ロシア・ルーブル
российский рубль(ロシア語)
新しく発行された2000ルーブル紙幣
ISO 4217
コードRUB
中央銀行ロシア中央銀行
ウェブサイトwww.cbr.ru
ロシア・ルーブル(ロシア語: рубль、rouble/ruble)は、ロシアの通貨単位である。ロシア語での発音に沿ってルーブリと表記する場合もある。国際通貨コード(ISO 4217)はRUB(1998年のデノミネーション以前はRURを使用)[1]。
ルーブルの通貨記号 (₽,) は、2013年12月11日にロシア中央銀行により制定が発表された[2]。補助通貨はカペイカ(コペイカとも、ロシア語: копейка、kopek/copeck)で、1ルーブルは100カペイカである。
ルーブルの通貨単位は、ロシア帝国から旧・ソビエト連邦でも使用された。
ロシア・ルーブルはロシアが一方的に併合を宣言したウクライナの一部と、ロシアの軍事支援によって独立したアブハジア、南オセチアにおいても使用されている。 ロシア領アメリカを開発しているときの1800年に金本位制を採用した。[3] 1935年にフランス・フランとリンクした。為替レートが貿易用と貿易外で別に設定された。11月、ルーブルの単位あたり金含有量は0.17685グラムとされ、相場が1ルーブルあたり3フランス・フランと決められた。しかし翌1936年10月にフランス・フランが切り下げられたので、1ルーブルあたり4.25フランス・フランに相場が変更され、ルーブルの単位あたり金含有量も0.17595グラムに改訂された。フランス・フランがどうしても安定しないので、1937年以降はUSドルにリンクした。1ドルあたり5.3ルーブルと定められ、またルーブルの単位あたり金含有量は0.16767グラムに引き下げられた。[3] ソ連は1947年12月に10分の1のデノミネーション(デノミ)を行った。西ドイツと違って、預金や国債等は優遇された。受益者の実質所得は上昇した。[3]
歴史
旧ソ連時代
ソ連国家労働貯蓄金庫の預金については三段階の優遇レートが適用された。一段目は3千ルーブルまでの等価交換を保障した。二段目は3千ルーブルから1万ルーブルをデノミするが、1/10ではなく2/3とした。三段目は1万ルーブルを超過した預金額をデノミするが、やはり1/10ではなく1/2とした。
共同組合・コルホーズ預金はデノミするが、1/10ではなく、4/5とした。
国営企業と官庁の記帳残高は等価交換された。旧残高はそのまま新残高となった。
国債は、その発行年度によりデノミ率を異にしたが、いずれにしても1/10ではなかった。1939-46年発行のものは額面3ルーブルにつき、1948年発行の新国債額面1ルーブルと交換された。1/3のデノミである。1938年以前発行のものは額面5ルーブルにつき、1947年発行の新国債額面1ルーブルと交換された。