墜されるまでの飛行経路。水色と灰色はトルコ側主張、赤色はロシア側主張の飛行経路。
戦争:シリア内戦[1]
年月日:2015年11月24日[1]
場所:シリアとトルコの国境付近上空[1]
結果:トルコ軍がロシア軍機を撃墜[1]。
交戦勢力
トルコ ロシア
指導者・指揮官
レジェップ・タイイップ・エルドアン ウラジーミル・プーチン
戦力
F-16戦闘機[1]Su-24戦闘爆撃機[1]
損害
経済制裁を受ける[1]。1機撃墜
2人戦死[1]
シリア内戦
ホムス
ドゥーマ
ロジャヴァ革命
ホウラ虐殺
アレッポ
ダマスカスの火山とシリアの地震
グータ
ラッカI
ラッカII
コバニ
生来の決意
パルミラ
ラマダン攻撃
イドリブT
ロシア軍による空爆
ロシア軍爆撃機撃墜事件
ロシア軍爆撃機撃墜事件(ロシアぐんばくげききげきついじけん)は、2015年11月24日にトルコ・シリア国境付近で、ロシア空軍の戦闘爆撃機がトルコ軍に撃墜された事件。 2015年11月24日9時20分頃、トルコとシリアの国境付近で、ロシア空軍のSu-24戦闘爆撃機がトルコの領空を侵犯したとして、トルコ軍のF-16戦闘機に撃墜され、シリア北部に墜落した。トルコ軍は国籍不明機2機が領空を侵犯したと認識し、10回警告したが領空侵犯を続けたため1機を撃墜したと主張している。Su-24の乗員2人が死亡したとみられる。乗員2人は緊急脱出装置で脱出したが、シリア反体制派武装勢力は同日夕方、「乗員2人を射殺した」と発表した。ロシアも「乗員1人が脱出後に地上から銃撃を受けて死亡した」と発表している(もう1人は消息不明)。Su-24は撃墜される前、シリアのトルコ系少数民族トルクメン人の居住地域を爆撃していたという。また、乗員の捜索にあたっていたロシア軍のヘリコプターがシリア反体制派によるとみられる攻撃を受けて損傷し、政府軍支配地域に不時着し、乗員1人が死亡したという[2][3][4][5]。 ロシア軍は10月3日にも、トルコの領空を侵犯したとしてトルコから抗議を受け、「操縦ミスだった」と説明している[6]。 ロシアのニュース通信社「スプートニク」によれば、パラシュート降下中のパイロットを殺害した、トルコの極右武装組織「灰色の狼」所属のアルプアルスラン・チェリクをトルコ・イズミール市でトルコ当局が武器の不法所持の容疑で拘束したという。 また、Su-24を撃墜したトルコ軍パイロットも2015年の11月にトルコ当局により逮捕されたとのことである。 ウラジーミル・プーチン大統領は「トルコとの国境から1キロのシリア領内の上空6000メートルで撃墜された」と領空侵犯を否定し、「テロの共犯者による背後からの攻撃で(ロシア兵の命が)失われた」「爆撃機はトルコに脅威を与えていなかった。
概要
各国及び国際機関の対応
ロシア